大恋愛で結ばれたカップルは長続きしない?結婚後の喪失感は大きい

多くの困難や、苦労、周囲からの反対を乗り切って大恋愛を果たしたカップルは、結婚後もその結びつきは強い!

……と思われがちですが、意外と結婚後に早々に離婚してしまう夫婦も少なくはありません。

一方で、お見合いや婚活で知り合って短い期間で結婚したカップルが長続きするということもよくあることです。

本来は逆じゃないの?と思われがちですが、これは人間の心理による『獲得感』と『喪失感』による作用だったりします。

今回は、そんな大恋愛カップルでも別れる獲得感と喪失感についての話をしていこうと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

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大恋愛をしたカップル程、結婚後の喪失感は大きい

そっぽむくカップル

互いに協力をして困難を乗り越えた!彼(彼女)が助けてくれた!年齢なんて関係ない!難病を二人で乗り越えた!

まあ、様々な形式で漫画やドラマのような大恋愛をして結婚にいたるという人も世の中には少なくないのではないでしょうか。.

漫画やドラマでは結婚がゴールのように、そこで物語は終わってしまいますが、現実はそこからまだ先が続いていきます。

結婚をし、子供を作り、家族を作って過ごしていく。ありふれた平凡な幸せの光景を想像するでしょうが、実は意外と大恋愛を果たした夫婦は早々に離婚をしてしまうことが多かったりします。

「えっ!?」

と思うかもしれませんが、逆にお見合いなどで結婚した夫婦の方が比べると長続きしたりするんです。

「や、普通は逆でしょう」

と思われるかもしれませんが、これは人間の『獲得感』と『喪失感』という無意識の心理が関わってくるものなのです。

恋愛中の恋人カップルは、無関心から知人、そして友達から恋人と段階を踏んでステップアップしてきた結果かと思います。

その恋に困難があれば、その結びつきも強くなり、困難を乗り越えようと互いの信頼もましていくものです。総じて、達成して結婚した時に大恋愛を経験したと感じ入ることでしょう。

そうですね、徐々に点数を積み上げていった結果といって申し分ありません。

ですが、恋愛中の男女と結婚後の男女はガラリとその関係は変わってきます。他人から家族になることで精神的な遠慮やいままで格好つけてきていたことが緩み、その人の本当の姿が浮き彫りになっていきます。

恋は盲目というように、恋愛中は相手のマイナス点は意外と見つかりにくいもの。

そして、釣った魚に餌はやらないといわれるように、男性は結婚後に女性に対して急に冷たい態度を見せる人もいます。

さて、それらが見えてくるということは、いままでプラスばかりしていた好感度という点数がマイナスに転じてきます。

これが『喪失感』です。

あんなにも、やさしかった人が!あんなにも頼もしかった人が!あんなにも格好よかった人が!

失望の仕方はさまざまですが、誰しもが一度は他人に「こいつはダメだ」と失望をするときは凄く早いんです。

特に期待していれば、期待をしている程にその喪失感は大きいといえるでしょう。

となると、大恋愛をしたような夫婦は相手に対して期待や信頼がMAXの状態であるわけですから、その期待や信頼を失うようなことや、失うに足る今までに見えなかった本性が見えてしまうと一気に大恋愛の熱が冷めるのです。

その感情が『好き』から『嫌い』に傾いてしまうと、もはや修正はできなくなって、あんなにも大恋愛をしていたのに別れてしまうという結果になってしまうということも少なくありません。

 

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見合いなどの婚活カップルの方が結婚後うまくいく?恋愛のテクニック

夕焼けのカップル

では、大恋愛とは逆にお見合いや婚活サイトなどで知り合った男女が結婚後も意外とうまくいき、長続きすることもあります。

見合いや婚活は相手の本性が見えないまま、結婚を目的として早々に結婚する為に長続きしないという人もいますが、その辺りは相手の条件だけをみた婚活の結果ではないかと思います。

 

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恋愛・婚活

 

恋愛心理学では、最初は無関心やマイナス評価からでも、プラスになるものが後付けであれば一気に評価が上がるとされています。

わかりやすい例としてはは、古典的な漫画でよくあるような近寄りたくもない不良が、捨てられた犬猫にやさしい姿を見せる場面に遭遇したときなどですね。

これは、普段プラス評価のやさしい人が徐々に積み上げていくよりも、人間の心理としてマイナス側の人間がやることによりギャップによって大幅に心象評価というものは上がるものなのです。

冷静に考えれば、マイナス評価の人間が多少善行をおこなったとしても、それは立派でも何でもなく普通の人にとっては、当たり前のことなんですが、不思議なことに人の心理ってそういう揺さぶりや美談に弱いものなのです。

ですので、お見合いや婚活での出会いのスタートは互いに無関心の男女からのスタートです。

結婚が目的なのでこれは、と想う人があらわれたら半年から一年程度で結婚してしまうのが普通といえば普通でしょう。

さて、そもそも評価もなく突然あらわれた相手です。プラスでもマイナスでもありません。

そのような相手ですので、少しずつ相手のいい部分を見つけて関係を深めていきます。

つまり、見合いや婚活は恋愛初期の状態で結婚をするので、まだ感情のピークは迎えていませんよね。だから、まだ互いにダラついた関係にならずにいられるのです。

それこそが、最初こそトキメキはなかったとしても、結婚後に大きく信頼や愛が育っていく『獲得感』に繋がっていくこととなりえ、これからという意味でも長続きする結果になりやすかったりします。

人間って怒りや恋といった感情というものを持続するのが難しい生き物です。ですので大恋愛のように、すでに恋のピークが過ぎてしまった結婚関係よりも、結婚をしながら恋をして積み重ねているという感情の状態ということですね。

ちなみに、これは気になる異性がいたときに落とす駆け引きのテクニックにもなるものです。

最初こそ、そっけなくしつつ、少しずつ気遣ったりやさしくしたりする頻度を増やしていくと、この『獲得感』が生まれやすくなり、相手からの好評価を得られやすくなるというものです。

ただし、いくらそっけないようなマイナス評価スタートを演出する為とはいえ、やり過ぎてしまうとただ嫌われて、やさしい態度をとっても「キモイ」「何考えているのかわからない」となるだけですので、気を付けましょう。

 

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まとめ

さて、大恋愛の結婚は長続きしない?についてまとめてみました。

もちろん、長続きしないとはいっても全部が全部ではありませんし、このあたりは夫婦の関係やそれまでに築いた信頼や情によるものが大きいので一概にはいえません。

しかし、恋愛もピークを過ぎてしまうと最初の頃のようなトキメキなどはなくなり、嫌いな部分やいままで見えなかった容認できない部分が出てくると一気に無関心や嫌いになってくるものです。

自分を見せすぎて、相手に失望されないようにするのも夫婦のあり方ではないかと思います。

本記事が何らかの参考になるのでしたら幸いです。

 

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