床の座りすぎは腰痛のもと?猫背と血行不良にならない姿勢対策

自宅で仕事などをするようになり、ひょっとして床に座ってパソコン作業などをしていませんか?

そうですよね、手狭なワンルームなどではなかなか場所を取る机と椅子をセットで買えなかったり、和室だったりしたらそもそも洋風の椅子もありません。

だからといって、床にずっと座っているのは腰痛のもととなりますし、猫背になったり血行不良で痔になってしまうかもしれません。

ですので、ここでは少しでも腰の負担を減らす為の対策をお伝えできればと思います。

 


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座り方による身体の負担

さて、あなたはパソコンやテレビを見るとき、あるいはゲームなど長時間床に座るときにどのような座り方をするでしょうか?

実は座り方によって腰や身体への負担というものは違ってくるものです。もしその姿勢を長時間続けていたらいずれ影響が目に見えてでてくるでしょう。

特に腰痛が酷くなると腰の痛みだけでなく便秘や下痢といった症状が出てきます。便秘ですと便が硬くなってしまって肛門を傷つけて痔になってしまうこともあり、下痢だと腸を傷つけて知らず深刻な大腸の病気になってしまうこともあるんです。

ああ、疲れた。とバキバキッと関節が音を鳴らすだけでしたら一時的なものでしょうが、蓄積するとよくないことだらけです。まずは座り方によってどこに負荷がかかるか見てみましょう。

【あぐら】

男性の一般的な座り方であり、女性もズボンのときはすることがありますよね。床に座るときは一番多く見かける座り方かと思います。

しかし、この座り方。楽だと思えるでしょうがかなり腰に負荷がかかるんです。あぐらでシャキッと座れるのなんて最初だけで無意識に少しずつ前傾姿勢になっていきますよね。つまり、その分腰に負荷がかかるということです。

しかも、自然と猫背を作ってしまうんです。これは腰によくありませんよね。

さらにお尻に全体重が乗り、圧迫することにより血行の不良。曲げている姿勢により股関節にも少なからず負荷がかかります。あぐらで長時間座って足が痺れる経験はありませんか?それは血流が悪くなり、知覚神経に影響を及ぼしているからです。

【長座】

身体の柔らかめの女性が好む傾向があり、あぐらで疲れを感じると足を伸ばして座るようになりますよね。

確かにとても楽な姿勢で厳しい人からすれば「だらしない」といわれてしまう姿勢ともいえるでしょう。しかし、確かに足は圧迫するところがありませんがお尻で全体重を支えているのは変わりありませんので、お尻が痛くなったり血行不良を及ぼすのは変わりありません。

姿勢も足を伸ばした状態ですからバランス的に腰をピンと伸ばすということはしないでしょう。つまり、腰に負荷がかかりやすく猫背になりやすいということです。

【横座り】

女座りともいいます。男はほとんどやりませんが、女性はこの座り方する人多いですよね。

しかしこれ、お尻にあまり負荷はかかりませんが無意識にバランスを調整しているのは腰です。要するに一番腰に負荷がかかってしまうんですよ。

さらに人って気づかないうちに方向的な癖というものがあるんです。だからいつも同じ姿勢になってしまうことで、同じ方向に負荷がかかることからいつの間にか骨盤が曲がってしまうおそれがあります。

しかも、足にも負荷がかかってしまうのであまり座り方としてはよくないといえるかもしれません。

【女の子座り】

その名の通り、女の子専用の座り方といっても過言ではないかもしれません。男は骨格などの関係からできる人は少ないのです。

外側に曲げた両膝の状態でペタンとお尻を落とすこの座り方。実はよくない座り方でもあります。負荷がかかるのは股関節・腰でやり続けると骨盤がゆがむことがあるそうです。

つまり腰痛の原因になってしまうんです。若いうちから女の子座りをすると成長にもよくないと言われているので、あまり長時間はしない方がいいでしょう。

【体育座り】

学校の体育で習う定番の座り方ですよね。膝を曲げ、手を回してバランスを取る座り方です。

しかしこの体育座りですが、もっとも腰にダメージがあることはご存じでしょうか?お尻に体重が乗るので負荷がかかることは当然ですが、この体育座りを第三者視点で想像してみてください。どうしても前のめりになり猫背を誘発してしまいますよね。

つまるところ、猫背になってしまうことで腰痛も引き出してしまうのです。できれば体育座りのような姿勢は避けた方がいいでしょう。

【正座】

意外なことに、一番皆が苦手だと思うであろう正座がもっとも人の身体に負荷の少ない座り方なんです。

姿勢を思い浮かべてみてください。お尻は足の上に置かれるので圧迫されず、腰は自然とスッと伸びるので人体にとっても悪い姿勢ではありません。

いやいや、足に負荷がめっちゃかかるじゃん!と思うかもしれませんが、体重で圧迫されて痺れるのは悪い正座の姿勢をしているからです。それに、痺れるとしても一時的なもので、余程おかしな正座をしなければ、どこがゆがむというものではありません。

ただし、膝などの持病をお持ちの方はしない方がいいでしょう。

 

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じゃあ、どう座ればいいの?

いくら正座がいいと言われても、正座なんてしたくない!という人が多いですよね。椅子に座ってしまえるのならそれで解決ですが、家によってはそういうわけにはいかないこともあります。

やはり長時間床に座っているというのは身体によくないのです。ですので、対策としてはさほど多くはありませんがいくつかあげてみましょう。

【壁を背にする】

壁のない家なんて存在しません。仮にあったとしても、それは家の定義としてはいかがでしょうか。

そう、壁を背もたれにすることで腰への負担を軽減するんです。背もたれができることで、自然と腰は伸びますので負荷は何もないよりかなり軽減されます。

それでも長時間はお尻や腰が痛くなるというのであれば、クッションを入れるなりすればさらに負荷は軽減されるかと思います。

 

 

【適度に休む・運動をする】

要するに、長時間座っているから血行も悪くなるし、腰も痛くなるのです。

ならば集中する時間を決めて、腰やお尻が痛くなる前に立ち上がり、軽めの運動をしたり寝転がったりしてみてはいかがでしょうか。

基本的に痛くなるまでやっていると手遅れですので、身体と集中力のリフレッシュの為にも適度に休憩や体を動かしましょう。

仮にテレワークをされていても、自宅でしたら誰も見ていないのですから多少であれば許されるかと思います。

 

 

【背もたれ付の床椅子を買う】

結局のところ、普通の椅子ではなく座椅子を購入してしまうのが手っ取り早いかもしれませんね。

高ければ高い座椅子ほどふわふわして快適性は上かもしれませんが、安いものでも十分背筋を伸ばして負荷軽減をしてくれる分には役に立ちます。

お金をかけたくないのなら仕方ありませんが、長時間の作業をするのであれば、そして今後も続くのであれば購入しておいた方がいいのではないかと思います。

 

 

 

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まとめ

テレワークなど、新型コロナウイルスをきっかけに自宅での作業が増えてきたこの頃、やはりずっとパソコンの前で座っているという人は増えてきたのではないかと思います。

しかし、どうしても長時間座っているというのは辛いですよね。

せめて慢性的な腰痛にならないようにしたいものです。

本記事が何らかの参考になれば幸いです。

 


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