ケーキ好きですか?とても甘くて幸せを感じる人も中にはいるでしょう。
でも、一概にケーキの種類といわれてどれだけ知っているでしょうか?ひょっとしたら名前を知らなくてまだ食べたことのないケーキが存在するかもしれませんね。
今回はそんなケーキの中の定番中の定番である『スポンジケーキ』をご紹介していきます。
本ブログが多少でも参考になれば幸いです。
そもそも、スポンジケーキってどういうの?
さて、そもそもスポンジケーキというのはどういったものでしょうか?ほとんどがご存じの方ばかりだと思いますが、どういったものか改めて確認をしてみましょう。
スポンジケーキは、洋菓子の代表ともいえるもので小麦粉を使ってオーブンでふわふわの食感に焼いたスポンジ生地を使ったケーキのことです。
もちろん、スポンジ生地だけではスカスカしているだけでただ焼いただけのパンと大差ありませんが、そこに生クリームやチョコレートクリーム、他にもイチゴなどのフルーツを挟んだり上にデコレーションすることで皆さんが知っているケーキになるんです。
実は、このスポンジケーキですが2種類あったりするんです。
といっても、大きく違うのは卵の使い方ですね。
一般的にショートケーキを作る際に使われるのがジェノワーズと呼ばれる卵をそのまま使う方法です。
主にしっとりとしたきめ細かい生地を作るときに使われます。
もう一つが、黄身と白身を分けて使う方法になります。こちらはビスキュイと呼ばれます。
ジェノワーズほどのきめ細かい生地作りはできませんが、軽い食感となります。
どちらも作ろうとするケーキの種類・味や食感などに差が出てきますが重要なのはパティシエの腕です。いくら製法が2種類しかないとはいえ、少しでも作り方に手を抜いたり雑なことをすればダイレクトに味に違いが出てしまいます。
土台となるスポンジですので、ここで人気店になるかどうか別れるところかもしれませんね。
ともあれ、誕生日ケーキなどでも使われる種類のケーキですので、多くの人がご存じだと思いますので早速種類の方を見ていきましょう。
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スポンジケーキの種類
さて、それではスポンジケーキの種類についてまとめてみました。
スタンダードなものということもあり、とても種類があります。全てではないかもしれませんが、分かる限りはあげましたのでご興味があればご覧ください。
【ショートケーキ】
定番中の定番といったケーキはやはりこれでしょう!白い生クリームに、ふわふわのスポンジ生地。そして挟んだり上にちょこんと乗ったイチゴは誰もが想像するショートケーキといわれて思い浮かぶ姿です。
ですが、知っていましたか?これ、日本でしか通用しないということを。実はショートケーキって日本風アレンジで英語圏ではレイヤーケーキと呼ばれているんです。
日本で初めて発売したのが不二家で、近頃毎月22日はショートケーキの日としてお菓子業界で宣伝されています。
【チョコレートケーキ】
ショートケーキと対を成す人気のチョコレートケーキですが、名前が違うだけで色んな種類がありますよね。
ちなみに、チョコレートケーキの定義としてはチョコレートかココアパウダーを主として作られたケーキのことです。チョコクリーム・コーティングなど種類も味も食感も様々です。
では、その種類をよく見かけるもの・よく聞くものとしていくつかあげていきましょう。
・ガトーショコラ
フランス発祥のお菓子で、本来はチョコレートの焼き菓子という意味だったのですが日本風にアレンジされています。
いまでは濃厚でいて、品質のいいチョコレートケーキというイメージですよね。
濃い目の一般的なチョコレートケーキといえば、これでしょう。海外でもガトーショコラはチョコレートケーキ全般の意味合いで使われています。
・ブラウニー
ブラウニーは正方形に焼いたチョコレートケーキのことです。発祥はアメリカで、普通のケーキのように端から切ったり頬張ったりするのではなく、食べやすく手づかみで食べられるサイズなのでお手軽ですよね。それもそのはずで、ブラウニーは携帯食としての扱いなのですから。
ナッツなどを混ぜたり、砂糖をまぶしたり様々なアレンジがあるチョコレート菓子ですね。
・ザッハトルテ
オーストラリア発祥の、古くからあるチョコレートケーキです。基本的な作り方は普通のチョコレートケーキとさして変わりはありません。
特長としては、あんずのジャムを塗ってチョコレートを一度溶かしてコーテイングするというものです。
非常に濃厚で味わい深く、そこにあんずジャムのサッパリした味が重なって何度でも食べたくなるちょっとおしゃれなケーキです。
・ブッシュ・ド・ノエル
あまり普段は見かけないので好きな人は残念かもしれませんね。
丸太という意味とクリスマスという意味がかけあわさり、『クリスマスの木』としての定番ケーキとして毎年12月になると販売されています。
長めのロールケーキにチョコレートやホイップクリームをデコレーションして丸太を模していくだけなので、ご家庭でも意外と簡単に作ることができるケーキです。
ちなみに切り株などの形状もあります。
今年のクリスマスケーキはブッシュドノエル作ったよ/(^o^)\
チョコを薄く適当に切って伸ばして貼り付けて木の感じにしてるやつ売ってたから、こんなかんじか!?どうなの!?ってやってみためっちゃ久しぶりの#きんたまキッチン pic.twitter.com/Zr1uEoSl9I
— あやきちん (@tama3kitchen) December 25, 2019
【シフォンケーキ】
真ん中に筒状の穴の開いた卵白のみで作られる非常にシンプルでいて、独特のふわふわなケーキです。
大きめの背が高いケーキであることが特長で、真ん中の穴はオーブンで焼く際に火を通しやすく為のものです。
そのまま食べても美味しいですが、これにイチゴや生クリームをトッピングしたり工夫することで自分好みにすることも可能です。
【モンブラン】
甘味が強いこともあり、実は好き嫌いが意外と別れるケーキです。
アルプス山脈のモンブランを由来にして山のような形に似せたことからその名がつけられています。
土台のスポンジ生地の上にクリのクリームをぐるぐると螺旋状に巻き、頂上にマロングラッセなどを乗せてあるまさに栗のケーキですね。
【ロールケーキ】
スポンジ生地に生クリームや、ジャム、果物などを巻いたケーキです。
長く焼いたスポンジケーキにジャムや生クリームなどを塗って甘露煮にした柔らかい果物などをトッピングしてくるくると巻くだけのものですが、さらにその上でイチゴなどを乗せて豪華にすることもあります。
バリエーションは沢山あり、各地のお土産としての定番として売られていることがとても多いですよね。
【フルーツケーキ】
生地に果物が入っていたり、生地の間に挟みこんだりとにかくフルーツが入っていればフルーツケーキの種類です。
そういった意味では、ロールケーキもフルーツケーキの一種といえるでしょう。
使うフルーツにはお酒に漬け込んだものやドライフルーツ、生フルーツなどがありますが生フルーツを使って作る際には相性があるので気を付けないとなりませんね。
【ブルーベリーケーキ】
五月くらいが旬でしょうか。ブルーベリーをあしらった甘さ控えめのケーキです。
ブルーベリージャムやそのままトッピングしたり、フルーツケーキのように生地に入れ込んだり果実の風味を生かしたブルーベリー好きにはたまらないケーキでしょう。
【ブランデーケーキ】
とてもシンプルな外見でいながら、まさに大人の味わい。パウンドケーキにブランデーを染み込ませたしっとりとしたケーキです。
ブランデーの銘柄によって味がかなり変わってきますが、ブランデー独特の上品さが染み込んでいて贈答用としては人気がありますよね。
お酒が苦手な人でも食べられるケーキですが、どうしても大人向けの味です。
【ワインケーキ】
ブランデーケーキと同じく、ワインを染み込ませたケーキです。
ブランデーかワインかで好みが分かれるでしょうが、どちらも香り豊かな味です。
【シャルロットケーキ】
ケーキ屋で見かけることもあれば、見かけないお店もあるシャルロットケーキ。
こちらは女性の帽子をイメージして作られたケーキです。見た目が華やかでお祝い事やパーティーなどでとても映えるケーキです。
スポンジケーキの中に、ホイップクリームやチョコレート、ババロアなどを入れてゼラチンなどで薄く層を作り、冷やして固めたものが一般的なシャルロットケーキです。
洋ナシやイチゴなどを入れるものもあり、とても美味しいケーキです。
https://twitter.com/moe_cchi2/status/1242721642511339521
【ザルツブルガーノッケルン】
オートストリアのザルツブルクの山々を意味する郷土料理のお菓子です。
ふわふわのパンケーキのような甘いお菓子ですが、日本ではあまり見かけないかもしれませんね。
少なくても16世紀くらいからあった伝統的なお菓子です。
https://twitter.com/imogoesterreich/status/1082285731303743490
【キルシュトルテ】
黒い森のサクランボケーキを意味する風味の豊かなドイツのケーキです。
キルシュトルテはチョコレートのスポンジ生地を下地に、蒸留酒を染み込ませた瓶詰さくらんぼを生地に挟んで、生クリームをデコレーションして作られたケーキです。
生クリームは使っていますが、甘さ控えめな日本人も好む味といっていいでしょう。
キルシュトルテ食べた pic.twitter.com/MfHFql4J9w
— yawn (@toujyou_pink) January 1, 2020
まとめ
以上、スポンジケーキをまとめてみました。
スポンジケーキ一つとってもそこから種類があり、さらに味も全て違うのでかなり深いものですね。
ケーキを食べるのは誕生日だけ、という人は多いと思いますが、世の中には沢山のバリエーションに富んだケーキが販売されているので、珍しいものを見かけたら食べてみるのもいいでしょうね。
本記事が何らかの参考になるのでしたら幸いです。