何でも完璧にこなさなけばならい、そう恋愛においても!
そうやって自分を律して親しい、あるいは親しくなりたい異性が相手でも弱いところを見せず完璧にこなそうとする人、立派であるところをみせようとする人がいます。
そもそもそういう気質なのかもしれませんが、完璧だったり立派だったりすればするほど相手は離れてしまうかもしれません。
今回は、恋愛においてはたまには失敗も重要ということについてお伝えをしていきたいと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
たまの失敗は親しみがもてる!
恋愛、とくに婚活においては自分をよくみせようと必死で格好をつけ、完璧な人を演じようとしてしまいませんか?
しかし、それが過ぎると完璧な人、立派な人と思われるかもしれませんが、
「あ、なんかこういう人無理だわ」
となって逆に離れてしまうかもしれません。
なぜかって?
完璧な人って何となく近寄りがたいオーラを出しているからです。
言ってみれば、職場の部長などでしょうか。立場があるからこそ、完璧さを求められる人物がその立場にたつことが多く、イメージとしては何となく話しかけづらい雰囲気がありますよね。
そんな人とラフに会話ができるかというと、おそらくそんな気分にはなかなかなれないでしょう。
かといって、婚活でまったく格好すらつけないのはそもそも論外。
ですので、完璧なしっかりとした人間であることを演じつつ、少しだけ失敗をするのです。
実は、完璧だと思われていた人間がちょっとした失敗をすると親しみを感じるようになり、好感度が上がるということをご存じでしょうか?
これについてアメリカでこのような実験がおこなわれたことがあります。
というものです。
この実験の結果は、あまり賢くなさそうな人がコーヒーをこぼしたとしても「ああ、見た目通りの人だ」と思われただけで特別その評価は変わりませんでした。
一方で、優秀でいて堅物のような人が同じくコーヒーをこぼすと、
「人間味がある温かい人だ」
という感想を持った人が多いという結果となりました。
つまり、完璧そう、近寄りがたそう、とっつきにくそうというイメージを持たれた人がミスをすることで「この人でも、ミスをするんだ」と好意的に受け止められたということですね。
いわゆるギャップというヤツです。
近寄りがたい相手も自分達と同じような失敗をするとわかると、そんな意外な一面から急に「ああ、この人も同じ人間なんだ」と親近感がわいてくるからこそ、好感が持たれやすくなるということでしょう。
自分をよく見せようとするのはいいですが、好きな異性にはおちゃめな一面も時には必要ということですね。
ギャップで印象が大幅に変わることもある!
先ほど申し上げたギャップですが、相手に意外な良さがあったというギャップを感じると親近感が上がり、好感度が上がるということはよくあることです。
それとは別に、何かのきっかけで相手の意外な悪さを知ってしまったとき、大幅に親近感や好感度は下がってしまいます。
これをゲイン効果と、ロス効果と呼びます。
たとえば、他人に興味がなさそうな冷たさげな人が実はとても親切でよく笑う人だったり、厳しい上司が休みの日は甘党だったりなどがあると、イメージとのギャップが生じ、評価がガラリと向上します。これがゲイン効果です。
逆に、クール系美人の母親が子供を口汚く罵ったり、人権を叫ぶ人が裏では人権を無視した言動を始めたりすると一気に失望へと変わります。これがロス効果と呼ばれるものです。
自分の評価は自分でするわけではなく、他人がするものです。
このようにちょっとしたことから好感にも失望にも人の評価は変わるものです。
ただし、この効果を狙ってやろうとするとわざとらしさが出てしまいますので、逆に嫌悪感を相手にもたらせてしまう可能性がありますので気を付けた方がいいかと思います。
まとめ
さて、たまには失敗も大事!ということでまとめてみました。
一生懸命真面目なことをしているときに、ひょんなことからうっかりとドジをしてしまうということもあるかと思います。
そんな日常の失敗もまた、本人にとっては恥ずかしいことでも相手にとっては好感度を上げることに繋がるかもしれませんので、そんなドジもすべて悪いとは限らないかもしれません。
本記事が何らかの参考になるのでしたら幸いです。