お茶の種類にどんな違いがあるの?抹茶・玉露・番茶など葉の違いを解説

食事の後にホッと一息、あるいはおやつの時間にお茶請けと共に飲むお茶は最高ですよね。

そんな日本人が昔から愛飲しているお茶ではありますが、お店にいくと抹茶(まっちゃ)や煎茶(せんちゃ)、玉露(ぎょくろ)に番茶(ばんちゃ)、他には焙じ茶(ほうじちゃ)などなど様々なお茶がありますよね。

細かく言えばメーカーごとに宣伝している効果や内容も違うので、どれを選べばいいのか迷うこともあるでしょう。

ですが、基本的なものは同じとなります。が、このお茶の葉の種類。どんな違いがあるのかご存じの方はそう多くないかもしれませんね。

今回は、そんなお茶の葉の違いについて解説をしていきたいと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

Sponsored Link

 

お茶の葉によって何が違うの?

お茶請け

お茶の名産地と言えば静岡を真っ先に挙げるという人は多いかと思います。

どうして静岡がお茶の名産地になったのかというのは、下記の記事にて取り上げていますのでご興味のある人はご覧ください。

 

関連記事

日本人の心と言えば、ズッとすすってホッと心落ち着く『お茶』であると思っている人は少なくないのではないでしょうか。3時のおやつ時に和菓子と一緒に飲んだり、食後に飲むという人も多いかとは思います。そんな日本人に愛されるお茶ですが[…]

食品

 

日本人といえば、古くから緑茶が定番となりまあ、暑い季節はともかくとして寒い季節になると体を温める為にもお茶をよく飲むという人は多いのではないでしょうか。

そうでなくても、何となく和菓子があればお茶を一緒に合わせてのみたくなってくるところですよね。

普段は和菓子を食べない人でも、季節のイベントの時に出てくる桜もちや柏もちと一緒にお茶を用意する人はいるのではないでしょうか。

 

関連記事

ピンク色の桜もちはお雛様の時期の定番で、おそらく日本でも食べている人の多い和菓子ではないかと思います。もちろん、普段から販売もされているので3月3日に限らず買ってなんとなく食べているという人も少なくはないのではないでしょうか。[…]

食品

 

さて、お茶といえば含まれているのは主に『ビタミンC』と『カフェイン』が有名です。

他にも抗酸化作用などがあり、健康にもいいことからお茶はしばしば見直されがちで、おそらく今後の未来においても日本人がいる限りはなくなるということはまずないでしょう。

しかし、ひとたびお店にいけば大量のお茶の種類がならんでおり、どれがどういったものであるということを知識としてわかっている人は少ないかと思います。

よくわからず購入してみて、これがよかったから次も買おうというのが一般的なのかなと思いますが、この葉の種類一体何が違うのでしょうか?

「お茶なら何でも同じじゃん?」

と思っている人も少なくはないかと思いますが、結構違ってくるものです。

というのも、まずは葉の種類はあれど、お茶の木は同じものから採られたものは共通するところになります。

どうやら種類の違うお茶の木から採取されたものだると考えている人もいるようですね。

葉の種類の違いは、基本的にはその摘み方と加工方法にあります。

その違いについてここからは解説をしていこうと思います。

 

・煎茶(せんちゃ)

煎茶は露地栽培(要は屋外の畑で育てる方法)の新芽を摘んだものです。

それゆえか、太陽の光をよく浴びて育った葉なので日本茶の中では一番ビタミンCが豊富に含まれています。

加工方法としては、摘み取った葉を蒸気で蒸して、揉んで細かくしながら乾燥をさせていきます。

100gあたりのビタミンが250mgと他のお茶に比べて圧倒的に多いというのが特長です。

 

 

・番茶(ばんちゃ)

番茶は煎茶の若芽を摘んだ後に伸びた葉や茎です。

蒸す、あるいは煮た後で発酵させ、乾燥をさせたものとなります。

煎茶に比べるとカフェイン量が減り、ビタミンCの量も100gあたり150mgとやはり少なくなっているのがわかります。

 

 

・焙じ茶(ほうじちゃ)

先にあげた煎茶は新芽であれば何でもいいわけではなく、当然ですができによって選別がされます。

焙じ茶はその煎茶の下級品を強火で焙じたものとなります。

下級品とはいえ、なぜ煎茶のようにそのまま使わずに焙じるのかというと、煎茶にくらべて香りが落ちるので香ばしく仕上げたのがはじまりとされています。

緑茶の中では、タンニンもカフェインも少なく、ビタミンCも100gあたり50mgと比較的少ない含有量となってしまっています。

カフェインがダメという人には、ご紹介している葉の中では一番ちょうどいいといえるかもしれませんね。

 

・玉露(ぎょくろ)と抹茶(まっちゃ)

玉露と抹茶については、基本的にはほとんど変わりがありません。

というのも、蒸した葉をもんで乾燥させたのが玉露となり、もまずに乾燥させて、葉脈と葉柄を覗いて粉状にしたのが抹茶というわけです。

ビタミンCも100gあたり、60mgと他に比べるとそう多くはありません。

 

 

Sponsored Link

まとめ

さて、お茶の葉の種類ということでまとめてみました。

お茶の種類はスーパーでも多いのに、専門店にいくとより多くなってどれがいいのか、わからなくなるかと思います。

お茶の葉はこのように種類があり、製法が違ってきています。

味の好みは人それぞれですので飲み比べていただくしかありませんが、健康を考えるのならカフェインやビタミンCの量などを考えるといいのかもしれませんね。

本記事が参考になれば幸いです。

 

Sponsored Link