男女の関係で、男性が尻に敷かれているくらいがうまくいくとはよくいわれることです。
なぜなら家庭を回すのが女性で、男性は働いて稼いで家族を支えるという構図から、程度はあれど女性の方が家では男性よりも立場が上の方が何かとうまくいくものなのです。
そう、程度があればですが時折、苛烈な女性は男性に不満があると責め立てるようなことをしてしまいます。
普段は我慢がきいていても、家でも会社でも板挟みになってしまうとそのまま潰れてしまうこともあるのです。
今回はそんな男性の繊細さについてお話をしていこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
男性は意外と繊細!パートナーが責め立てると危険なことも!
さて、男として生まれてくると幼い頃より「男なんだから我慢しなさい!」「男の子でしょ!」と何かと理不尽に言われることが多々あります。
これは、昔から続く男は強くあるべしというイメージからなることではないかと思います。
というのも、男には『社会的な地位』や『権力』『強さ』の部分が女よりも強く求められているからに他なりません。
もし男女の兄妹がいたとしたら「どうして妹ばかり甘やかして」と理不尽を感じることでしょう。
しかし、そのような環境で育ってきている男が多いからか、愚痴程度はこぼすものの本当の意味で弱音を吐くような男性は少なくあります。
男性同士の飲み会では過去の武勇伝を語る人や、最近あった自慢話をする人が多いことからもプライドが高いことがうかがえ、強くありたい。自分の弱いところは見せたくないなどといった自分を大きく魅せる性質をもっています。
さて、その一方で警察庁の平成30年の男女別自殺率を見ると、男性が68.6%と実に7割近くの方が自分から死を選んで亡くなっております。
ここから想像できるのはなんでしょうか?
こう思います。
「男性は女性よりも本質的にはデリケートである」
ということです。
男性社会は競争社会でもありますので、他の人に負けられないという気持ちが強く働き、そこで作り上げたものが自身のプライドの根幹となるものなので、それが折れた時に女性であれば笑い飛ばすようなことでも、男性は深く傷つきます。
もちろん、これには個人差がありますのでプライドよりも家族を守りたいという人や、またやり直せばいいやくらいの考え程度の人もいます。
が、そういう考えを持てる男性の多くはプライベートがある程度うまくいっている人が多いからこその考え方かと思います。プライドの置場が会社ではなく、家族や生活にあるのです。
しかし、男性に多くを求める奥さんや彼女が無神経に心無い言動をしたらどうでしょうか。
最後の砦である守るべき女性に「給料が低い」「出世が遅い」などといった本人が内々では気にしていることや、どうしようもない身体的なこと、人格攻撃などをされてしまったときにプツンと糸が切れたように脆く崩れ去ってしまうものです。
男性は多くを言わず、口喧嘩でも女性を相手に我慢しようとしてしまうもの。
喧嘩するほど仲がいいというように、喧嘩してもすぐに修復してまたすぐに仲のいい姿を見ると「なるほど」と納得してしまうこともありますよね。しかしさして仲良くない男性同士、女性同士ですと気に食わないことがあると「わあっ!」と声を上げて喧嘩[…]
ですが、男性は女性に比べてストレスに弱い生き物です。
それが爆発して喧嘩になるだけならいいですが、タイミングが悪く会社と家庭で責め立てられるような板挟みにあってしまったら、最悪逃避行動による自殺を考えるようになってしまうおそれもあるのです。
男性が弱音を吐いたら向き合うのが円満の秘訣
さて、これまでお話をしてきたように男性は意外と表に出さないだけで繊細なものです。
たとえば、幼稚園児で男の子と女の子を見比べてみると、どちらかというと男の子の方がお母さんに甘えることが多かったり、純真な考え方をもっていたりします。
それは人間だけに限らず、犬や猫もどちらかというとオスの方が飼い主に甘える傾向が強いものです。
つまり、心の中では『甘えたい』という考え方を持っているのが男性であり、そうならないよう『男』としてのプライドで表にださないのが男性という生き物といえるでしょう。
まあ、普段から弱音を言いまくっているような人もいないことはないですが、それはちょっと無視しておきましょう。
誰彼構わず弱音を吐くような人は、そういうキャラクターを作っていた方がお得と考えているか、あるいは弱音を吐くのが癖になっているだけで、愚痴程度にしか思っていない人です。
ですが、普段弱音を吐かないような男性がもし弱音を吐いたのだとしたら……。
その時に大事なのは、向き合い、一緒に考えてあげることが良い関係を続ける為のコツです。
弱音を聞いてあげるだけで救われることもあれば、励ますだけでいいこともありますし、一緒に解決策を考えるなどといった、どれもケースバイケースでその内容によりますが、男女のパートナーであるのであれば、一緒に問題に向き合ってあげることが大事です。
逆に、そこで真面目に話を聞かなかったり突き放すようなことをしてしまったらその関係は壊れてしまうでしょう。
普段弱音を吐かない人が吐いたということは、その女性を夫婦として、恋人として信頼しているからです。
それが裏切られたとしたら……まあ、信頼を失うのは容易に想像がつきますね。
それもまた、表に見せないかもしれませんが心の中ではえぐられるように痛みを感じ、傷ついていることもありますので、弱音を吐くようなことがあれば、どのようなことがあれどあまり責め立てるようなことはせず、何事も同じ目線でいられるようにするのが大事ではないでしょうか。
まとめ
さて、男は意外と繊細であるということについてまとめてみました。
男女同等で見たとして、自殺率が多いことからも男性は強く見えながらも意外と繊細な生き物であることがわかるかと思います。
女性にもよりますが、気に食わないことがあるとえぐいことを相手に平気で言えるところもあることが多く、受け止める側の男性は表では笑っていても、心では深く傷ついているということが多いのです。
それが積み重なると、信頼関係を失ったり、最悪なことになってしまったりすることもありますので、円満な関係を目指すのであれば一方的に責めるようなことをせず、お互いの主張を言い合って落ち着いて話し合うことが大事ではないでしょうか。
本記事が何らかの参考になるのでしたら幸いです。