うどんやそば、汁物などのアクセントとして何気なくふりかけられ、食べられることの多い唐辛子。
その名の通り、そのまま舐めるとかなり辛いので薬味として少しだけふりかけて使われるのが一般的だと思います。
しかし、『一味唐辛子』と『七味唐辛子』の2種類が世の中では販売されています。
これってどう違うの?そんな素朴な疑問を覚えた人に本記事をまとめさせていただきました。
本記事が参考になれば幸いです。
一味唐辛子と七味唐辛子の違いとは?
さて、改めてちょっとしたスパイスとしてふりかけて味を引き立たせる効果のある唐辛子。
一般的には唐辛子そのものを食すのではなく『一味唐辛子』と『七味唐辛子』の2種類が食卓に置いてあり、使われるのではないかと思います。
ではこの二つ、同じ唐辛子でもなぜ名前が違うのでしょうか?
たぶん、食卓でよく見かけるのはこのあたりの瓶に入った100~200円程度の物かと思います。
この違いについて結論から申し上げると、使われている素材の種類の差に他なりません。
まあ、このあたりは商品名の字面から想像できていた人が多いのではないかと思います。
それもその通りで、一味唐辛子には唐辛子しか使われていません。ゆえに、辛味が強い方が一味唐辛子となります。
一方で、七味唐辛子は読んで字のごとくならば七種類の素材が入っているということになるのですが、一体何が入っているかご存じの人ってのはかなり少ないのではないかと思います。
七味唐辛子に入っているのは、
- 唐辛子
- ケシ
- ゴマ
- 陳皮
- 山椒
- ショウガ
- 海苔
- 菜種
- 紫蘇
- 麻の実
などの七種類の素材がブレンドされたものが、七味唐辛子として販売されています。
って、ちょっと待て。あげられた種類は7つ以上あるじゃないか!というツッコミはよく見るとあるかと思います。
そこが七味唐辛子のポイントで、商品によってこの7種類の素材には違いがあるんです。多くのところでは、唐辛子、ゴマ、山椒、麻の実が共通しており、他は製造メーカーや販売店によりブレンドが変わってくるのです。
七味唐辛子は一味唐辛子に比べて、マイルドで香りなど風味がプラスされており、どちらかというと七味唐辛子の方を選ぶ人の方が多いのではないかと思います。
しかし、辛い物が好きという人は結構いるもので、一味唐辛子にするか七味唐辛子にするかは好みによるところではないかと思います。
特に七味唐辛子に関しては、先にお伝えした通りブレンド具合によって味や風味も変わってきますし、多くの老舗が違った七味唐辛子を販売しています。
たまにはスーパーなどで売っている市販のものだけではなく、ちょっと金額はかかっても別の美味しい七味唐辛子を探してもいいのかもしれませんね。
とうがらしの効果とは?
それでは、主原料が唐辛子ということで、唐辛子を摂ることによって得られる効果をついでにお伝えしていきましょう。
一味唐辛子や七味唐辛子ということで食べることは多いでしょうが、この辛み成分が実は効果的なんです。
ザッと先にあげてみると、
- 冷え性解消
- 肥満予防
- 食欲増進
- 疲労をやわらげる
といったものが見込むことができるんです。
冷え性対策やダイエット効果があると聴くと、もしかしたら女性の方が興味がある内容かもしれませんね。
というのも、唐辛子に含まれる辛み成分であるカプサイシンには、毛細血管の血流を活性化して身体を温める効果があるんです。
食べた人ならわかると思いますが、カアーッと体が熱くなって暑くもないのに汗が出てくるアレです。つまり、血流が滞って冷え性になってしまっている人には効果的ということですね。
ちなみに、この効果ですが口の中に入れるだけではなく体の外からでも実は効果があるんです。だから、とうがらしそのものをガーゼなどに包み、湯舟に入れることで『とうがらし風呂』となり、同様の身体を温め冷え性を改善させる効果が見込めるようになるんです。
なお、このカプサイシンですが体脂肪を分解しやすくする効果もあり、ダイエット中に食べると効果的だったりします。
いくら効果があるかといって、辛い物が特別好きではない人が一味唐辛子や、七味唐辛子をバサーッとかけてしまうとただ辛くなるだけで、まともに食べられなくなってしまうだけですので、注意が必要です。……しないでしょうけど。
まとめ
さて、一味唐辛子と七味唐辛子の違いを解説させていただきました。
とはいっても、多くの人が想像できる内容の物だったのではないかと思います。
一味(唐辛子のみ)と七味(七種類のブレンド)ということで、どちらが好みなのか。どちらをふりかけたいのか、これは人によって違うと思いますので、どっちが好みに合うのか。色々と試してみるといいのではないでしょうか。
本記事が何らかの参考になれば幸いです。