人によっていつも着ている服、好みの色などといったものはあるもので、大抵は買う時に黒なら黒系、赤なら赤系と似通った傾向にあるものです。
本人は意識していなくても、無意識に同じ色を選んでしまうのはその人の性格があらわされているのかもしれません。
そんな、色が心理的に与えるイメージについて解説をしていこうと思います。
色のイメージで相手への印象を操ることができる?
色というものは不思議なもので、その色に対して人間というのは印象が変わってくるものです。
たとえば、ステーキの色が紫色だったりしたらどうでしょうか?
どんなに「美味しいよ」とススメられたとしても、このような毒々しい色にどうしても食べるのに躊躇してしまうことでしょう。
このように、色というものは人の心理に作用するものなのです。
逆にいえば、心理的なコントロールも色を使えばできるというもので、病院で『白い』ものを着用した白衣は清潔感のあらわれとされています。
これが茶色だったりなんかすると、なんだか嫌なイメージになってしまいますよね。
他にも、厳粛なイメージのある喪服。女性的イメージのある赤やピンクといった物も、視覚で印象付けているものです。
仮に男子トイレが赤。女子トイレが青で書かれているとして、急いで駆け込んだ時に正しい方に入ることができるでしょうか?
心理的にも『こういうものだ』というイメージを人間は普段の生活の中でももっており、それは相手の印象や行動を操ることができるのです。
ちなみに、それを利用してネクタイの色などでも相手から自分への印象を操作することも無意識化で可能になるもので、たとえばドナルド・トランプ大統領も演説の時には赤いネクタイを着用します。
これは、強いリーダーシップを表現しているのです。
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色ごとに与える印象・性格とは?
さて、普段の生活では自然と似たような色を手に取り、身に着ける傾向があるかと思います。
もちろん「好き」というのはあるかと思いますが、そこに理由を尋ねられたら「なんとなく」と答える人が多いのではないでしょうか。
確かに好きな色に理由を求められても、明確に答えられるものではないですよね。
あえていうのならば、性格的なものが表れたのではないかと思われ、自分の性格に合った特定の色を好きになると心理学では考えられています。
このあたり、相手の好きな色を知ることで性格がどのようなものか知る事ができるかもしれません。それではいくつかの色に対しての性格や特徴をあげてみましょう。
・赤
非常に目立つ色で、赤信号として危険を象徴するものとして使われることがあります。
一方で、強いエネルギーをも象徴し、やる気に満ち溢れている人、自分をアピールしたい人が好んで身に着ける傾向があります。
先のトランプ大統領のように、自身のリーダーシップ性をアピールする為にあえて取り入れることもあるんです。
象徴:活力・興奮・情熱
・青
世界的にも好きな人が多い色といわれています。
上を見上げて大きく広がる空。地平線のかなたまで見通せる海、暑い日のプールに張られた水。そういったものから、自然がイメージされる色かと思います。
青は心身を落ち着ける効果があり、集中をしたいときや感情を抑える時などに効果的な色です。
象徴:冷静・集中力・さわやかさ
・緑
赤のような暖色・青のような寒色との中間にある緑はバランスを意味し、心身の調子を整える色です。
この色を好む人は、平和主義・バランスの取れた人・努力家・保守的・マイペースといった性格の人が多い傾向にあります。
植物をイメージし、リラックス効果のある色ですので、落ち着いた色として好きな人も多いかと思います。
象徴;調和・安定感・努力
・オレンジ
どことなく熱いわけでもなく、暖かいイメージのあるこの色は太陽や炎といった色を思い出させ、高揚感を生み出します。
しかも明るい色で、親しみやすくお店などで使われることも多いのではないでしょうか。
この色が好きな人は、陽気で社交的ではあるのですが、反面として寂しがり屋、孤独が嫌いといった性格の人が見受けられます。
象徴:温かみ・高揚感・社交性
・灰色
落ち着いて、目立たない色である灰色は控えめでいて上品、物腰の柔らかさを表しています。
協調性があり、柔軟性のある考え方をする人ではありますが、その一方で優柔不断だったり、争いを好まないといった防衛本能の強い人が多い傾向にあります。
中立の立場で仲介をしようとしたがる人ではないでしょうか。どっちつかずでちょっとズルイと思われる人かもしれませんね。
象徴:穏やか・協調・柔軟性
・黒
黒と言うと負のイメージの方が強いですが、この色に対しては重厚感や高級感がありますので、権威や権力を表しています。
ファッションとしては、他の色を引き立てる効果がありますので好んで着る人は多いでしょう。
特に黒そのものを好きな人は、反骨精神や自意識過剰、独立心が強い人が多いとされています。要は自分で何でもしたがる、してしまう人のことですね。
象徴:反骨精神・孤立・権威
まとめ
さて、色の好みによって心理的に違う性格についてまとめてみました。
自分の好みはなにか、相手が好きな色はなにかということをぼんやりと考えると、本質的な性格がつかめて面白いかもしれませんね。
色のイメージで相手に対しての印象操作もできるので、重要な場面ではあえて取り入れてみるのもいいのではないでしょうか。
本記事が誰かの参考になれば幸いです。