お金を貸す危険性と借りる側の心理とは?貸したら返ってこない

お金を貸したら返ってこないと思え。そういうフレーズを子供の頃から聞いてはいませんか?残念ながら世の中には借りたら借りっぱなしで返すつもりがまったくない最低な人間が多々います。

個人で借りた場合は返せないのではなく、返さないのです。そして、その努力も彼らはしません。お金を貸すことの危険性と、そして借りる側の心理をまとめてみました。

何かの気付きになるのであれば、幸いです。


はじめに 貸したお金が返ってこない事例

ビジネスマン

大学も卒業して社会に出て2年。ようやく仕事も怒られることが少なくなり、まだまだ余裕のあるお金はないが、わずかずつではあるが彼女との結婚に向けての共同貯金も作り始めた。

そんなときである。高校時代の友人から突然電話がかかってきたのは。

『よう、久しぶり。たまには飯でも食べに行かね?』

大学生になってから疎遠になっていたが、高校生の頃に仲良くしていたいわゆる悪友だ。久しぶりに連絡が取れた懐かしい思いから快諾して指定されたファミレスへと向かう。彼はすでにそこに座っていた。

よう、と互いに短い挨拶をする。それだけで十分だった。

料理を注文し、近況を報告しあう。互いに大学を卒業し、いま何をやっているか、どんな職に就いているのか。彼は新聞社で働いているようだった。

そこまで話が進んだところで、急に彼の顔が曇ったように見え、「おや?」と思っていると深刻そうに重々しく口を開いた。

「あのさ……金、貸してくれないかな?」

「金?いくらだよ」

「150万」

「はあっ?いやいや、そんな大金ないよ」

「じゃあ、20万でいい。頼む、事情はきかないでくれ!必ず来月には返すから」

高校時代は陽気だった友人が必死に頭を下げている。これは何かあったのだろうか……困っているようだし、こいつは信用できるヤツだ。

そう思い、手元にあった彼女との共同貯金から20万をおろして貸してやる。彼は何度も頭を下げて礼を告げ、「必ず来月返すから」と帰っていった。

まあ、翌月お金が返ってきたらこっそり戻せばいい。そう思っていた。思っていた……のだが、

「悪い、まだ返せない」

翌月になってもなかなか返しにこないので連絡をするとそんな一言が返ってきた。そして、これは数ヶ月続き――――ぱったりと連絡は取れなくなってしまった。

彼女にはバレてなんで勝手に貸したんだと怒られながらも、きっと事情があると信じて待った一年後。彼と街でばったりと偶然会うことになった。

おい、前に貸した金返せよ。20万。

つい声を荒げてしまうのも仕方ないだろう。翌月返すと言っていたのに、かれこれ一年も待ったのだ、仕方ないといえよう。

「はあ?金?借りたっけ?つか、お前誰?」

まるで他人を見るように彼は冷たい目を向け、どこかへ立ち去っていった。ああ、そうか……もう友達ではなかったんだな。

結局、20万という大金は返ってこず、友達と思って信用していた人間に裏切られただけなのであった。

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お金を借りる側の心理を考察

部屋に散らばる本

事例のような話は完全な創作ではなく、実際によくある話です。親兄弟でもない他人を信用してはいけない、とまではいいませんがお金に関しては特に気を付けておいた方がいいでしょう。

場合によっては親兄弟でもお金に汚い性格の人なら信用できない場合もあるでしょうし、誰にでもたかるような人もいますので、こういう人に貸したらまず戻ってこないと思った方がいいです。

ここでは、そんなお金を借りる側の理由や心理を考察していきたいと思います。

【お金を借りる理由】

数百円程度から数万、数十万と簡単に借りようとする人がいます。借りる人間の理由自体は千差万別ですが、こういう人は大別するといくつかに分かれてきます。

総じて借りる側の人間にまともな理由がある人は少ないと思われます。なぜなら普通の人であれば堅実に働き、自分の身の丈にあった生活をして、もしもの時の為にコツコツと貯金をしているからです。

ではその借りたお金の使い道とシチュエーション、そして返さない理由をいくつか考えてみましょう。

・ギャンブル

パチンコや競馬といった、ギャンブルによる消費者金融の借金を返す為。あるいは、ギャンブルをする為に借金をするという理由です。

賭ける人は数十万単位で毎週買い、勝ったり負けたりを繰り返します。ひょっとしたら借金を返す為に、借金して賭け事をしているかもしれません。

『勝ったら』返すつもりでも、負けたら間違いなく返すつもりなどありません。普段からギャンブルをする人にお金を貸すことはしないようにしましょう。

・遊びの為

自分の遊行費を他人に借りて、デートや遊びに使うパターンです。自分の収入に対して身の丈に合わないことをする為のお金です。

こういう人は貯金もなく、あちこちから借りていたり、お金が入ったとしてもすぐに遊びに使ってしまいます。今が楽しければいいという人達です。

結局、こういった派手に遊んでいる人に貸すと返ってこないことが多いでしょう。

・詐欺目的①

先の事例のように、最初から返す気がない人が詐欺目的で近づいてくることがあります。

関係が薄い人、関係を切る予定の人などの今後付き合うつもりのない人。見下している人、気が弱い人など返さなくても強く言ってこない人をターゲットにしているのでしょう。

あるいは自分が引越しなどで遠くに行く前に借りるだけ借りて消えるというパターンもあります。

いずれにしても、口約束だけを徹底するので証拠がなく泣き寝入りになることが多いです。

普段あまり付き合いのない、さして仲良くなかったなどの人から突然連絡がきたら警戒するに越したことはありません。

・詐欺目的②

本格的な犯罪目的で近づいてくるパターンです。

例えば、何かの営業マンを装って老後寂しい老人に近づき、まずは仲良くなるような人です。表向きは笑顔で近づきますが、その心の中は騙して金を盗ってやろうというどす黒い欲望があるのでしょう。

仲良くなり、信用させたところでありもしない嘘の身の上話をしてお金を借り、「絶対に返す」と調子のいいことを言ってそのまま大金を借りて逃げるのです。

判断力の低下している年寄りを狙うという悪質で最低な人間です。

・借金返済

ここまでに比べると、ギャンブルなどで作ったものでさえなければまともな理由かもしれません。

親の借金の肩代わりや、騙されて連帯保証人になってしまい作った借金、奨学金の返済が厳しかったりと人によってさまざまでしょう。

これに関しては困っているからこそ、頼ってきているのでしょうがお金が返ってくるかは微妙です。何せ、借金を返す為の借金です。マイナスをプラスにするのってとても難しいです。

それに、誰しも自分のことが一番大事です。プラスになったところで、せっかくマイナスがなくなったので友人に借りた借金を返すより自身の貯蓄に回して余裕ができるまでは返さないと心変わりするかもしれません。

逆に、借金でクビが回らなくなれば自己破産をすることもあります。その場合は、友人から借りた分の借金も返す必要性が消えてしまうので返ってこなくなってしまいます。

まさに、お金を貸すなら返ってこないものだと思え。がふさわしい事例でしょう。

・財布を忘れた

一度や二度、そして数百円程度ならまず問題ないでしょう。返ってこなくてもさして痛くはないですし、奢ったところで貸しになるくらいで相手もそんなはした金で友人関係の信用を失うようなことはしないと思います。

ただし、時折それが常習化する人がいます。これは間違いなく「わざと」です。そんな都合よく何度も特定の人とでかける時に財布を毎度忘れるような人は普通はいませんし、一度奢られたことで「ただ飯が食べられる」などと思う浅はかでケチな人でしょう。

そして寸借詐欺もこれと同じ手口です。電車代が足りないなどと、ちょっとした路地で他人に少額をたかりますが、その実は数百円程度なら警察などの大事にならないだろうと思って優しい人を狙っています。絶対返ってこないので渡すのはやめておきましょう。

・お金が足りない

仲のいい友人同士でこれくらいならよくあることですし、お金が戻ってくる可能性は非常に高いのではないでしょうか。

貸すか、それとも諦めさせるかは話し合いしだいですので相手の信頼関係と悪意を感じなければ貸してしまってもいいかと思います。

たまーに、超たまーにですが、いきなり話しかけられてお金を貸して!という人がいますが、いきなり言われてパニックしている相手の判断が追い付いていないまま金を借りて逃げようとする寸借詐欺とさして変わりないので貸してはいけません。

 

こういった人たちに警戒感なくホイホイと貸してしまう人は、訪問販売や勧誘電話に気を付けていただきたいです。

人は自分の為なら他人を裏切る生き物ですので、お人好しな優しい人は損することが多いのです。疑心暗鬼になれとはいいませんが、せめて表向きだけでも疑う様子を見せた方がいいのではないでしょうか。

 

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お金の借り方、貸し方

サッカーする二人

お金を借りる理由、そして心理の考察をしましたがそういう人達はお金を借りる為に必死です。

事情にもよるのは確かですが、必死にお願いすればするほど相手はお金を貸してくれる可能性は高くなります。たとえ、返す気があろうがなかろうが頭を懸命に下げてきます。

とても優しい人ならば情にほだされて貸してしまう人もいるでしょう。

何でもいいんです。相手はお金さえ借りられればしめたものですから、借りられた時点で勝ちです。

頭を下げて感謝するだけでお金が手に入るのだから、そんな簡単な労働ないですよね。借りてしまえば返すかどうかは自分しだいです。個人間の口約束程度で無理やり取り立てられるなんてことはまずありません。

勿論、ちゃんと返してくれる人もいますが、その限りでない場合は貸した方は物(お金)の所有を移してしまった時点で負けで、損することになります。

なので、『金銭トラブル』となってどちらかが、どちらかを殺してしまうような事件へと繋がっていくのです。テレビでよく見かけるニュースの多くはこういうことでしょう。

では、どうすればいいか?少額程度でしたら諦めがつくでしょうが、10万円以上の普通はためらうような大金は法的拘束力をもたせるしかありません。

これで「友達同士でそんなことするのか!」と怒られたり、断られたりするようでしたらほぼ間違いなく最初から返す気がない人ですので貸す必要はありません。残念ながらもう友人ではなくなったと思った方がいいでしょう。

【消費者金融を勧める】

これが一番無難でしょう。お金を貸すのが仕事の消費者金融ですから、取り立てもしっかりしています。

どうしてもお金が必要で計画的に返す気があるのでしたら消費者金融で問題ないはずです。返せないのなら本人だけの問題にできます。

「消費者金融はやだ」という消費者金融のイメージが悪いことを理由にする人は本気で困っていない人です。本気で困っているのでしたらなりふり構っていられません。

「消費者金融にはすでに借りている」という人は、ほぼ100%返す気がないと思ってください。強制力のある他からすでに借りているのに個人間で借りるものを返すはずがありません。

【借用書を書かせる】

本人直筆であり、サインさえあれば個人間でも借用書の効力は法的にちゃんとあります。

別に白い紙に書かせるだけでもある程度の効果はありますが、

 

 

このような正式な契約書として販売もされていますので、利用してみましょう。ただし、お金を貸した後で書かせるのは絶対にNGです。

書いてもらった後で念の為にコピーをしてから引き換えに貸すようにしましょう。

【連帯保証人を立てる】

半分は諦めさせる方便ですが、本来は悪法とされる連帯保証人制度を使わせてもらいましょう。

まず、そんな人の連帯保証人を引き受けてくれる人はいないと思いますが、もしいるのでしたらその人の身元をちゃんと確認してしっかりハンコまで押してもらいましょう。

絶対にお金を返して欲しいのでしたら、それくらいはしましょう。

【担保を取る】

金額に見合った担保を預かっておくという方法もあります。ただし、盗まれたと言われてしまうと法的に不利となってしまい、逆に悪人にされてしまいますので、ちゃんと何らかの書類のやり取りや証拠を残すようなことはしておきましょう。

金額に応じて高価な時計や、車などでしょうか。売っても満額にはならないでしょうが、最低限は回収できるはずです。

【返済計画を書かせる】

どんな関係、どんな金額でも返済計画は最低限書かせましょう。わずかなりとも相手に責任感をもたせないとなりません。

返済計画のないザル計画でお金を返せるはずがありません。これを書かせるだけでしたら何の確実性も拘束力もありませんが、これが書けなければ貸す価値はないと思ってください。

何もやらずにお金を借りる人が返すとは思わない方がいいです。

 

 

まとめ

お金を貸したら基本的には返ってこないと思ってください。お金を借りようとする人は、大抵なんらかのトラブルを抱えている人かいざという時の貯金がない適当な人か、あるいは詐欺目的かということが多いです。

全てではないとはいえ、久しぶりに会うような人や他人は疑ってかかるべきでしょう。

本ブログが少しの気付きになるのでしたら幸いです。

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