世の中、否定から入る人や他人を否定して自分を良くみせようとするひとがいます。
そういう人って異性どころか、同性からすらもあまり好かれる人間ではないのではないでしょうか?
一方で「凄い!」とか「頑張っている!」とか相手を掛け値なしに褒める人はどうでしょう?
少なくても嫌という気持ちは否定してくる人に比べたら少ないはずです。おそらく、異性からもモテ人の方が多い傾向にあります。
今回は恋愛や婚活において、褒めることの重要性をお話していこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
褒めることで相手の自己肯定欲求が満たされる!
動物を飼って、育てるときに叱って育てると委縮してその人には懐かなくなってしまいます。
逆に根気強く教えたことができた時に褒めてあげることを繰り返すと、言うことをきかなかったペットでもキチンと教育されていきますしちゃんと懐いてくれます。
そして人間の子供も同じで、子供の頃にやることなすこと否定されたり、過度に怒られたりすると脳の発達にも悪影響があるものです。
もちろん、ダメなことはダメと叱らなければなりませんが、逆に褒めて褒めて甘やかしすぎるのも失敗をおそれたりする大人になってしまうのでよくはありません。
とはいえ、叱らない教育。褒めて伸ばす教育というのが世に出て久しく、褒めることでやる気が出て勉強やスポーツの成績が伸びることがわかっています。
そう、人でも動物でも褒められて悪い気がするということはほとんどないのです。
これは大人も同じでたとえば、キャバクラやクラブのママなどはお酒の力や場の雰囲気を借りて、うまく男性の自慢話を聞きだし「すごーい!」「尊敬するわー」とここぞという時に声高く言う光景はよく見かけるものです。
本当にキャバクラ嬢やママがその話を凄いと思っているかは別として、男性は気持ちよく話を続けられてさらにお酒を注文していきます。そのまま常連となることもあるでしょう。
これは『褒める』ということにより相手の『自己肯定欲求』を満たすテクニックなのです。
要は「自分を認めて欲しい」「自分が評価されたい」という誰もが心の中で持っている心理をうまく利用したものといえるでしょう。
類似のもので『社会的是認欲求』というものがあり「他人から認められたい」「あなたは正しい」と言って貰いたいというものもあります。
高いお金を出してでもお店に通い続けてしまうのは、このような心理から自分を認めてくれる他人を求めるからこそなのです。
恋愛や婚活で異性を褒めることは重要!否定はダメ!
さて、この『自分を認めてくれる他人を求めている』という誰もが心の中で無意識に思っていることではあるのでしょうが、恋愛や婚活の場においてとても重要なことなのです。
女性と会ったら服を褒めろ、とか水着を褒めろ、とかからささいな変化に気が付いて褒めろなどと男性はよく言われることですが、これは女性は全般的にお洒落で異性と会う時は少なからず意識するもので、それが褒められたということは認められたということになり、嬉しい気持ちになってその褒めてくれた相手に対する感情的親密度が上がるからです。
言ってみれば、心理的報酬といったところでしょうか。
当たり前ですが、せっかく頑張ってきたことや意識していることを否定されたら嫌な気分になるのは間違いないでしょうし「この人とは話をしたくない」となってしまいます。
一方で、変化に気が付いて褒めてくれるような心理的報酬を与えてくれる相手には話をしていて気持ちのいい感情が湧き「もっとこの人と話をしたい」と好意的な気分になっていくでしょう。
会話が続けば、その分だけ共通点なども見つけやすく、異性なら恋愛関係にも発展しやすくなります。
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これは婚活おいても同じで、自身の承認欲求を満たしてくれる相手は話しやすく、次のデートに繋げやすくなるでしょう。
ですが、異性と会っても自身の自慢話や否定するようなことばかりでは「つまらない」とそこで終わってしまいます。婚活の場でなかなかモテずに相手が見つからないのは大抵こういった自己愛が強い人や否定から入るひとばかりです。
恋愛や婚活において理想なのは互いに褒め合い、肯定し合う関係になれる相手です。つまり、互いに尊敬し合うことで幸福感が生まれるのです。
異性と長く続かない、あるいは異性となかなかうまくいかない人は自分の言動を見つめなおし、相手を褒めることを増やすなどといったテクニックを身につけるといいかと思います。
この心理を利用するのは結婚詐欺師!
さて、相手を認めることで異性との好感度が上がっていくということを言ってきましたが、この心理をついたのが結婚詐欺です。
口のうまい結婚詐欺師は巧みな話術で、異性の心理をゆさぶってくるものです。
ゆえに、相手をどのように褒めると好意をもたれるのかよくわかっているので、気が付いたら騙されて大金を貢いでしまっていたなんていうことも。
そのとっかかりとなるのが、相手の警戒を緩める為にまずは相手の誰かから認められたいという気持ちを利用して褒めたりおだてたりして、徐々に心の警戒心を解いていき、完全に信用されたところで最終的には結婚をちらつかせてお金を要求します。
何度も結婚詐欺を繰り返している人は罪悪感もなく、かつ演技力もかなり高いのですっかりと騙されてしまうのですね。
とはいえ、目的は『お金』です。
本当に恋人関係になって結婚するつもりはないので、どこか言動におかしなところが必ず出てきます。
例えば、無駄にテンション高く不自然に褒めすぎてきたり、認めてきたりです。
違和感をかんじるようなことがあれば、一度一歩下がって冷静に考えてみると騙されているんじゃないか?と思い至ることもあるかと思います。
その場合は誰かに相談をするなり、万が一のことを考えた対応が必要になるでしょう。
まとめ
さて、褒めることで好かれるということでまとめてみました。
自分を嫌いな人を人は嫌いになる法則があり、本人にそのつもりがなくても否定するような発言をしてしまうとそれ以上の仲は進展しないどころか、マイナスになってしまうことは多々あります。
どうせなら自分を認め、肯定してくれる人と親しい仲でいたいですよね。
恋愛でも相手と尊敬し合い、互いを褒め合うことで幸福感に繋がってより深い仲になっていくものですので、あまり他人を褒めないという人が誰かと仲良くしたいと思うのならば、考え方を一度変えてみた方がいいかもしれません。
本記事が何らかの参考になるのでしたら幸いです。