町内会って入っていますか?引っ越してきたばかりの人は、町内会の担当の人に入会を押し付けられて困りますよね。
引っ越してきて早々にうんざりするような人間関係、余計な支出である町内会費。断りたい!そう思う人が最近では増えてきています。
でもちょっと待ってください。ひょっとしたら入らないことがデメリットになるかもしれませんよ。検討のきっかけとなるよう、活動内容・メリット・デメリットの例をあげていきますのでご参考にください。
本記事が何かの気付きになるのであれば、幸いです。
そもそも、町内会って?
町内会というものは、ある一定の地域において居住する各世帯が入会し、人の集まりとして力を持っている集団のことです。
町内会の他にも『自治体』や『地域会』など呼び方は様々で、町単位・村単位など特定の範囲が対象地域として一つの集合体となります。
元々の目的は、その地域の人間の出入りの管理やコミュニケーションの強化だったのでしょう。しかし、いまや隣近所ですらあいさつ程度しかしないくらい人間関係が気薄な時代です。
はっきりいって町内会なんて「わずらわしい!!」とそう思っている人は非常に多いでしょう。
入りたくないという思いの一方で、町内会側は全員参加を掲げているので非常に厄介です。逆に町内会側は活動しているのが年配の人ばかりで、引っ越してきた若い人は拒否する人が多くなり存続の危機になっているという状況にあります。
はたして、なぜ町内会という組織は嫌がられるのでしょうか?
- 人間関係がわずらわしい
- 持ち回りで当番が回ってくるのが面倒
- 年会費としてお金を取られる
- 会合に集まるのが嫌
- 同年代が参加していない
などなど、基本的には自分の意にそぐわないことをさせられるということが一番のネックです。
誰だって自分の時間を面倒だと思っている活動にあてるなんて嫌でしょうし、古参の偉そうな年寄りの相手をするなんてストレスしか溜まりません。
お金だって何に使われるか、わかったものではないですよね。管理者の横領や、年寄りの宴会なんかに使われたら、たまったものではないはずです。
ですが、そんな若い人に嫌われている町内会もちゃんと活動をしているんです。
ただ、拒否権なしで強制的に入会されるようなものは訪問販売同様に忌避する気持ちの方が強くなってしまいますよね。
特にわけのわからないと余計です。ですので、まずはそんな町内会の活動内容をまとめてみました。
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町内会の活動内容
地域にもよりますが、実は町内会ってちゃんと役に立つ活動をしているんです。活動の対価として多少の飲み食いくらいなら、と思えるのでしたらいいかもしれませんね。
ここではそんな町内会の活動例をいくつか挙げていこうと思います。
【回覧板を作成・回す】
回覧板って地域の情報が詰まったお知らせを回しているんです。特にお悔やみということで、近所の誰かが亡くなった時は緊急的に回ってきます。
知らない誰かだとしたら、ご愁傷様と思うくらいでしょうが、いつも挨拶をしているお爺さんやお婆さん。昔遊んでくれたお兄さんやお姉さんが亡くなったとしったらせめて葬儀でも、と思いますよね。
お世話になっていたのに「最近見かけないな」と亡くなったことを知らないまま何年も経ってしまっては大変です。
ちなみに、地域イベント情報なども紹介されます。
【ゴミの仕分け管理】
地域のゴミを回収するのは市の業者ですが、家庭から出てきたゴミの置場を決めたりゴミ置場でちゃんと分別しているかチェックしていたり、カラスよけなど設置してくれます。
それもこれも町内会に入っている人達が順番でやってくれているんです。もしゴミ捨て場を利用しているのでしたら、せめて感謝くらいはしましょう。
【夜の見回り】
冬になると「火の用心」と集団で回ってくる人がいませんか?町内会で順番だったり、町内会の有志だったりそういう人達がやっていることがあるんです。
人が見まわることで、防犯にも繋がります。特に放火などを防ぐのに人の目というのは有効です。
【掃除】
予定を決めて、町内のドブ掃除や枯葉の掃除などをすることがあります。召集されるのは町内会の人達ですが、ドブを汚いままにしておくと夏に蚊が大量に発生します。
誰かがいつかやらなければならないことを町内会ではしてくれているのです。やってくれるのを当たり前だと思ってはいけません。
【イベント企画】
町内のお祭りや子供イベントなどを企画し、皆を楽しませてくれます。子供のクリスマスイベントなどは、町内の子供たちが集まるので子供の友達の幅を広げるのにはうってつけのイベントです。
盛り上げてくれるのですから、一緒に楽しみたいですね。
【市への要望を集め提出する】
町内会長がやる気のある人であれば、町内の人からの市への不満・要望を集めて市に要望を出してくれることがあります。
標識の設置や信号機の設置、街灯の補修や追加など必要な場所に必要なことをする要望を出してくれます。
町内会に入会するメリット!
【人付き合いができる】
【掃除など優先的にしてくれる】
【ゴミ出しが安心】
【地域のイベントに参加できる】
【相談先ができる】
【災害時に協力をしあえる】
【警察官が味方】
【村八分にされない】
町内会を退会したいデメリット!
では逆にデメリットとは何でしょうか?
こちらは逆に、田舎から離れて都会に行けば行くほど町内会のメリットは薄れ、むしろデメリットが強く町内会に入らない!という人は多いのではないでしょうか。
それでは町内会に入会するデメリットをあげていきましょう。
【町内会費の徴収がある】
地域によって金額に差はありますが、町内会というものは年会費がかかります。
しかし、そのお金って何に使われているのか?助け合いのボランティア活動の組織ならお金は必要ないんじゃないか?年寄りの都合のいい飲み会に使われているだけじゃないか?
そんな疑念も持つことから払いたくない人は多いかと思います。そもそも、お金なんて出したくないものです。町内会費そのものがデメリットですよね。
【人員徴収がある】
町内の掃除という名目で人を集める為に、休みの日に徴収されることがあります。
せっかくの土日をなんで潰されなければならんのか!そういう人は大勢いるかと思います。家の周りの掃除は自分でやる!という人にとってはデメリットでしょう。
【人付き合いをしたくない】
都会で町内会が縮小しているのはおそらくこれが一番の原因かもしれませんね。人付き合いって面倒で時にストレスが溜まるものです。
特に最近では煩わしい人の付き合いなんてしたくない、なんて人が増えています。飲みにケーションが当たり前の時代とは変わったということですね。
交通も買物も便利になっている最近、個人商店もないような場所で他人に頼るようなことはあまりありません。
つまり、わざわざ町内会という組織を使って何かをしてもらう必要も、何かをしてもらうことなくても普通に生活できるので誰かに頼る必要性がないので入会そのものがデメリットです。
【持ち回りの班長をしなければいけない】
何年かに一度、持ち回りで班長をしなければなりません。仕事は様々ですが、回覧板を作ったりイベントの告知、寄付金の回収、お金の管理など責任をもたなければなりません。
一年間という実際に経験すると長い時間をいつもより濃厚な人付き合いをしつつ、責任まで重大になるのですからそりゃあ嫌ですよね。
【寄付をしなければならない】
町内会では寄付を求められることがあります。誰々が払ったという同調圧力をくらい、払わざるを得ないことがあります。
そもそも、寄付って本当に払われているのか?役に立っているのか?本当に寄付先に届いているのか?とても疑いがありますよね。
寄付金横領など事件が多く、疑心暗鬼になるようなものに大事なお金を払いたくなんてありませんよね。
【年寄りが横暴】
偉そうなだけの働かない年寄りを敬わなくなったいまの時代で、いまだに長く住んでいる、会社で重役についているからってくだらない理由だけで新参者に偉そうな態度をとる人がいます。
かつて偉そうにされていた立場から、命令する立場になったことでかつて自分が嫌だったことを当たり前に下にやる人がいますよね。
そんな人はストレスの原因です。その下にいられる人がどれだけいるでしょうか?
例外 町内会に入る必要がない場合
実は、引っ越し後に町内会に入ることを心配する必要がない場合があります。都会の多くの町内会が会員減少の一途をたどっているいま、町内会は人員集めに必死になっていることがあります。
一戸建てを購入したらそれなりの確率でお誘いがくるでしょう。しかし、集合住宅はよほど活動的ではない限り町内会の勧誘はほとんどありません。
マンション・アパート・団地など、そこに一軒一軒いちいち回ってはこないですし、多くが大家さんが町内会に入っているので所属している、という扱いになることがあります。
その場合は大家さんや管理人からコピーされた連絡網が回ってくるなどします。
が、町内会の代わりにマンション自治会など、集合住宅単位で似たような組織が存在することがあります。
エリアは敷地単位になるので狭いですが、雪が降る地域なら雪かき。敷地内に木々が生えていれば枯葉の掃除などで徴収されることがあります。
ただし、分譲マンションであれば大家は部屋単位になるので、そういった自治会などがあることは少ないでしょう。
掃除などは管理費のうちで、雇われた人が各階を掃除しているかと思います。
まとめ
ここまで町内会のメリット・デメリットをまとめてみました。
要するに都会の方ではもう、町内会という存在にメリットはあまりなく、都会から離れて田舎の方に行けば行くほど入らなければならない状況に近づいていきます。
入会を拒否するにしても、最初から拒否感全開でいくのではなくメリットとデメリットを考えてから選択した方がいいでしょうね。
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