登山やキャンプなどアウトドアで多様なことをしようとすると、多様な道具が必要になってきます。
しかし、細かいものが多くなるとついナイフやハサミ、缶切りやノコギリなど忘れてしまいがちです。
そんなとき、十得ナイフとして便利なアイテムとしてよく販売されているマルチツールというもの。多くの登山者やキャンパーが利用しています。
ひとつ持っていれば登山、キャンプ以外でも、もしもの防災用品としても非常に便利です。
ただし、便利ではありますが正当な目的がなく所持をしていた場合は軽犯罪法に引っかかるおそれがありますので、登山やキャンプといった正当な理由をもった使い方をしましょう。
さて今回は、登山やキャンプで便利なマルチツールを10選ご紹介していこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
おすすめのマルチツール10選
小さな柄の中にナイフやハサミなど多くの機能が詰め込まれ、利便性の高いマルチツール。
ちょっとしたものを忘れてしまった時に救ってくれるギアです。ぜひ一つは用意しておいて、ポケットの中に入れておきたい一つです。
アウトドアのマルチツールのメーカーとして有名なビクトリノックスとレザーマンの製品となります。
ただし、くれぐれも長いブレードの物は銃刀法違反にひっかかる恐れがあります。刃渡りの長さを感じるようであれば、使わないときは道具箱などに入れておくなりした方がいいかもしれません。
その他は、機能性とデザインで選ぶといいかと思います。値段はピンキリで丈夫で工夫が凝らされたものはどうしても値段が高くなってしまいます。
ちなみに、ビクトリノックス製はシュッとしたシンプルなデザインが多いですが、レザーマン製はメカメカしいのが特徴です。人によって好きなデザインは違ってくるかと思います。
それではそんなマルチツールを10選、ご紹介をしていきましょう。
・スイスチャンプ
ブランド | ビクトリノックス |
サイズ | 長さ9.1×高さ3.3cm |
重量 | 185g |
なんと33もの機能を備えたマルチツールです。
これだけ機能があれば、ひとまずちょっとした道具が欲しい時に困った時でもこれ一つで大丈夫でしょう。
わずか9.1cmしかないのに、重さが軽いのにも注目です。
屋内でもアウトドアでも使えるマルチツールの中でも通常は10~20程度なのに33とはかなり多機能なものです。
・レンジャーグリップ78
ブランド | ビクトリノックス |
サイズ | 長さ13×高さ2.25cm |
重量 | 172g |
12の機能をもったマルチツールで、滑り辛いデュアル・コンポーネント・ハンドルを装備したもの。
ラージブレードやノコギリ、缶切りなどアウトドアで使う分には十分な機能を装備しています。簡単なロープぐらいならあっさりと切断できます。
ただし、刃が10cm程度あるので保管と使い方はちゃんとしないとダメかと思います。
・クラシックSD
ブランド | ビクトリノックス |
サイズ | 長さ5.8×高さ0.9cm |
重量 | 21g |
7の機能をもち、安くて非常に軽いのが特徴。
持つ際の大きさも6cmと大人の指の長さ程度のものでしょうか。
一生使えるマルチツールとしてビクトリノックスが製造した名作の一品です。
・ハントマン・ウッド
ブランド | ビクトリノックス |
サイズ | 長さ9.1×高さ1.8cm |
重量 | 95g |
13の機能を搭載し、ウォールナットウッド製ハンドルはお洒落ながらに耐久性のある代物。
軽く、必要な機能を満たしたこちらの製品はアウトドアだけならず、災害時などの緊急時でも重宝されるでしょう。
小さな工具箱といわれることもあるそうです。
・レンジャーグリップ55
ブランド | ビクトリノックス |
サイズ | 長さ13×高さ2.25cm |
重量 | 166g |
12の機能を持ち、このブラックのモノクローム仕上げに感動をおぼえて購入する人もいる様子。
アウトドアでは様々なことをやろうと思うと「切る」という行為が意外と多く、このブレードは木材を切ることを考えてデザインされたものです。
他のツールに比べてちょっと長めですが、その分切るときに力が入れやすいというもの。握りやすく滑りにくいハンドルですので扱いやすいかと思います。
・ウェーブプラス
ブランド | レザーマン |
サイズ | 全長10cm |
重量 | 241g |
18の機能を備えたレザーマンの代表作といわれるマルチツールです。
まさに「手のひらサイズの工具箱」として例えられる通り、機能の多さは日常からアウトドア、災害時まで多くの場面で使えるものです。
もしも、という機能で構成されているのでいざという時に痒い所に手が届くものではないかと思います。
・フリーT4
ブランド | レザーマン |
サイズ | 全長9.3cm |
重量 | 122g |
12の機能をもつ軽めのポケットサイズ。
本記事でご紹介する他のレザーマン製のマルチツールに比べたら、どちらかというとビクトリノックス製に近いデザインですね。
全てのツールが片手で操作できるロック付き。アウトドアだけではなく日常でも使える小型で便利なものです。
・スタイルPS
ブランド | レザーマン |
サイズ | 全長7.5cm |
重量 | 45g |
9の機能をもつ短く、そして軽めのマルチツールです。
どちらかというとプライヤーメインで、細かい作業を行うのに適したものです。
マルチツールには珍しく、ナイフ機能がないので銃刀法違反にも安心。
その一方で、小型ハサミで対応できないものにはちょっと厳しいかもしれませんね。
・スケルツールCX
ブランド | レザーマン |
サイズ | 全長10cm |
重量 | 142g |
7の機能しか持ち合わせておりませんが、だからこその機能性重視という側面を持ちます。
他の製品を見ていただければわかるように、結構あちこち機能を持たせてごちゃごちゃしている感があるのがマルチツールなのですが、もしものことを考えずにシンプルに使いたい機能だけを一つにまとめたのはコレです。
ごっちゃりしたものより、むしろこちらの方が使いやすい!という人が案外多いかと思います。
・シグナル
ブランド | レザーマン |
サイズ | 全長11.4cm |
重量 | 212.6g |
19の機能を持ち、少し重いながらも多機能なマルチツールです。
しかし、どちらかというとアウトドア仕様ではなくサバイバルや緊急時の状態を想定して設計されている製品となります。
というのも、救難ホイッスルや、火起こし用のファイヤースターターなどは余程の過酷な状況にでもならなければおそらく使わないような機能です。
逆にいえば、これさえ持っていれば、アウトドアだけならずとも東日本大震災の時のような大災害では活躍するかもしれないということですね。
登山やキャンプなどのアウトドア用品を防災用品として転用するつもりがあるのでしたら、このツールを選んだ方がいざというときに安心かもしれません。
まとめ
さて、マルチツールを10選まとめさせていただきました。
アウトドア用品として作られたマルチツールでもありますので、普段使いや災害時などいざという時にでも総じて使えるようなものばかりかと思います。
機能性、デザイン、持ちやすさ、金額など好みに応じて選べばいいのではないでしょうか。