人間生きていれば多くの人と関わるもので、家族・友人・知人・同僚から毎日コンビニで顔を合わせる店員などいわゆる引きこもりといった外部と遮断された生活をしなければ何らかの交流はあるはずです。
そして人生というものは波があるもので、順調にいいときもあれば悪いときもあります。
順風満帆ないいときは、こぞって人は集まってきて楽しいでしょうが、そういう人達も何かにつまづいてピンチになると正体がわかるものです。
今回は、そんな一生大事にすべき人についてのお話記事です。
本記事が参考になれば幸いです。
ピンチの時こそ本当の自分の味方がわかる!
さて、誰しも一度は何らかの危機的状況におちいったことがあるかと思います。もしないのだとしたら、幸せな人生を送っているか、過酷な何かはこれから起きるかもしれません。
スピリチュアル的にいえば、この世は魂の修行場のようなもので魂の成長の為に多くの試練が与えられるのだとか。
まあ、今回はそんなスピリチュアルな話ではありませんが、借金問題や離婚問題、パワハラやモラハラ、大怪我など何らかの試練となるような出来事は大なり小なりあるものです。
もしそれを一人で乗り越えたのだとしたら、非常にメンタルの強い力のある人かと思います。
しかし、誰しも乗り越えられるような強い人ばかりではありません。自分に過失がなくてもトラブルが起きてもがいてもどうしようもない時はあるもので、誰かに助けを求めたくもなるでしょう。
それはおそらく家族・友人・知人の範囲にとどめるでしょうが、大抵返ってくる反応は下記の五つです。
- 面倒ごとはごめんだ、と去っていく人
- 面白がって手は出さずに話だけを聞く人
- お前にも悪いところがあったんじゃないかという人
- 見返りを求めて手を貸す人
- 見返りを求めず、手を貸す人
さて、それでは一つずつ自分にとってどういった人達がこういう反応をするのかを見ていきましょう。
①面倒ごとはごめんだ、と去っていく人
おそらく知人程度ならこの反応になることが多いのかなと思います。
問題が深ければ深いほど、知人程度の間で下手に手を出して被害がまわってくるのを嫌がります。
いわゆる見て見ぬふりというものですが、これは自分を守る為には仕方ない行動ともいえなくもありません。
誰しも面倒なことは嫌がりますし、他人の為に自分から面倒ごとに首を突っ込みたくはないでしょう。
ある意味ではいさぎいいといえなくもありませんし、はっきりと自分には協力は無理だと断られたのならば、それもまた責任をもった発言といえるでしょう。
②面白がって手は出さずに話だけを聞く人
こちらが多いのは、知人から友人といったところでしょうか。
巻き込まれるから手は出さず、事の成り行きを聞いて楽しみたいだけの傍観者でいたいというズルイ人達です。
大抵このタイプは、他人のピンチには手を貸さずに逆に自分が危機的状況になると助けを求めて、助けを拒まれたら責め立てるという典型的な自分本位な人です。
助けるつもりはないのに他人の不幸話を聞きたいとはあまり性格がいいとはいえませんね。
しかし、一番多いのがこういう人達で保身に走るような人だったりします。
こういった人が危うい時に助けてもバカを見るだけですので、表向きの付き合いを継続するにしても、いざというときの自身の中の信用できる人間からは除外した方がいいかもしれません。
③お前にも悪いところがあったんじゃないかという人
こういうことを言う人は家族か、上司といった自分と同等か上から目線の人達かと思います。
本来過失がない相手にも責任を感じさせようとするタチが悪いモラハラ体質の人はこういう物言いをします。
身の回りに一人はこのようなことを言う人はいることでしょう。
こういう人は自分が加害者になっても、自分も悪いけどあなたも悪いと自己正当化する人種ですので一番信用してはならないタイプです。
どうしようもないことってあるもので、そういった時に非を訴えてくるこういう人が近くにいると精神的にまいってしまうかと思います。
何かあってもこういう人に相談すると逆に疲れてしまいますので、そもそもしないか、離れられるなら離れた方が無難かもしれません。
④見返りを求めて手を貸す人
知人に多い傾向、あるいは友人でしょうか。
おそらく、他人を助ける為に自分は損したくないという考えの人達です。
損得勘定で動くので、いいところ取りをするか、自分が巻き込まれてヤバイと感じたらあっさりと裏切って逃げてしまうのがこのタイプ。
これがビジネスであれば、お金という見返りを払っていてしかも『仕事』なので最後まで履行してくれるでしょうが、友人・知人の曖昧な関係と約束だとはたしてどうでしょうか。
いくらまずい状況でも、先に見返りを与えてしまうとそのまま逃げてしまうおそれがあります。
いい顔だけして協力をするフリをして、最後に見返りを求めてくる人もいるので気を付けた方がいいかと思います。
本来であれば、助けられた方が恩を感じて何かお返しをするのが普通です。見返りを要求されるのはちょっと違いますよね。
特に、男女の場合は体の関係を求めるなど、恩をきせてくるような相手もいますので、この辺りは助けを求める相手の見極めが必要でしょう。
⑤見返りを求めず、手を貸す人
家族・親友・恋人・仲のいい友人がこれにあてはまる可能性が高いです。
注意をしなければいけないのは、ニコニコ顔でいかにもあなたを助けますよといった下心や見返りを後から求めようとする偽善者です。
大抵そういった人はどこかにいやらしさが言葉に出てくるので直感でこの人は信用できないとわかると思います。
一方で、本当の家族・友人・恋人であれば何よりもその人が困難から助かるのが最大の報酬であると考え、何も対価を求めずに助けてくれます。
家族であれば助力は当然のことかもしれません。だからこその助け合う家族なのですから。
しかし友人関係の場合、そのような繋がりはなく友人というだけなので面倒ごとに関わりたくなければ関わらずに簡単に切ることはできるのです。
なのに困った時はお互い様、自分が困ったら助けてよと言え、口だけではなく実際に体現できる人は非常に希少です。
それこそ、その人が自分にとって生涯で絶対に裏切ってはならない信用できる人物となることでしょう。
これが理想論だというのであれば、おそらくその人はまだ心から信用できる人に会ったことがないのかもしれません。
いいことをして得を積むという考えもなく、ただ善意で困っているから助けようくらいの感覚の人っているものです。
ですが、ただ「助けて」というだけではおそらくいくらこういう人でも多大なリスクを背負ってでも他人を助けてはくれないでしょう。
結局のところ、お互い信用できる友人だからこそリスク承知で助けるわけで、いかに普段から自分が信用を相手に持ってもらっているかが一番のポイントかと思います。
困難なときほど、人の正体は見えてくる
さて、ピンチの時ほど自分に味方をしてくれる人がわかるということであげてきましたが、それとは逆に困難なときほど、自分の周囲の人の正体ってよく見えるものです。
たとえば家族です。
もし結婚して家を出た後に、自分の親が何らかの病気になってしまったり、入院を余儀なくされてしまった時にありありとその反応で信用できる人間かどうかを判別できますよね。
そう、本来なら配偶者の親が倒れたなんて一大事です。
にもかかわらず、心配しない、お金も出さない、協力的でないなど無関心だとしたらどうでしょうか。
ありえない、と思うかもしれませんが世の中そんな旦那・妻をもってしまった人って結構多いんです。
他にも友人関係などですね。
トラブルが起きたときにすぐに動いてくれたか、一緒に何かをしてくれたか、あるいはそうでないかでその人に対する人間性というものが出てきます。
たとえば、どこかで携帯電話を落としてしまった時。
ちゃんとした友人であれば最後まで付き合って一緒になって探してくれるでしょうが、何かと理由をつけてさっさと帰ってしまうような人や本人が諦めていないのに、諦めを促すような人です。
こういう人は何か苦しい時でも逃げて楽を選んでしまう人でしょうから、信用という点に関しては疑う余地があるでしょう。
本当に自分が大事にしなければならない人は、やはりいざという時にでも自分の味方をしてくれ、助力し、正しいことと悪いことの判断をしてくれる人ではないでしょうか。
まとめ
さて、ピンチの時にこそ自分の味方がわかるということでまとめてみました。
一般論のようなことを伝えていますが、実際に大変な目にあっている人を見ると味方をしてくれる人、さっさと都合よく逃げてしまう人のどちらかで分かれます。
これは家族であっても、嫌なことがあれば逃げる人がいるのは本当のところです。
誰かの助けが必要なときって必ずありますので、その時にいかに信用できる人が周囲にいるのか見極めておいた方がいいでしょう。
本記事が何らかの参考になるのでしたら幸いです。