手軽に食べられる食事のひとつに、お茶漬けがあります。
ただ、ご飯にお茶をかけて食べる家、海苔や梅干しをいれたり漬物を一緒に食べるような工夫をする家、あるいは市販のお茶漬けのりを常備して、お湯あるいはお茶で作るなど家庭によってさまざまです。
多くの人に親しまれるお茶漬けですが、市販のものにはなぜか『あられ』が入っています。
家庭ではあまり入れることはないと思いますが、このあられって一体何で入っているのでしょうか?今回はその理由について解説をしていこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
市販のお茶漬けのりにあられが入っている理由とは?
少し小腹がすいたな、というときに手軽に作れてサクサクと食べられるお茶漬け。
基本的にご飯とお茶が好きという人ならばまず嫌うことのない組み合わせですし、まさに軽食と呼ぶには最適な食事ではないかと思います。
しかし、このお茶漬けですが市販のお茶漬け海苔には『あられ』が必ずといっていい程入っています。
ちなみに、このように家庭でも自分でも入れられるようにわざわざ、お茶漬け用のあられも販売されていたりします。
さて、そもそもどうして市販のお茶漬け海苔にはあられが入っているのでしょうか?
確かに、あられが入っていることでちょっとした歯ざわりの良さや、味が良くなるということに一役買っている部分はあるのかなと思います。
ですが、各メーカーこぞって同じようにあられを入れる必要はないでしょうし、差別化する為に他のもので代用をすることを考えるといったことをするはずですね。
しかし、入っている。
ともすれば、おそらく歯ざわりや味以外の要素で何らかの理由があるはずです。
結論からいえば、
「乾燥剤の代わりをしている」
というのが、主たる理由になります。
そもそも、お茶漬けの大敵は湿気に他なりません。
もちろん、今となっては食品用のいい乾燥剤があるのでそこまで必要ではありませんが、かつて市販のお茶漬けのりが販売された当初は現代のような湿気をよく吸収してくれるような乾燥剤はありませんでした。
なので、各メーカーは乾燥剤。あるいは乾燥剤の代わりになるようなものを探していたのです。
食品を長持ちさせる為のメーカーの苦労って一般人が知らないだけで色々とあるのでしょうね。
さて、そんな折にたまたま歯ざわりを良くするために入れた『あられ』が湿気の吸収をしてくれる効果が高いということが判明したのです。
そうなると、メーカーとしても販売しているお茶漬けのりにあられを入れることはメリットでしかなくなるわけですよね。
以後、あられは市販されているお茶漬け海苔の商品の定番となり、欠かせない存在となったわけです。
まとめ
さて、どうしてお茶漬けにあられが入っているの?ということでまとめてみました。
本ブログにていくつも食品の雑学などを載せてきていますが、案外ただ『美味しいから』とか『歯ごたえがあるから』という表向きの理由以外に、メーカーならではのちゃんとした理由があるものです。
当たり前のように入手できる市販の食品ですが、裏では様々な販売への苦労があるものですね。
本記事が何らかの参考になるのでしたら幸いです。