人が商品を購入するとき、様々な葛藤がうまれます。
それが目的の物であれば、その葛藤もハードルが低くなるのですがそうでない場合、頭のどこかでリスクを考えるのは当然ですね。
逆に、それを強く意識することでうっかりしてしまう購買行動を抑制して貯金や節約になるのではないでしょうか。
今回は、そんな人が購入をためらう心理について話をしていこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
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商品購入時に人は無意識にリスクを考える!
商品を購入する際、人は「その商品を買って本当にいいのか?」というリスクを大なり小なり誰しも考えます。
「もう、これしか考えられない!」
とか、ずっとそのシリーズを使っているなどであればその考えるリスクは最小限ですので気にも止めないレベルでしょう。
ですが、たとえば初めて目にする商品などは余程のことがない限りは抵抗感がうまれます。当たり前ですが買うか「迷い」ますよね。
まあ、迷わずに衝動買いを繰り返して月の使うお金を抑えられないのであれば、まずその衝動買いをなおさなければ貯金なんてまずできないでしょう。
カウンセリングに行くか、誰かに自身のお金を管理してもらうなどの措置が必要かと思います。
ですが、そうでもない限りは購入しようとしたものに対して『リスク』を考えるのが普通です。
要は人が初めて見た商品を購買行動に移すには、そのリスクを頭の中で考えて一つずつ『妥協』に導くことで、購買行動へと移るのです。
そして、その対象となるものの金額が大きければ大きいほど、考えるべきリスクは強くなっていきます。
さて、この思考の中にあるリスクをはっきりと認識して、妥協しないようにすれば無駄なお金というのを使わないで済むのではないでしょうか?
ここからは、人が買うかどうか悩んだときにもつ10のリスクをご紹介していきましょう。
人が購入までに考える10のリスク
人間が購買行動をおこすにあたって、心理的に考えてしまうリスクですが、節約や貯金を考えているときにこれらを意識的に強めれば、無駄な買物はしなくても済むかもしれません。
もし何かちょっと大きな購入を考えるときは、強く意識をしてみてください。
①商品が期待通りの働きをするか?
当たり前ですが、商品購入時の目的となるものです。
- 美味しい
- 利便性がある
- 自身の使用目的に適している
などなどですね。
実際に買ってみて、大して期待通りの働きをせずに倉庫に眠っている、あるいは捨ててしまったということは誰しもあるかと思います。
安い買い物ならいざしらず、少しでも高いと感じるものであるのならば一度冷静に必要性があるかないか、考えてみるといいでしょう。
②耐久性はどうか?
実際に買ってみたはいいけど、すぐに壊れてしまった。
あるいは不具合がでてしまった、賞味期限が早すぎるなど物持ちについて考えることは多いでしょう。
初期不良や、たまたま壊れていたということはたまにあることです。
すぐに壊れてしまうものを衝動的に買って、本当にすぐに壊れてしまったのであればまさにお金の無駄でしかありません。
この場合、レビューを見たり保証について確認したりなどをした方がいいかもしれません。
調べているうちに熱も冷めて、購買意欲がなくなり結果的にその金額が浮く可能性もあります。
③それを買うことで他の物が買えなくなる
どんな物でも買ってしまえば、その分お金は当たり前ですがお財布から減ります。
たとえば、本来の目的とは違った商品を購入してしまうことで別のいい商品が買えなくなってしまうことも考えられるでしょう。
両方買うなんて、散財するだけでしかありませんよね。
購入の優先順位をはっきりさせることで、無駄なお金を使わなくて済むことへと繋がるでしょう。
④もっと別にいい商品があるんじゃないか
買ってみて、実は別のメーカーでもっといい商品が出ていたというのを見て後悔したことはありませんか?
何のリサーチもせず、お店で見かけたものを「えいやっ」と買ってしまうとたまにそういうことが起きます。
安い使い切り商品ならともかく、高く数年単位で使うものだとしたら今更切り替えることなんてできませんよね。
お店でみかけたものは、一度持ち帰って本当に『それ』がいいのか、考えてみると余計な購買にならないかもしれません。
⑤似たような商品でもっと安いものがあるのでは
たとえば、買おうと考えた商品が高機能型で、もう少し安価な機能をしぼったものがあり、実際には高機能型は必要なかった。
あるいは、別のお店でもっと安く出しているところがあるのかもしれない。
よく、実際に相場に照らし合わせてみると高かったり、ちょうど別の店でセールやポイント還元が高くついたりするようなことが多々あります。
やはりこれもリサーチ不足のまま買うのは損という可能性があるでしょう。
⑥その商品は安全か?
たとえば、小さなお子さんやペットと一緒に住んでいる場合にはたしてそれを購入して安全なものでしょうか?
場合によっては変な塗料や薬品を使ったりしていて、安全性に問題があるものかもしれません。
もちろん、そんな商品は多くはないとは思いますが、もし何らかの危険性があるのならうかつに購入するのはためらってしまいますよね。
⑦環境に対してよくないのではないか
昨今の、環境配慮による働きで環境保全意識が高まっています。
そうは多くなくても当然、環境によくない物質や最終的に環境に配慮されていないような商品であれば忌避するべきです。
下手に購入してしまうことで、リスクを抱え込んでしまうのであれば最初から買わない方が少なくてもお財布には優しいかと思います。
知らない商品を買う時に、そういった意識が多少でもあるのであれば買わないに越したことはないかもしれません。
⑧自分に似合わないかもしれない
服などを買うときに、自分が着ている様子を想像するかと思います。
しかし、安いからと買った物やいきおいで買った物を後々着てみて「似合わない……」となった経験はないでしょうか。
それは腕時計とか、身の回りの物も同じでやはり買ったはいいけどイメージと違うということで結局は使わず無駄になることもあるかと思います。
自分に合うか合わないかを迷ったときは、しっかり自分の手元にあるときのイメージを想像して衝動買いなどをしない方がお金の無駄にならなくて済むかもしれません。
⑨自分がその価値に値しない
ブランド品や高級なものを買いたいと思った時、自分がそんな高級なものをつける価値はないのではないか?
という葛藤はあるかと思います。
節約を考えたとき、ブランドの付加価値よりも実用性が重視されるのではないでしょうか。
服は着られればいい、靴は履ければいい、時計は時間がわかればいいといった、機能性を満たしていればいいのに不思議と高級品を買いたがる人がいたりします。確かに、お金持ちであれば買えるでしょうがそれが『高級ブランド品』である理由は、はたして[…]
合理的に考えて、どちらがというのは個々人の判断によるところでしょうが、自身の価値に値していないと少しでも感じるのであれば節約の観点からも当然買わない方がいいでしょう。
⑩周囲の人が買って文句を言わないだろうか
高い買い物をする場合、家族や友人に「なんでそんな高い物買っちゃったの」と言われてしまうことが想像されます。
特に配偶者や子供がいる家庭の場合、高い買い物は家計にダメージを与える可能性のあるものです。
反対されるのはわかっているけど、欲しいという情動もあるかと思いますが、それが喧嘩の元にもなるかもしれないのです。
そう考えると、そこでは一度買わずにグッと耐えてやはり買っていいかどうか相談するのが結果的にストッパーとなるでしょう。
まとめ
さて、リスクを強く意識すると無駄な買物がなくなるということでまとめてみました。
やはり、知らない商品や高額商品を初めて見て、その場で買おうと思い至るまでには色んなことを考えて、最終的に色んなリスクを妥協して購入するものです。
ですので、そのリスクをもう一歩最大限に考えるようにすれば、少しでも無駄な買物をせず貯金を増やすことができるようになるのではないでしょうか?
本記事が参考になれば幸いです。