一番は梅雨の時期かと思いますが、高温多湿の環境になると生えやすくなる『カビ』という存在。
しかし、このカビってどこからきて、どうして食べ物に発生してしまうのでしょうか?
今回は、カビはどこからくるのかについて話をしていこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
カビはいったいどこから沸いてくるの?
うっかり食べずにちょっと長めに置いておいたパンや、梅雨の時期に洗わずに一日放置していたお鍋など、気が付けばビッシリと『カビ』が生えているということは誰しもが経験したことはあるかと思います。
当然ですが、これを良しとしてムシャムシャと食べる人は食中毒に積極的に食中毒になりたいような相当な奇特な人しかいないでしょうし、学校の授業の実験などでもない限りは廃棄の一択といっていいでしょう。
しかし、
「あー、カビが生えた」
と多くの人は嘆いて、勿体ないと思いつつ捨てるこのカビですが、視点を変えてみましょう。
はたしてカビはどうしてどこから生えてきたのだろう、と。
生える原因については、一般的に高温多湿であることがあげられて特に梅雨のようなジメッとした状態ですと生えやすいということは、多くの人の知るところです。
が、あくまでそれは「生える原因」です。
一体どこからカビそのものはやってきたのか、ということは突然に問われたとしても、すぐに回答が出せるという人は少ないでしょう。
結論からいうと、とても簡単なことです。
「空気中に人に見えない微細なカビの胞子が常にただよっているから」
ということになります。
要するに、除菌室のような特別な環境下でもない限りはどこにいてもカビにとって適切な環境があれば生える可能性があるということですね。
というのも、カビは植物の一種なのですが下等植物でそこらの地面に生えている植物に比べてはるかに単純な構造となっています。
空気中にただよっている微細な胞子はカビの『種』です。
それが食べ物などに付着して、生育環境が整うと胞子から芽がでてきて菌糸となります。
これこそ、一般の植物でいう『枝』にあたる部分です。
このあたりは、キノコを想像した方が早いでしょう。
キノコもまた、同じように付着したキノコの胞子から生育環境が整うとキノコがニョキニョキと伸びてきて、毒のない種類であれば人が食べられるようになります。
これを菌糸類とよばれ、キノコは大型の菌糸類として分類されます。
秋になるとキノコ狩りをするという人もいるでしょう。
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一方で、カビはというと本当に小さな枝の『菌体』でそれがより集まることで、人の目にはカビとして認識されるようになるのです。
そもそもこの菌類、成長が早く普段は目に見えない胞子だからこそ、突然沸いて出たかのように見えるというわけですね。
ちなみに、カビが生えてしまったらカビのあたりをポンポンと軽く叩いてみてください。何やら煙があがったようにみえます。
これがカビの胞子であり、それが他の食べ物に付着すると同様にカビが生えやすくなります。
ですので、カビが生えたものの近くに食べ物をおいておくと、広がりやすいというのは胞子がちょっとした衝撃や空気の流れで飛んで付着し、新たなカビになることからそうなってっしまうわけなのですね。
ただし、カビが生えるにも条件があり、温度や湿度そして養分がないとならないわけです。
食べ物そのものは格好の養分ですので、それだけで生えやすいといえば生えやすいでしょう。
しかし、よく注意書きにかいてあるように『高温多湿を避けた環境』におくことでカビの生育のしやすさは妨害されますので、食べ終えたらすみやかに冷蔵庫に入れるなど、一般的な対処をすれば基本的には問題ないといえるかと思われます。
まとめ
さて、カビはどこから発生するの?ということでまとめさせていただきました。
空気中は人間の肉眼で確認できないほどに微細な菌などが沢山あるので、付着をさけるということは難しいといえるでしょう。
当然ですが適当に放置していればカビの好む環境ができやすく、気が付けばビッシリと言うことはあるものです。
ですが、逆にカビを生やすことを防止するようにすればそうそう問題が起きるということも少ないのかと思います。
本記事が何らかの参考になれば幸いです。