文字起こしという副業をご存じでしょうか?
かつてはアルバイトとして録音テープからタイピングのみで文字に変える仕事でしたが、いまは自宅でサイトに登録するだけで仕事を請けることができるようになりました。
さて、そんな文字起こしという副業は稼げるのか?どうやって始めればいいのか?
必要なのはタイピング技術もそうですが、効率化にはコツがあります。
今回は、そんな文字起こしの副業について話をしていこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
文字起こしとは?どのようにして稼ぐことができるの?
文字起こしとは、その名の通り音声で録音されたデータを聴きとってテキスト化して書き起こしていくというものです。
ですので、ある程度のパソコンスキルやタイピングスキルがある人であれば、すぐに始めることができるでしょう。
ただし、ノイズが酷かったり音声が小さかったりすることもあり、意外と単純な作業とはいえません。
聴こえてくる単語や文脈からこのようなことを言っているんだ、という読解力もある程度が必要になってくるでしょう。
そんな文字起こしですが、
- 著名人のインタビュー
- 芸能人のインタビュー
- 会議の議事録
- 公民団体の講演会
- 企業主催のシンポジウム
- 座談会
などなど、実際に雑誌に掲載されるようなインタビューから、記録に残したい企業や団体の仕事までさまざまです。
もちろん守秘義務はありますが、仕事内容によっては誰よりも先に情報を手に入れたり勉強になることだったりと、面白い内容だったりすることが多々あるでしょう。
楽しさと共にやりがいはあるのではないかと思います。
そんな文字起こしの副業はクラウドワークスサービスで見つけることができます。
在宅ワーク【Bizseek】 | ワークスタイルの提案【_ist】 |
このようなサイトですね。
クラウドワークス内ではレビュー投稿やウェブライターの仕事も豊富に落ちていますが、
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こちらの文字起こしの仕事はそれ程ではないにしても、それなりに案件のある仕事ですので探せば容易に見つかるでしょう。
ただし、音声認識ソフトによる文字起こし技術はあがってきており、そう遠くない未来にはなくなっている副業かもしれませんので、一度はやってみたいと興味があれば早いうちに参入しておくといいかもしれません。
文字起こしの仕事はどうやって始めればいいの?
文字起こしの仕事は先にお伝えしたようにクラウドソーシングサイトにて受注が可能です。
- クラウドソーシングサイトに会員登録する
- 『文字起こし』『テープ起こし』で検索して探し、案件に応募する
- 期日までに指定されたフォームで作業をして提出する
- 審査。修正依頼があれば対応
- 報酬が支払われる
単純な流れにするとこのような形となります。
ですので、基本的にはインターネットに繋がったパソコンと音声を聴く環境があれば作業が可能な仕事となります。
なお、同じ時間(仮に60分として)の仕事でも3,000円、5,000円、10,000円とバラつきがあったりしますが、内容の密度や求められるクオリティーによって金額設定が違ってきます。
下の必要なスキルで説明しますが、ただ文字にするだけの『素起こし』と呼ばれるものだけではなく、それ以上の付加価値を求められることがあります。
ですので、初心者はいきなり高額案件に飛びつくのではなく比較的安価な案件から慣れていくのが定石です。
ちなみに、人によって速度は変わってきますが通常は音声データの再生時間の3~6倍近くの作業時間を要しますので、ある程度の時間確保が求められます。
まあ、60分の再生データに関して6時間もかけたのに3,000円程度では割にあわないと思う人もいるでしょう。
しかし、このあたりは自身の作業効率やタイピングのスピードなどにもよってくるので、割にあわないと思う場合や『めんどうくさい』や『難しい』と感じたら他の副業を探した方が手っ取り早いこともあります。
簡単な仕事に思えますが、意外と長時間かかって大変だったりするのが文字起こしの仕事となります。
必要なスキル・資格は?
文字起こしを副業にするには、特に資格といったものは必要ありません。
タイピングスキルや、聴覚障害のないような人でしたら誰でも始めることのできる副業です。
ちなみに、初心者の傾向としてド真面目にタイピングのみでやろうとする人が意外と多くいるようです。
まだまだ発展途上とはいえ、音声認識アプリやソフトなどを利用すれば大部分を短縮でき、後は修正や少々の編集を加えるだけで納品できる状態になります。
こういったものを扱うのもスキルのうちとして、文字起こしの仕事をしている人の多くが一般的なやり方としてこの手法を取っている人が多いので文字起こしの仕事を始めるにあたってぜひ利用できるものはしましょう。
ちなみに、
少々値段はかかりますが、このようなものを持っていると『翻訳』の仕事もできるので便利ですし、個人バイヤーとして副業の幅を広げるのであれば便利なアイテムとなります。
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そして、企業案件で単価やクオリティーをあげる方法に下記のようなものがありますので、これも文字起こしスキルとして覚えておくといいでしょう。
素起こし:一言一句聴こえた通りに書き写すこと
ケバ取り;不要な言葉やどもっている声を取り除く
調文:話し言葉を『ですます』調にして読みやすくする
サマリー:概要や箇条書きに分ける
といったものです。
後は話し手の特徴や、声色から感情を読み取って一つの台本や脚本を書くようにするなど工夫することで単価が上がることもあります。
とはいえ、その辺りはやっているうちに感覚がわかってきますので、最初から警戒せずそこまでクオリティーを求められていない低価格の案件からチャレンジしてみるといいかと思います。
報酬額:1案件 1,000~1万円程度
月収:1万~10万円程度 ※作業量や案件単価による
労働時間:1時間以上
働ける時間帯:24時間いつでも
まとめ
さて、文字起こしの副業について話をしてきました。
2000年初頭くらいまでは、音声認識ソフトもなく聴いた声をそのまま全タイピングするという作業が一般的でした。
むしろ、アルバイトとしてそのような募集案件があったくらいです。
いまや、クラウドソーシングサイトに登録して音声認識で文字起こしできるアプリやソフトで効率化できるので便利になったものです。
とはいえ、技術革新がさらにされてAIが発展すればこの仕事をワーカー達に振るようなこともなくなってしまうでしょうから、経験としてもスキル獲得としても、お金稼ぎとしてもいましかやるチャンスはないのかもしれませんね。
本記事が参考になれば幸いです。