キャンプといえば、必需品となるのはテントですね。このテント泊を楽しみにして、ワクワクしているという人も多いかと思います。
その一方で、初めてキャンプをするという人はテントをどのような種類から選べばいいのか困ると思います。
基本的に最初のキャンプはやることがいっぱいあるうえに、手間取ることばかりなので購入するのでしたら設営がしやすいテントを選択するのが無難です。
では、どのような種類のテントがあるのか。設営しやすいテントとはどれなのかをご紹介していきましょう。
本記事が参考になれば幸いです。
キャンプのテントはどういう基準で選べばいいの?
さて、キャンプでは車中泊となるオートキャンプや、バンガローなどで宿泊するといったものもありますが、やはり王道としてはテントを設営して、疑似サバイバル体験をするテント泊ではないかと思います。
もちろん、テントの設営に向き、不向きの場所もありますが区画サイトならそもそもその心配はなく、フリーサイトでも自分の好きな場所を探してテントを張り、アウトドアを楽しむと人によって違う楽しみ方もあるかと思います。
登山やキャンプといったアウトドアがブームとなり、新しくキャンプを始めるという人も多くなっているかと思います。実際、キャンプ場は休みになると人が多く集まっていて混雑しているところもある様子。区画サイトのキャプ場であれば、予約制[…]
そんなキャンプを楽しむための必需品たるテントですが、はたしてどのようなものを選べばいいのでしょうか?
しいていえば、テントを利用する人数、設営のしやすさ、収納のサイズから自分、あるいは自分達にあったものから選ぶといいかと思います。
テントを利用する人数となると『定員』とテント購入時に表記されていると思いますが、これは「横になって寝られる人数」の目安のことを指しています。
もしも、ゆったりとしたスペースを取りたければ、実際に宿泊する人数よりも1~2名分定員が多く、立ち上がれるくらいの天井サイズは欲しいところですね。
ただし、定員を増やしてサイズを大きくすると、その分だけ重量がかさんでいきます。車に積む大きさや重量などを考え、ただ大きいだけではなくバランスも考えて購入するようにする方がいいかと思います。
テントの主流はどれ?初心者はどれを選ぶのが無難?
さて、では昨今のキャンプにおける主流のテントをご紹介していきましょう。
初心者であれば、次に紹介する三つのうちのどれかを選ぶと、使いやすくていいかと思います。
・ドームテント
ドームテントはキャンプ用テントとしては定番中の定番で、テントに必要な機能(通気性や前室)を全て揃えてあるうえに、ほとんどのドームテントが自立式ですので比較的簡単に立てられるのが特徴です。
慣れるとものの10分程度で設営することができるようになります。
使い勝手もいいので、メーカー各社が各種サイズ、多彩なデザイン、低価格のものから、グレードの高いものまで様々なものを出しています。
キャンプ初心者は迷ったらドームテントから始めるのがいいかと思います。
・ワンポールテント
ドームテントに比べて機能性はありませんが、地面に広げたテントにポールで屋根を持ち上げるだけの簡単な設営で済む為、物凄く簡単です。
ということは、撤収作業も比較的簡単にできる為、時間と手軽さを優先することができるテントです。
実は、このネイティブ・アメリカンなスタイルが人気で『ティピーテント』と呼ばれるようなこともあります。
室内にポールを一本立てるだけなので、一人でも設営が可能ですが、居住空間が思ったより狭いのがネックでしょうか。雰囲気は楽しめると思います。
・ツールームテント
家族や仲間と楽しめる大型のテントです。タープがなくても、テントの前面からひさしの部分が伸びるので、テントの前で料理を作ったり、チェアとテーブルを置いてリラックス空間を作ることが可能です。
突然の雨でも慌てる必要もないのが嬉しいですね。
ロッジドームテントやオールインワンテントとも呼ばれ、大人数でキャンプをするときに使われます。
壁面をメッシュにしたり、閉じたりできるので夏場は虫よけや、冬場は防寒効果が見込めます。
しかしデメリットとして大型な分、積載重量は増えるしと持ち運びには大変だし、設営は大変だしとメリットばかりではありません。
テント購入の際はコレで選べ!チェックするポイントを解説!
では最後に、テント選びの際のチェックポイントをあげていきましょう。
結局のところ、グレードによって値段も機能性も変わってくるものですが、どれを優先して選ぶのかなどでも変わってくるかと思います。
広くいえばデザイン性なども選択肢に含まれるのかと思いますが、ここでは機能性に着目してポイントをあげていきましょう。
・自立式か非自立式か
ロープを張る必要があるテントを『非自立式』と呼び、張ることがなく自立するテントを『自立式』と呼びます。
ここでご紹介したドームテントや、ツールームテントは自立式で、ワンポールテントは非自立式となります。
非自立式の場合は、地面にロープを固定するペグを打っていかなければなりませんが、渓流沿いといった固い地盤だと打つのが非常に大変です。
そういった意味では、ワンポールテントは場所を選ぶテントといえなくもないかもしれません。
・素材・耐水圧
テントの敵となるのは、『雨』と『湿気によるカビ』となります。
一般的には、ポリエステルやナイロンといった素材を使ったテントが多いですが、そういった化学繊維はカビや紫外線に強い反面、湿気が溜まりやすかったりします。
コットンもありますが、丈夫な材質ながらもカビが生えやすくなったりと、素材によってどういうものか、ケアの方法はどうなるかなど調べておくといいかと思います。
なお、夏場など特にキャンプ中にゲリラ豪雨のような激しい雨が降ってくることもあります。
テントは耐水圧が結構重要で、耐水圧がないものは強い雨が降ると雨漏りしてしまったりと大変なことになってしまいます。
そうなってしまうと、もはやテントでキャンプを続けていられる余裕もないと思いますので、そうならない為にも、テント本体を雨風から防ぐフライシートの耐水圧は1500mm以上は欲しいところです。
・利用人数
大抵、600mm×2000mmの床面積が一人分と換算されて、テントの利用できる定員は決まります。
ただし、定員ギリギリだとテントの形状や、宿泊者の体型など様々な要因で狭く感じることも多々あります。
余裕を持たせた空間でテント泊をしたいのであれば、定員よりも少ない人数でテントを利用した方が広々としたスペースが取れるので快適になります。
とはいえ、大きめのテントはそれだけ値段も上がるので、良し悪しといえばそうかもしれませんね。
最近ではソロキャンプをする人も増えているので、ソロキャンプ用のテントもあります。いずれにしても自分のスタイルに合わせるといいかと思います。
まとめ
さて、キャンプのテント選びについてまとめさせていただきました。
人によって考え方や、キャンプでやりたいこと、人数などが変わってくるのでそれぞれのやり方があるかと思います。
ですので、自分達のスタイルに合わせたものを選べばいいかと思いますが、耐水圧やテントの利用人数などは居住性に関わってきますので、選ぶ際の注意点としていただければと思います。