登山で必要なものの一つに登山靴があります。動きやすい運動用のシューズでもいいですが、長時間舗装されていない道を歩くこともあります。
そんな場合、やはり登山に特化した靴を用意するべきです。
しかし登山初心者の方はどのような登山靴があるのか、どのような物を選べばいいのか迷うでしょう。
今回は、そんな登山初心者の方に向けて登山靴の選び方について解説をしていきたいと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
登山靴で重要なのは足を守ることと、履き心地!
では、まずは登山をするにあたって靴の種類よりも、自分の足に対してどのような靴を選ぶべきかということを解説していきましょう。
普通の靴でも買った後で履いた時に翌日に筋肉痛になったり、やけに疲れたり、そもそも歩きづらかったりってのがありますよね。
確かにこれは履いているうちに慣れていくのでしょうが、登山は普段の生活に比べて長時間、何万歩も歩き、さらに初心者コースでも少し足場の悪いところもあり履きづらい靴では危険なこともあります。
それに登山初心者はペース配分ができないでしょうから、この履き心地という面で失敗すると思わぬ余計な疲労が溜まることになってしまいます。
登山靴の選定で大事なことは、履き心地にこだわることです!
もちろん、サイズやデザイン、靴の種類も大事ですがこれ以上にはありません。自然の中では疲労は判断力を鈍らせて事故のもとですし、誰かと一緒に行くのなら足手まといになってしまう可能性もあります。
何よりも履き心地を優先しましょう。
ちなみにその選び方ですが、ショップに行って購入するのなら登山するときに実際に履くソックスをはきながら試着するといいでしょう。
購入後は新品状態で登山に行くのではなく、何度か履いて慣らしておくことです。ここまでしておけば、後は自分の体力の問題だけになります。
一方、インターネットで下記でご紹介する登山靴の種類やデザインなどから選定して購入して、靴のサイズだけを合わせて試し履きをしていないパターンが最近では多くなったのかなと思います。
その場合は、少し履き慣らす時間を長めにとってから登山に挑む方がいいです。
「新品の格好いい(可愛い)靴を買ったから、明日の山登りで履いていくの!」
なんて考え方をしていたら、履きなれない靴に足の裏や足首がやられ、靴擦れで痛い思いをするなどいいことはありません。
一歩間違えたら転倒するなど事故に繋がってしまいますので、必ず何度か履いて外を散歩するなど、自分の履き心地を良くしておくことが大事です。
登山靴はいろいろと種類がある!
さて、いざ登山靴を参考に探してみようと思った時、色んな種類の登山靴やデザインが出てきて困惑することもあるでしょう。
同じ登山靴なんだからどれも同じでしょう、と思いきや実はちょっと歩く登山道によって用途が違ってきたりするんです。
種類と共にデザインも多岐に渡りますので、どういった場面で使う登山靴かを理解して選ぶのも面白いかと思います。
それでは、登山靴の種類についてどのような場面で使うのかを解説していきましょう。
・トレッキングシューズ
おそらく『登山靴』とショップで検索して一番出てくるのはこのトレッキングシューズなのかなと思います。
まさに登山初心者に最適な、低山や岩場の少ない山に向いている靴です。
そのせいか、デザイン性に富んでおり、ウェアに色を合わせたりカジュアルなファッション性で選んだりとハイキングする以外の楽しさもあります。
ちなみに、ハイカットと呼ばれる足首まであるトレッキングシューズがおすすめで、登山中の捻挫の予防になり、安全対策に優れています。
参考までにこういったものがおすすめです。
最近ではヤマビルなどが岩手県以南の山に生息し、生息地を広げています。
登山とは、自身の体を使って行うレジャーです。そうなると当たり前ですが、病気や怪我や事故というリスクが可能性として付きまとうものです。経験者は対処法を知っているので、落ち着いて冷静に考えられるでしょうが登山初心者はいままでにないことに[…]
足首が出るようなシューズよりも、すっぽり隠れるトレッキングシューズの方が噛まれる可能性は低くなるかと思います。
メーカーやデザイン、色など自分の好きな物を選んでみるといいでしょう。
・アプローチシューズ
アプローチシューズは岩場など滑りやすい場所を歩くのに適した靴です。クライマー用の靴として作られたもので、あまり初心者の難易度の登山では必要ないかもしれません。
かなり靴底がやわらかく、足裏の感覚が伝わってきやすい為、岩場を足の裏で掴むようにキャッチできるので滑りにくいのが特徴です。
ちなみに、トレッキングシューズと同じくハイカットの物があり、捻挫の予防に効果的です。逆にローカットのタイプもあり、こちらは履きやすくて軽いので疲労が溜まりにくいというメリットがあります。
商品としては、こういったものですね。あまり数は多くなく、金額も高めのものが多い印象です。
・縦走用シューズ
トレッキングシューズよりも耐久性の高い、本格的な登山靴です。
どの季節、どんな山でも耐えることができるように、ガッシリとした耐久力のある靴となっており、保湿性も高く上級者用の登山靴といって差し支えないでしょう。
こういったものですね。縦走(じゅうそう)とは、山に登った後に下山せずそのまま別の山に向かうことをいいます。
ですので、長時間の山道に耐えられるよう設計されたものでいわば登山のプロ仕様。値段もそれなりにピンキリになります。
防水に特化した素材やインソールを入れるのも
MERRELL メレル 登山靴 トレッキングシューズ ゴアテックス 27cm
数回町使用
ほぼ新品です
箱あり
本日お支払い送別9,500~8,000円3n値下げ#ミリタリー物販 pic.twitter.com/5lZlCVSmrf— BFCODjpfriends (@mil1911friends) January 16, 2021
下手な靴を履いて雨などに降られて靴の中までぐちゃぐちゃというのは普段の生活でもよくある話です。
ましてや、登山中に足元が気持ち悪いままずっとというのは気分的に嫌なところでしょう。雪などが残っていたりすると、気付かないうちに濡れてきたりもします。
登山靴は基本的に防水性は強い物が多いと思いますが、
こういった透過性の低いゴアテックス素材で作られた防水に特化した靴というのもちょっと素材がお高いので金額(10,000円超えくらい)が張りますがひとつの選択肢です。
他、インソール……要は靴の中敷きですがこれで履き心地の微調整をすることが可能です。
特に土踏まずの部分が下がると足裏の疲労が何倍にも感じますよね。土踏まずの部分にアーチがついて支えるようになっているものは、土踏まずが下がらないように防いでくれるので疲労を感じにくくなります。
案外この調整で全然変わってくるものですので、登山の行程に耐えられるか心配なら試してみる価値はあるかと思います。
靴の履き方の注意!
最後になりますが、靴の履き方にも実は注意が必要だったりします。
靴なんて適当に履いていればいいと思っている人も多いですが、ちゃんと固定していないと怪我のもとになったり、靴擦れや疲労を感じやすくなってしまったりします。
その為にも、履く際につま先をあげて靴ひもを結ぶようなことはNGです。
なぜならつま先をあげて靴ひもを結んで履くと足首の部分が曲がって履くことになってしまいます。これでは緩みがでてしまい、よくありません。特にハイカットの靴だとその保護力が失われてしまいます。
正しくは、つま先を下げて足裏をべったりつけてから靴ひもを結ぶことです。
ほんの少しの履き方の違いですが、これだけで締まりがまったく違ってきます。せっかくですので、どれくらいの違いがあるのか試してみてはいかがでしょうか。
もし、本格的なネットショップで一度探したい、という場合には、
このような 専用販売品サイトもありますので、覗いて登山専用の物を参考に選択するといいかと思います。
他にも、
このようなレンタルショップもありますので、迷ったら高いシューズを買う前に一度使い心地を試すつもりで借りてみるのも一つの方法かと思います。
まとめ
登山初心者の靴選びについてまとめさせていただきました。
登山は自分の足を使って、土を踏みながら歩いていくものです。必然的に事故やケガの可能性やそうでなくても疲労などが溜まって歩くのが辛いということもあるでしょう。
ですので、履きやすい靴を探すのも登山準備で必要な行動なのかなと思います。