趣味は仕事になるか?独立に必要なのは熱意と諦めないこと!

自分の趣味を持っているということはいいことで、普段の忙しい日常生活の中でホッと一息がつく時間ではないでしょうか。

熱中してしまうと、いつの間にか何時間も経ってしまっているようなそんな趣味にドップリとはまってしまっている人も少なくはないでしょう。

さて、この趣味ですがなにか物作りをしている人が、そっくりそのまま仕事にしたらとても楽しいですよね。

しかし、残念なことに世の中そんなに甘くはなく、趣味を仕事にして販売して食いつないでいくことは非常に難しいのです。

今回は、趣味は仕事にできるのか?というテーマで話をしていきたいと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

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趣味を仕事にするのは難しい?

個人の趣味と言っても、人によって違うので一概にどれとはいえず、多岐にわたります。

たとえば、本ブログ管理人のように文書を書くのが趣味でブログを書いてしまっているような人や、コスプレが趣味の人もいるし、ゲームが趣味の人、ケーキ作りが趣味の人、アマチュア無線などジャンルを問わずさらに似たようなものを細分化すれば数えきれないほど存在します。

「趣味と実益をかねる」

というとおり、それを仕事にしている人は少なくはないですし、好きなもののジャンルで働いているのですから、多少の苦労はあっても楽しいでしょう。

しかし、趣味が高じて実際に起業をして個人事業主、あるいは会社として……となると話は結構変わってくるものです。

趣味は趣味として自己の範囲内、あるいはどこかの会社の後ろ盾があるからこそのものであり、第三者に販売してお金を稼ぐというのは容易ではありません

たとえば、最近ではかなり増えてきた動画配信サイトを使った生配信でのライブですが、インスタライブなどでフォロワーさんと話をしたりする人が楽しくてやっているという人がいます。

しかし、ひとたびこれを『ライブ販売』というものに切り替えて、自分が作成したものや集めたものを販売して売れるだろうか?というと、難易度はかなり高くなってしまいます。

確かに、お財布の緩い人はいますが結構、購入となるとシビアに見てくる人が多いのが商売というもの。

うっかり謎の自信で最初からオリジナルグッズなどに手を出して販売しようとしようものなら、大コケする可能性の方が非常に高くなります。

 

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それだけ誰かに物を売るというのは難しく、安易に趣味を仕事にできるかというと難しいというのが一般的です。

 

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起業して趣味を仕事にするには熱意と諦めないことが重要!

では、趣味を仕事にする為に独立して個人事業主や会社にしてはダメなのだろうか?

というと、そういうわけではありません。そもそも、

「好きなことこそ上手なれ」

という言葉があるように、自分の好きなことだからこその趣味なわけで、仮に失敗して簡単にやめてしまうのは、本当にやりたいことではないといえるのではないでしょうか?

趣味をビジネスにした場合は、自分が趣味としてきて考え、販売したものを誰かに買ってもらって喜ばれることが非常に大きな達成感となります。

当然、イヤイヤやるわけではなく失敗であっても糧にして次に繋げる熱意は、普通どおかの会社のはっきりいって生活さえできればどうでもいい仕事に比べて、はるかに大きなものとなるでしょう。

そのエネルギーと継続していくことが、起業する人には非常に大事となっているのです。

 

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趣味を仕事にしたときに失敗しがちなこととは?

落ち込む

さて、管理人も自分を含めて何人か個人事業主として独立した人や、会社としてちゃんと設立した人をみてきましたが、特に自身の趣味をもってして失敗してきた人が赤字になるのはある程度、共通する特徴があります。

それは、

「計算ができない、あるいは苦手な人」

です。

「えっ?計算なんてできないとおかしくない?」と思った人がいるかもしれませんが、確かに日常生活の計算はできるでしょう。

しかし、仕事においての計算は趣味事になってしまうとできなくなってしまう人が多いのです。

というのも、趣味というもので商売に転嫁できるようなものは一般的に、自己完結で終わるようなものが多いのではないでしょうか?

たとえば、コスプレ衣装販売店を設立するとして、いままではコスプレ衣装の土台となる生地や、糸、装飾品、裁縫道具や型紙、ミシンなど自前で購入し、採算なんて考えずにいいものを作ろうとしていたかもしれませんが、商売ではそうはいきません。

なぜなら、儲けなければいけないからです。

仮に自分が考えた最高のコスプレ衣装を製作したとしたら、原価は相当に高くなりますよね?そこにさらに利益を乗せるとかなり高値なわけで、購入者はかなり限られてきてしまうわけです。当然、売れにくくなります。

逆に、それだけ原価をかけたものを、そもそもいくら原価がかかったのか計算もしないで適当に販売してしまったら、赤字になってしまうのは当然のことですよね。

なので、素材にこだわるだけではなくすべての金額にこだわる必要がでてくるわけで、常に頭の中で電卓をたたいていないと商売というものは成り立たないのです。

案外これができていない人が多く、そもそも原価意識がないのか初めて販売するのに確実に赤字になるようになる売り方をしている人もいます。

そして、自由商売ですので表立って文句はいえませんが、こういう計算ができない人達がライブ配信での販売や、メルカリなどのフリマで販売している本来の価値である相場を崩壊させていく迷惑な販売者となってしまうのです。

一人で潰れるのは勝手ですが、一度下がった相場を元には基本的に戻すのはかなり難しいですので、ただの迷惑者となるだけなって消えてしまう人もしばしばいます。

もちろん、それはその人のやり方ということですし、資本主義社会ですので感情的なものではありません。

ですが、趣味を仕事にするのであれば採算が取れるかの計算は必ずしないと、商売として成り立たないのは確かでしょう。

 

・採算を無視した販売例

以下は、管理人が見かけた相場と原価でおこった商品の採算ができていない販売例です。

アメリカの最安値20ドル

日本の円相場115円(手数料込みで117円くらい)

という状況の商品Aがありました。日本のメルカリで販売されている相場は4500円前後。

この場合、メルカリのシステム手数料が10%なので450円が差し引かれ、さらに大きさから60サイズなので700円は送料としてかかるでしょう。

つまり、単純な原価計算をすると、

「4500-20×117-450-700」

となるので、3490円が原価です。ちなみに、アメリカからの輸送費の送料や関税もかかるので、まあ大量仕入れをしたとして色々と割って一個300円が海外からの送料と仮定して乗っけておいて原価3800円とすると相場の4500円で、700円の儲け。仮に商売として人件費や梱包材などを考えるとこの辺りがギリギリだと思います。

なのに、まさかの3900円で売る人がッ!?

いやいやいや、不要品販売のメルカリとはいえ海外輸入品でしかも新品をこんな破格で販売するヤツがあるか!いくらなんでも相場崩しにも程があります。

計算上、利益があっても100円。下手するとそれ以下どころか赤字の可能性があります。

このような、誰かの上にいこうと採算の計算をしないような適当な商売をやっている場合、仕事として経営していくのは難しいでしょう。

もちろん、独自のルートで安値で買っている場合や、さっさと売り切りたい場合もあるので一概にはいえませんが……どうなのでしょうね。おそらく、それでも利益面で考えると厳しいのではないかと思います。

個人の場合、中には利益よりも販売することが目的の人もいますので、どうなのでしょう。少なくてもこの方は3000件以上の取引履歴がある様子でした。

 

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趣味で起業をする場合、日雇いや短期バイトとの併用が無難

さて、ここからは管理人の経験とアドバイスからなのですが、ぶっちゃけ仕事を辞めて収入が無くなったまま個人事業主あるいは会社として起業するのは厳しいです。

確かに、趣味を仕事にするのは非常に楽しいですし、熱意もなかなか消えないので継続しやすいですし、時間はあるのでうまくやれば色々と試していくうちに徐々に伸びていくこともあるでしょう。

ですが、趣味を商売にしている人に限らず最初からうまくいく人はほんの一握りです。

貯金がかなりあるという人であれば、いいかもしれませんがそうでもない人は失業後に目減りが激しいので焦るという人も多いのかと思います。

そこで何もしなければ、本当に厳しい生活や下手をすると借金生活になってしまいかねません。

ですので、日雇いや短期バイトとの併用で商売をするのがオススメです。

実際、起業したら自分の生活の維持。そして商売は仕入れをしなければ何も売ることができません。

販売しているものを回して、生活と同時に商売も維持できればいいのですが、軌道にのるまではなかなかそうはいかないでしょう。

技術を売るという方法もありますが、それは一部のスペシャリストだけですので、そうでもない人は難しいのは明らかです。

しかし、一応日雇いや短期のアルバイトをしてある程度仕事に入ってさえいれば、最低限の生活費はそちらから捻出したり、余剰金額を商売に回したりすることもできるわけです。

たとえば、一日7500円のアルバイトだとしても月に20日働けば15万円の収入になるわけで、これは起業したての人間としてはなかなか大きな金額といっても、差し支えはないでしょう。

おそらく、何もしないよりも心の余裕はかなりできるはずです。

特に個人事業主の場合、このように併用して仕事をして自身の商売がうまくいくのを待つというのが、無難に伸ばしていく方法のひとつかと思います。

 

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 まとめ

さて、趣味は仕事になるか?ということでまとめさせていただきました。

実際、趣味が高じて仕事にしたという人は多いですが、案外採算を取る計算や儲けがないのに切替えできずに潰れていくようなところは数多くあります。

商売はとにかく計算が重要で、通常時は原価と売上、そして未来の見込み。決算時には利益額をまとめなければなりません。

まずは自身でそれができるか、できないかを考えるのが起業前にまず一考するところではないでしょうか。

もし、それでもやりたいというのであれば本当に短期アルバイトなどをして、しっかりと基盤を整える必要があるのかと思います。

 

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