つまらないと言われるミレニアムゴジラ!でもフィギュアは凄い!

ミレニアムゴジラって平成ゴジラに比べてあまり面白くないって言われていますよね。管理人も実はそう思っています。

1999年12月に公開されて2000年をまたいだ時期から公開されたから「ミレニアム」なこの作品の感想を書いていきたいと思います。

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ミレニアムゴジラシリーズ

 平成ゴジラシリーズの感想を以前の記事で述べてきたわけですが、今回の記事であるミレニアムゴジラシリーズはとんと評価が悪いのです。なんというか、新しいことをやろうとして見事に失敗したというか、そんな感じで。

結局、CGに頼ったことをしてバトルもぼやんとしてしまったり、無理にギャグを入れようとしたらまあ迷走した感じなのかなと思っています。というか、平成ゴジラシリーズの方が怪獣同士の戦いに迫力を感じられたのは管理人だけでしょうかね。

と文句をいいつつも、毎回映画館に足を運んだ管理人なのでした。

1999年 ゴジラ2000

 

個人的には、せっかくのゴジラシリーズ復活なのに一番面白くなかったように感じます。ゴジラは途中でちょろっと出てきただけで最後の方まで出てこないし、結局UFO型エイリアンがほとんど動かないので迫力がほとんどなかったんですよね。

とはいえ、相変わらずのゴジラの造形大好きです。平成シリーズと違ったのは背びれが少し変わったところかな?少し大きくなったような気がします。熱線も青だったのが赤く背びれ全体で光るようになり、ストーリー関係なくゴジラだけなら恰好よくていいんですけどね。


銀色のUFO型エイリアンがゴジラからオルガナイザーG1という物質を吸い取り、制御できずに怪獣となってしまったオルガです。なんかUFO型からホイミスライムみたいな形状になり、最終的にこの形態になってしまいました。

こいつがあらわれたことで、まともな怪獣同士のバトルになったはいいのですが、さしたる成果も進化もなくあっさりやられてしまったのがあまりにひどい。結局ゴジラを飲み込んでゴジラになろうとしたのが失敗しただけという。まあ、そりゃあ飲み込もうとしたら腹の中に熱線をぶちかまされますわ。

なので、ゴジラ2000は管理人的にも微妙という印象です。せっかく復活したのに。

2000年 ゴジラ×メガギラス

 

まさにゴジラVS超科学。それと、超科学の産物による古代怪獣の戦いであるゴジラ×メガギラス。まさかのブラックホール発生装置であるディメンション・タイドという装置を人間側が使うという。

宇宙から地上に向けて撃つのだから一歩間違えたら地球そのものがやばいのではないかという代物です。


そんなブラックホール実験の穴から出てきたのが古代に生息したメガニューラという虫。と、ここまではいいのですが少年を出すのはやめて欲しかった。時限の穴から出てきたメガニューラの卵を拾い、持ち帰り、さらには捨てたおかげで被害が物凄いことに。

子供のやったこととはいえ、さすがにそういう無邪気な加害者といった存在が出てきたことでかなりイラッとした記憶があります。

メガギラス自体はあっさりとはいわないまでも、派手なバトルをするわけでもなかったのでなんだか不完全燃焼。

2001年 ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃

たぶん、ミレニアムゴジラシリーズで一番人気のある作品ではないでしょうか?なにせ、ゴジラが恐ろしいくらいに人間に容赦がなく、まさに悪の象徴のような存在として描かれています。しかし、まさかの『とっとこハム太郎』の併映するという意味不明すぎだった思い出。

なんで子供向け映画とゴジラを一緒に公開してしまったのでしょうか。非常に最初のハム太郎時間が苦痛だったことを覚えています。そして、ハム太郎を見たら帰る家族連れ……んー、カオス。


そう、このときのゴジラって怖いというイメージが強いんですよね。ハム太郎の後に子供に見せるものじゃないレベルで日本人や怪獣はえげつない殺され方をする作品です。まさに死をもたらす破壊の象徴。それに対抗するのは3体の護国聖獣。


しかし、それにしちゃあバラゴンの扱いが可愛そうじゃないですかね。最初に一体でゴジラに戦いを挑んでいいとこなしで圧倒されたままやられてしまい、さらにはタイトルに名前すら入れてもらえないとは……。かませもいいとこでひどい。

 


聖獣の一体モスラはいつもどおり、人間の味方……ではなく、地球の味方としてあらわれますが、今回は小美人はおらず。大和の守り神としてゴジラに戦いを仕掛けます。平成モスラに比べたらあまりかわいくなくなり、ちょっとリアルで凶悪な雰囲気に。

まったくもってこの作品では人間を守る気はなく、巻き込ませて死なせるほど。しかし、平成モスラに比べたらあまり活躍はなかったかな。


千年竜王ギドラがモスラの力を得て進化したキングギドラです。まさかの今回は人間の味方……ではないものの、ゴジラが最悪の敵怪獣として描かれているので一応、正義の怪獣役。これまでのシリーズで悪として描かれてきたキングギドラがいい方というのはなかなか斬新でした。

結局のところ、ハム太郎ののんきな映画はどこへやら。凶悪で人類に容赦の一切ない怪獣たちはまさに怪獣らしく、面白い作品だったと思います。

2002年 ゴジラ×メカゴジラ

毎シリーズ出てくる定番のメカゴジラですが、さすがの超技術ですね。全世界の科学者や専門家を集めた最高ランクの巨大兵器をなぜか日本人が使うという。いくらゴジラに対抗する為とはいえ、こんなのあったら人類間の戦争も起こりそうな気がしないでもないですね。

しかし、ここでもハム太郎の苦痛が……いやあ、なんでゴジラを観にいってハム太郎を観なければならないのか。


 大怪獣総攻撃のゴジラから、少しだけ凶悪さが消えたゴジラさんですが、相変わらず日本に乗り込んできます。なかなか外国に行くことはないんですね、日本が大好きなんでしょうか?背びれの発光は青に戻り、やはりミレニアムシリーズは個々の継続性のない作品ばかりなんだということがよくわかります。


対抗するのは、超兵器である3式機龍です。一度は暴走して街中壊しまくり。物凄いお金を使ったうえに街まで破壊されたらたまったもんじゃありませんよね。はたしてゴジラ襲来の被害とどっちが大きいのか。ともかくこれ、時期的にエヴァンゲリオンの暴走をパクった気がする。

そもそも、この重量のものがどうやって歩いたり空飛んだり跳ねたりと機動力を確保できるんでしょうね。百歩譲ってゴジラは筋肉の塊の生物としてアリだとしても、機械は難しいんじゃないかな。

とはいえ、無難な面白さはあった作品の気がしますね。ミレニアムやメガギラスに比べたらバトルも多いし。機龍あんまり強くないけど……。

2003年 ゴジラ×モスラ×メカゴジラ

 ミレニアムシリーズ唯一の続編物ゴジラですね。唯一完全破壊されなかった機龍がまた出てきますが、あくまでモスラがメイン怪獣かなって感じですね。とはいえ、またハム太郎……いい加減にして欲しかった思い出。結局、ハム太郎の映画を3作とも観てしまった管理人です。


相変わらずの日本大好き怪獣、ゴジラですがモスラと戦い、機龍と戦いで連戦のゴジラですね。しかし、一年で街を完全復興させる日本もですが、毎度毎度日本の街はボロボロに破壊されますが、復興費用とかどうなっているんでしょうね?

この世界の株価はゴジラがでるたびにダダ下がりでしょうし、税金は物凄い高いことになってそうな気がします。

親がゴジラにやられ、幼虫二体で対抗するモスラですが、これは昭和モスラのオマージュということなんでしょうね。大怪獣総攻撃のモスラと違って人間の為に命がけで戦ってくれる彼らはいつものモスラでした。

いつものように都合よく卵からモスラが生まれ、幼虫形態のままゴジラと戦いますが、生まれたばかりでバトルに駆り出されるのはなんとかわいそうな生物でしょうか。

 

機龍もまた、一年前の改修が住んでいないというのに出撃。しかし、初代ゴジラの骨と共に魂も持っていたようで最終的に意思があるような描写がみられましたね。しかし、前作みたいな超起動もなくアブソリュートゼロも壊れたまま修復されていないのでモスラがいなかったら本当にあっさりやられていたでしょう。超火力ではあるんですけどね。

こちらはバトルこそ多かったものの、あまり人間ドラマというのはやらなかったのでちょっと印象は薄い作品という感想でした。

2004年 ゴジラ FINAL WARS

 

50年の集大成……というわりには、非常に微妙な作品。たしかに集大成らしく沢山の怪獣が出てきますが、多すぎてバトルに重みもなくかといって、謎のエンターテイメントを出しちゃってストーリーも酷いという。なんというか、ここまでのミレニアムシリーズを台無しにした印象です。

 

中学生が考えたのかっていうレベルの脚本にかなりガッカリした思いでがある作品でした。ミュータントなんて余計な設定が話を全体的に薄くしている原因だと思います。バトル特化の作品にするにしても、はっちゃけすぎた作品ですね。個人的にはミレニアムシリーズでワースト2です。

唯一の地球側の戦力として対抗しますが、とにかくバトルをコミカルにする酷さ。

ということで、宇宙人が出るときに必ず出てくる改造メカ怪獣ガイガンです。モスラと最終的に死闘を繰り広げたうえ、最後には自分で放ったカッターーで自分の首を斬り、モスラに体当たりされてやられるという間抜けぶり。

 

まともな戦いになったのはコイツくらいかな?カイザーギドラです。キングギドラのオマージュながらに別物でゴジラを圧倒する力をもっています。が、力を吹き込まれてパワーアップしたゴジラにあっさり首を落とされ、宇宙空間まで熱線で押し上げられてやられてしまうことに。

結局ストーリー性はほぼなし、バトルもあっさり。人類ほとんど滅びてしまったという、何がしたいのかよくわからない作品でした。

 

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まとめ

  • 1999年からミレニアムシリーズゴジラが始まる
  • メカゴジラ以外は物語の連続性がない
  • シリーズ通して不評

 

ということで、管理人個人の感想ということでミレニアムゴジラシリーズを書いてみました。個人的にはやはり視るなら平成シリーズかなと思います。ミレニアムシリーズはなんというか……薄味?

かといって、造形としてのフィギュアは圧倒的に格好いいんですよね。管理人が持っているフィギュアの何体かも実はプレミアがついているみたいで高くなってました。続くゴジラシリーズですが、シン・ゴジラの続きはいつやるんでしょうね。

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