起業して独立するメリットとデメリットとは?退職前に考えること

独立心のある人や、他人に使われたくない人、行動力のある人など起業して個人事業主として、あるいは新たに会社を創ろうという人は少なくはないでしょう。

しかし、本当に退職後に自身で独立をしてやっていけるのでしょうか?

今回は、独立を目指している人が退職前に考えることについて話をしていこうと思います。

本記事が参考になれば幸いです。

 

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やりたいことができる分、責任はすべて自分

起業をして独立し、自分自身で仕事をつくり、組み立て、販売して利益を稼ぐ。

まさに、自分のやりたい仕事ができるのが独立する最大の魅力といっていいでしょう。

会社員のように、命令をされてやりたくもない仕事を毎日やらなくても、いくらでも好きに判断して売買をおこなえばいいので、気持ちの面でもラクといえるでしょう。

事実、脱サラして独自で個人事業主として働いている人の多くは、

「自由に、好きな仕事ややりたいことができるから」

という理由をあげています。

もちろん、苦労もあるでしょう。ですが、たとえば趣味を仕事にするなどでうまくノビノビと稼いでいる人も中にはいるものです。

 

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さて、なるほど。確かに自身の裁量ですべて自分の好きなように仕事をできるかもしれません。

ですが、それには大きな責任が伴ってくるのを忘れてはいけません。

会社員であれば、大きなミスをしてしまった場合に責任をとるのは自分と上司、最悪は会社全体の責任ですみます。仕事上の負債を会社は従業員である個人に請求はできません。

なので、どんなに責任をとっても会社を辞めるくらいで済みます。後はうまく転職すれば被害は最小限で済むでしょう。

その一方で、たとえば、最近ではインターネットの発達により、しばしば『炎上』という言葉を聞くようになりました。

 

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もちろん、そうそうその炎上の対象にはならないとは思いますが、ちょっとした行動の間違いや、知らず犯罪者との関りをもっていただけで叩かれ、炎上するようなこともよくある話です。

もし、起業した後で万が一その対象となってしまったらどうでしょうか?

まず、当然ながらその状態で事業をやっていけるわけはありません。となると、その時点でかけているあるいはかかった経費という負債がすべてのしかかってくるのを想像するのは容易ではないでしょうか?

このように、ほんの小さなミスやトラブルが大事になってあっさりと事業を続けられなくなることもあるのです。

さらに、個人では順調に売上を伸ばしていざ従業員を雇ったらどうでしょうか?

つまり、会社の社長としてその従業員の生活の面倒を仕事をしてもらう代わりとして与えなければならないのです。つまり、社長という立場の人間は雇っている数だけ責任がその肩に重くかぶさってくるものなのです。

しかも、仮にその従業員が何らかの大きなミスをおかしたとすると、結局のところ最終的に使用者である経営者が責任をとらなければなりません。

もちろん、リスクを考えたら何もすることはできませんが、独立をする以上は責任は全て自分にかかってくる。この覚悟を決めておかなければ、スタートラインにも立てないということを、理解する必要はあるのではないでしょうか。

ただ、やりいたいことをやれるというのは非常にやりがいを感じることかと思いますし、覚悟をもって挑戦するというのならきっと人生でよい経験や地盤になるのではないでしょうか?

 

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独立する人は、判断力・行動力・自己管理する力が必要

個人事業主、あるいは会社そのものを設立するということは、経営者となり一人でもトップ。誰かを雇ってもトップ。まさに一国一城の主になるわけです。

ですので、すべて自分の判断や行動が先行きを左右するといっても過言ではありません。

まあ、いい点をあげるとすると誰かに縛られるようなことなく好きなことをやってお金を稼ぎ、生活していけるのですからこれほど自由というものはありません。

もちろん、大きな企業になってくればそうはいかないでしょうが、それは自身の判断でその規模にしていったのですからそれもまた自分の自由意志のもとで成長した会社という姿といってもいいかと思います。

しかし、裏を返せば縛られるものが何もないだけに、自分を制限してくれるものが何もなくなるのと同義です。

つまり、朝早起きして出勤しなくても昼から仕事をすればいいし、今日は面倒だなと感じたら仕事を休んでも誰も咎めないわけです。

確かに、大きくなった会社であれば従業員が働いてせっせとお金を稼いでくれるので社長がサボっていようと会社は動くし、そうそう潰れはしません。

ですが、会社の社長である人間がサボっていは示しがつかないですし、社長の判断が必要なことが多々ありそれが滞ると会社が動かないということを忘れてはいけません。

そもそも、独立したばかりで例えばマンションなどの資産があって賃貸で稼げるような不労所得でもあるのなら別ですが、自分が動かなければ利益を出せない状態で堕落した生活をしてしまっては、はたしてどうでしょうか?

まあ、シンプルに稼げませんし、本来稼げるはずの時間を無駄にしてしまうわけです。

ですので、起業する人間に求められるのは、

  • 正しいことを選択できる判断力
  • チャンスとあればすぐに動ける行動力
  • 厳しい自己管理能力

です。これがひとつでも欠けている、あるいは足りないと少しでも思ったのなら起業は諦めた方がいいかもしれません。

退職の前には、一度自分を見つめなおして考えてみるべきではないでしょうか。

 

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それでもやってみたいのなら、日雇い・短期バイトとの併用がオススメ

さて、覚悟はできているけど実際に自分が独立をしてやっていけるかの素養があるかどうかわからない、けれど一度の人生なのだからチャレンジしてみたい!という人はいるかと思います。

そういう人は会社員時代に副業としてやってみるか、退職後に日雇いや短期バイトとの併用で商売をするのがオススメ致します。

実際、起業したら自分の生活の維持。そして商売として何かを販売するのには仕入れをしなければ何も売ることができません。

販売しているものを回して、生活と同時に商売も維持できればいいのですが、軌道にのるまではなかなかそうはいかないでしょう。

実際、まだ始めていない人は悠長に構えているかもしれませんが、貯金は目減りしていく一方です。

技術を売るという方法もありますが、それは一部のスペシャリストだけですので、そうでもない人は難しいのは明らかです。

しかし、一応日雇いや短期のアルバイトをしてある程度仕事に入ってさえいれば、最低限の生活費はそちらから捻出したり、余剰金額を商売に回したりすることもできるわけです。それに時間を守るという自己管理にも繋がっていきます。

たとえば、一日7500円のアルバイトだとしても月に20日働けば15万円の収入になるわけで、これは起業したての人間としてはなかなか大きな金額といっても、差し支えはないでしょう。

おそらく、何もしないよりも心の余裕はかなりできるはずです。

特に個人事業主の場合、このように併用して仕事をして自身の商売がうまくいくのを待つというのが、無難に伸ばしていく方法のひとつかと思います。

 

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 まとめ

さて、独立を目指す人が退職前に考えることについてをまとめさせていただきました。

実際、会社を辞めて縛られるものがないと後回しにばかりしていつの間にか時間が経ってしまい、ピンチということもありえるわけです。

そうならない為にも、自分を見つめなおして判断力・行動力・自己管理能力があるのかを考えておく必要があります。

そのうえで、行動力が先行するのであれば本当に短期のアルバイトや日雇いのアルバイトなどを駆使してなんとかやっていくようにした方が生活の為にも、事故管理の為にもいいのかなと思います。

 

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