海外から安い商品を見つけて、輸入して販売をする。
言葉で表すと非常に簡単ではありますが、利益を出すにはとにかく計算、計算、計算となります。
特に『送料』がとにかく高くつく!
これは国内製造をして、販売しても多分あまり変わらないでしょう。
おそらく、どこのメーカーもこの送料という固定費に頭を悩ませているのではないでしょうか。
今回は、そんな海外からの輸入販売はとにかく送料がかかる!という話です。
本記事が参考になれば幸いです。
送料が高い!利益が薄い!
いまは物を運ぶのに基本的には宅急便業者を使って送付するのがほとんどなのかなと思います。
さて、以前より輸入ビジネスとして海外製品を扱っていてヤフオクやフリマ等で販売をしている管理人。
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徐々にコツをつかみ始めてきましたので、ぼちぼちと売れるようにはなってきました。
日本にはない商品を海外という大きなマーケットから仕入れて売る。無事に売れたときは何となくうれしい気分になりますし、仕入をしたときは所持欲も満たされて案外楽しいものです。
が、ふと思うこと。いえ、常々思うことでしょうか。
とにかく送料が高い!!!!
下記の記事でも申し上げましたが、アメリカから日本までの送料は重量で変わります。
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ちょっと詰め込むだけであっさりと数万円が飛んでいき、ようやく日本に到着したと思ったら今度は販売手数料と、送料がかかる!!
これは計算を間違えると、本当に送料赤字になりかねません。
いまやメルカリ・ラクマ・PayPayフリマと出品して便利に個人間取引ができるツールがあります。利用している人も少なくはないのではないでしょうか?そして、ちょっと『せどり』や『輸入ビジネス』を始めてみようという人も利用している[…]
結局、計算を続けていると送料ばかりかかって宅急便業者を儲けさせるだけのように思えてしょうがないときもあります。
だって、アメリカで仮に6.5ドル(約700円くらい)のものを買ったとして、他のと同梱して送料を算出すると重さにもよりますが10ドルくらいは送料で上乗せされてしまいます。
この時点で1,800円となり、3,000円でメルカリで売ったとして販売手数料が10%の300円と、宅急便コンパクトで発送するサイズとしてBOX代70円。送付料金が370円。計740円は取られてしまうわけです。
となると、せっかく面倒な思いをして海外から仕入れたのに、
「売値3,000円 - 原価1,800円 - 送付代740円 = 450円」
となりますので、う、うーん、かなり薄利です。
結局、送料で実質1,370円も取られてしまっているのですからこれは厳しいところ。
ものによっては薄利多売でなんとかなるでしょうが、100個売ってようやく実利益が4万5千円という労力だけがかかってさして利益のない状況になるのは間違いないでしょう。
しかも、確実に売れるとは限りませんし、やけに送料無視して安く販売してしまう人もいるので案外難しいもの。
実際、安いものを多く通販している会社って似たような悩みをかかえているのでしょうね。
特に商社は仕入と売値の利幅がないなかでやるので、おそらくもっと苦しいのではないでしょうか?
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で、結局最初は勢いで仕入れるものの、慣れてくると通常の方法では儲からないからとにかく重さから換算した送料の計算地獄になるわけです。
たぶん、これで面倒になって輸入ビジネスをやめてしまう人も多いのかなと思います。
輸入ビジネスで利益を出すには?
さて、自分でやってみると企業が経費削減を推し進める理由が実感でわかるようになってきます。
特に少ない資金で始める場合は、いかに経費をかけずに実利を多くとるかで変わってくるもの。
管理人としても、いいブログネタにはなりましたし、お試しのつもりだったので稼げないなと思ったらすっぱりと撤退するつもりです。
が、一応こういうことをすれば利益が出るのかな?ということでいくつかまとめてみました。
なお、最近は送料別にすると一気に売上率が落ちる風潮があります。送料と利益のバランスを考えるのも大事でしょう。
・とにかく軽くて小さいものを扱う
海外からの輸入総量は基本的に重量で金額が変わってきます。一方で、日本は梱包サイズによって金額が変わってきます。
この二つを満たすものといえば、とにかく軽くて小さいものです。
たとえば、腕時計とか薄いステッカーとかですね。
逆に重くて大きいものは、どちらも送料でお金がかかるので割に合わないことが非常に多いです。
仮に軽くて大きいものでしたら、日本で販売した際に送料は高くとられますし、重くて小さなものは輸入にお金を取られます。
・荷物をひとつにまとめる
海外からの荷物は個々で送ると、それぞれに高い基本料金が乗っかってしまいます。
ですので、ある程度は海外発送の荷物をひとつにまとめた方がお得です。
輸入ビジネスを続けるのであれば、最初の方から輸入代行業者として海外倉庫を借りておいた方がいいかと思います。
ちなみに、管理人はShipitoを利用しています。
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お金はかかりますが、アメリカで買ったものを倉庫に集めてひとつにまとめて送付できるので、結果的に送料を安く済ませることが可能です。
重量による事前見積がサイトにありますので、想定もしやすいかと思います。
・日本から送付するときもセットで販売して送る
A4サイズの荷物は難しいでしょうが、たとえば宅急便コンパクトを利用した際に一個入れても空白ができる場合はどうせ同じ送料なので2、3個セットで販売した方がお得です。
個々で販売したら2回分の箱代と2回分の送料がかかってきてしまいますが、それが一回分でしかもセットにした分の金額で売るので結果的に経費をおさえられるかと思います。
一個一個売るよりもセット販売にした方が販売者側としては利益を取りやすいでしょう。
・利幅のとれるものを購入・出品する
ここら辺、意外と難しいのですが日本でプレミアがついているようなものが海外で安く売ってたりします。
間違いなく売れば送料をまかなえるくらいの利幅はあるでしょうが、問題は買い手がいるかです。
プレミアがついているのなら、買い手はいるだろうと思うかもしれませんが、たまたまその欲しがっている人の目につかなければいつまで経っても売れ残るだけです。
それがコアであれば、コアであるほどマニアの目に止まらなければ売れません。
実際、管理人も1990年代のヴィンテージプレミア品を手に入れて売ってみましたが、サッパリ買い手がつかない状況です。
もちろん、値段設定が悪いのかもしれませんがやはりじっくりと買い手を待つしかないのかなと思います。
プレミア品といっても、売れるかどうかをリサーチするのも大事ということですね。
まとめ
さて、輸入販売は送料が高い!との話をしてきました。
物を送る以上は絶対にかかってくるのが、送料ですがどうしても重くのしかかってくるのも送料です。
売買をする以上、計算力は必須ですが利益を取るためにはひたすら考えなければならないのではないかと思います。
物を売る会社経営者って大変なんですね。
本記事が参考になれば幸いです。