アメリカから輸入するにあたり、アメリカ国内でしか発送をしないもの、あるいは個々に日本に送ると高くつくものが出てきますよね。
そもそも、どうしても欲しいものがアメリカ通販サイトにあるのにアメリカ国内のみしか配送されないのでは手に入れるのは難しいです。
日本の輸入買付代行業者にいちいち頼むと、かえってお金がかかるかもしれませんしどうせなら継続して頼みたいもの。
そんなときに、アメリカに仮の住所をもってそこから送付してもらう輸入代行業者が存在します。
今回は、その中でも『Shipito』という業者を使ってみましたので、何度か使ってみた体験談として記事にしていこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
※本記事画像のいくつかはShipitoのウェブサイトより引用しています。
はじめに Shipito利用の記事にあたって!
さて、以前より副業記事をまとめるにあたって、自分でも輸入ビジネス体験という形でやってみて記事にしました。
副業の記事を色々とまとめてきたことにあたってやはり自分でも何か体験をと思い、どうせなら個人の力のみでできることをやってみようと考えた管理人。選んだのは、輸入ビジネスです。なぜこれを選んだかというと、管理人の英語力は100点満[…]
その際に、Shipitoを使用したということでお伝えをさせていただいたと思います。
ネット内で調べてみると、評価は良いも悪いも賛否両論でSNSで調べてみると使用したという人は多いものの、意外と利用体験談が少なくもあり、これはあくまで管理人主観ですが自身で何度も利用してみたのでここでお伝えしたいなと思います。
・Shipitoを選んだ理由
さて、なぜ管理人がShipitoを選んだのか。ぶっちゃけ、よくわからないのでどこを使えばいいのかわからなかったからとりあえず選んだ。というのが強いです。
しいていえば、
- 日本語で利用できる
- 英語の部分もGoogle翻訳でなんとかなる
- 代理購入をしてもらえる(別途手数料必要)
- 同梱して発送してもらえる(別途手数料必要)
- 送料の目安がわかる
- 会員になると免税となるオレゴン州の倉庫が使える
といったところでしょうか。一応、アメリカでも大手のようで実績もあるし、SNSを見ていると意外と利用している人もいるのでとりあえず、ここに決めました。
まあ、便利に使えそうな機能も多いし日本語で基本できるところから選んでみた感じというのが一番でしょう。
なぜなら、管理人は英語サッパリですのでッ!!
それならなんか、わかりやすいところがいいかなと思い利用してみました。
Shipitoはどのようなことをしてくれるの?
さて、そもそもShipitoとはどのようなサービスをしてくれるのでしょうか。
先ほどいくつか選んだ理由としてもあげましたが、そもそも大前提となるサービスとしては輸入代行。
つまり端的にいえば、
”アメリカに仮の倉庫を借りて、その住所宛にアメリカで購入したものを送ってから荷物をまとめて日本に自分の家に送ってくれるサービス”
となります。
たとえばアメリカの通販で色々と欲しいものがあったとして、日本に直接送ってくれない、あるいはいくつものショップから直接日本に送ると超高額になってしまう。
などといった、ショップの場所的発送サービスの限界や送料の金銭的なデメリットをある程度クリアしてくれるサービスを行ってくれる会社です。
もちろん、アメリカAmazonみたいにショップから直接日本に送ってくれる方が安い場合もあるので何でも倉庫に送るのではなく、ある程度の見定めは必要になるでしょう。
倉庫に届いた荷物は必要ならいちいち手数料が必要ですが、同梱や分割や中身の写真を撮ってくれます。この辺りは後程詳しくしますが、大体指示すれば2日以内には作業を完了させてくれますし、作業料を払えば基本的に指示したことをやってくれるサービス(15分単位加算)があります。
とはいえ、基本は同梱くらいしか指示をすることはないかもしれません……管理人は買いすぎて重量減らすために分割を使ってしまったり、中身がわからない荷物の写真を撮ってもらいましたが、基本的には同梱のみでしょう。
ディズニーなどアメリカのキャラクターが好きで、しかし現地に行かないと手に入らないグッズ。アメリカならではのものを買いたい時にお金を払って代わりに荷物を受け取り、発送までやってくれるのがこの会社といえるでしょう。
Shipitoの利点とは
管理人もまだ輸入を始めてみてShipitoしか使ったことはありませんが(そう何社も使う人はいないと思いますけど……)、ここを利用してみた利点をあげてみたいと思います。
もちろん、ダメだと思った点もありますのでそれは次の項目であげたいと思います。
あくまでここでは管理人が使ったことのある機能のうちで、あげていきます。利用したことがないものはサービスであったとしても除外しています。
利用することがあれば追加していこうと思いますので、あくまで管理人が利用した感想ということでご了承ください。
・日本語表記でわかりやすい
サイトを見ればわかりますが、日本からのアクセスは基本的に日本語で表記されます。
利用ガイドも大体初めての輸入でわからない人向けにQ&Aが書かれていますし、荷物到着から発送まで日本語で全て説明されており、使ってみると流れでできるので、次に何をやればいいのかが非常にわかりやすいです。
おそらく、一般的な国語ができれば特に英語がわからなくても利用は可能だと思います。
youtubeでも日本人向けに説明動画がいくつも公開されており、登録するとメールにて『使い方』ということで概要を説明したyoutubeのアドレスが送られてきますので、それで何となくでも使い勝手や利用方法がわかってくるかと思います。
・税関の申告書が簡単
海外で輸入したものを購入した際は、必ず日本の税関を通さなければなりません。
ですが、税関用の書類の書き方なんてわからないという人は多いのではないでしょうか?
管理人も昔、輸入の勉強をしていたときに税関証明書って自分で書くのって難しそうだな……と思っていたのですが、Shipitoでの税関用の申告書は上記画像のように日本語オンリーなうえ、商品名以外はチェック項目のみで終わります。
もちろん、輸入の際にかかる日本の法律や消費税などは自分で勉強しなければなりませんが、英語オンリーの書類をかくよりも何十倍も楽だと思います。
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・アメリカとヨーロッパでの住所が使える
管理人がアメリカの倉庫しか使っていないので、アメリカばかり言っていますが、登録すればヨーロッパ(オーストリア)にも仮の倉庫住所がもらえます。
つまり、ヨーロッパで何か買おうと思って購入したいのに、日本への直送をしてくれない!という場合にも利用できるということです。
たとえば、ヨーロッパ限定のディズニーグッズやひっそりと現地通販サイトで眠っているコアなグッズなども手に入れることが可能というわけです。
なお、無料登録の場合はカリフォルニア住所とオーストリアの住所だけです。
税金のかからない免税となるオレゴン州の倉庫は、メンバーシップを年会費で払った人だけが利用可能です。
・荷物到着時にメールで通知をくれるうえ、届いた商品がわかりやすい
荷物が届いたら、登録したメールアドレスに通知が入ります。
上記は、一部情報を塗りつぶさせていただきましたが、倉庫に届いた荷物の詳細です。
開封せず、ちゃんと荷物データとして写真から発送元、荷物番号や重量までを記載してこのように荷物がどのような状態のものか教えてくれます。
ちなみに、右上に『スプリット手配中』となっていますが、ちょっと荷物の関係上分割しなければならなくなったので、分割依頼中です。
届いたばかりのときは、右側に『税関申告書を入力してください』といったアイコンが出てきます。
なお、荷物の重さは日本人になじみのあるKg(キログラム)ではなく、ポンド(Ib)で表されます。
ちなみに、1ポンドは大体453gとなっています。
・送料見積の目安がサイトでシュミレートできる
海外で購入して日本に送るプロセスで一番お金がかかるのは何だと思いますか?
実は、輸入をやっていると送料が一番高い!!
と思うようになってきます。
まあ、海外から送るわけですからね。いくらアメリカ国内で買うのが安いと言っても、
アメリカ国内配送料 + 州税 + 国際郵便費用 + 関税 + 日本の消費税
と払わなければならないわけで、原価の金額が安いといっても実際に日本に運んでくるまでにかなりお金がかかります。
一度の発送だけでしたら、何とか高くても品物を得た喜びに満足できるでしょうが、何度も送るようになるとかなりこの送料が響いてくるように感じるように必ずなります。
この点に関して、年会費60ドルのメンバーシップを取れば免税となるオレゴン州の『州税』はかからなくなるので、節約できます。意外とこの州税が高いので何度も購入して送付するのであれば、それが浮くだけでもメンバーシップ分はペイできるでしょう。
残るは他の部分ですが、関税、日本の消費税は避けることも節約することもできません。アメリカ国内配送料はまとめ買い等で減らせるかもしれませんが、一律でかかる分に関しては難しいでしょう。
となると、残るは国際郵便費用です。
とはいっても、どちらにしてもこれもかかるのは確かです。しかし、海外からの荷物の送料基準は寸法がよほどのものでなければ重さが基本となります。
つまり、よほどの箱の大きさでない場合、一定量の重さまで送料の金額は変わらないということです。
特にMSDSシートという安全保証シートはウォールマートや米アマゾン、eBuy(イーベイ)といったサイトではなかなか取りづらいので『DHL』というちょっと高い配送方法が利用されるということが多いかと思います。
その際、どうせある一定の重さまで値段が同じならそれくらいの重さになってから同梱し、発送した方が何度も細かく送るよりお得でしょう。
その目安となるよう、自身の所でこのくらいの重さとサイズで送った場合にいくらかかるという、サイトに送料シュミレーターがついています。
たとえば、このように20ポンド(約10kg)の荷物を東京駅まで発送すると仮定して、寸法はわからないのでちょっと適当に入れてみました。
すると、
このように、各配達業者を利用した際の金額見積もりがでてきます。
ちなみに、一番上の安い配送方法ですが、MSDSシートを求められます。いくら安い配送方法でも英語がよくわかっていないのに、アメリカの各ショップや個人にMSDSシートを発行してくださいなんてなかなか言えないですよね。
一商品を大量購入して送るのであれば、できないことはないでしょうが混在すると全てのMSDSシートを取らなければならないので難しいです。
ですので、多くの人は基本的にその辺りのことを無視したり、化粧品やエアゾールといった少々の危険物なら何も言わずに運んでくれるDHLでの発送を利用することになるのではないかと思われます。
とはいえ、値段の目安がわかるのは嬉しいところです。それに、毎度見て慣れてくると「これくらいの重量まではいくらで発送できる」などわかってくるので、結果的に送料の節約にも繋がるでしょう。
Shipitoのあまりよくないな、と思う部分
さて、利点もあればあまりよくないと思う部分もあるのは当然です。
ここからは、管理人が何度か利用してきた中であまりよくないなと思う部分についてあげていこうと思います。
・いちいち手数料がかかる
アメリカはチップ文化でもありますので、作業をお願いすると少額の手数料が毎度かかります。
日本ですと、サービスである程度まとめてやってくれるという部分がありますが、荷受け・同梱・分割・ラッピング材増加・購入代行・送付など一つの行動に対して必ず手数料がかかります。
まあ、お金を取っている分はちゃんとやってくれているので文句はあまり言えないですが、ちょっとした作業が蓄積するとバカにならないお金を使ってしまうことになります。
・クレジットカードが使いづらい!
一見すると、色んなクレジットカードを使えるように思えますが認証登録には一度少額をクレジット請求するからその請求金額を打ち込んで、クレジットカード所持者本人であることの確認が完了すると登録できる……という仕組みになっています。
しかし、日本のクレジットカードは海外の現地クレジット会社を通して日本のクレジットカードへの請求が入るという流れになっているので、非常に明細に出てくるのが遅いというデメリットがあります。
それを、2日期限でされても情報がそもそも日本に届かないのだから無理というもの。
ですので、安全面を考慮してもPayPalを登録して使った方がいいでしょう。
まあ、ここに限らずアメリカでの買物は日本で登録されたクレジットカードが使えないということが多いので、PayPalを登録しておいた方がセキュリティー面でも購入の手間を考えてもいいのではないかと思います。
・メンバーシップ登録をしないと高い!利便性が悪い!
おそらく、Shipitoの悪評価は無料会員ゆえの悪評なのではないかと思われます。
- 無料
- 月払
- 年払
と上記画像のようにありますが、無料会員は無料だからこそサービスはほとんど受けられず、荷物の預かり期間は7日間だけ。免税となるオレゴン州の倉庫は使えない、電話サポートも受けられない、何度送ろうともポイント加算がないので送料の金額サービスプログラムを受けられない。
他にも、先ほど言った各手数料であるチップの金額が有料会員よりも高いというデメリットばかりです。
おそらく、2回以上使うのならばメンバーシップ加入しておいた方が買物量にもよりますが得です。
だって、州税は免除。各種手数料、特に同梱を利用する場合にかかる費用の減額などを考えると60ドルなんてすぐ超えてしまいます。
ですので、Shipitoに『金額が高い!』と悪評価をいっている人は無料会員でお試しでやったら高かった、あるいはメンバーシップをケチった人という人達ではないかなと思います。
……まあ、色々と買物をするのなら倉庫の預かり日数も7日では足りないですしね。
アメリカの広い各州の倉庫からカリフォルニアの倉庫に集めるだけで一体どれだけ時間がかかることか。たまたまそれが在庫なければ一ヶ月も待たなければならないのがザラですのに、7日は短すぎると思います。
・梱包がちょっと雑
届いた箱を見てみると、非常に外側の梱包はかなり厳重でちょっとやそっとでは開けられないようになっています。
この点については、グッジョブ!!といった感じですが、開けるのが非常に大変です。まあ、それだけセキュリティはしっかりして送ってくれたということ。
その一方で中身を開けてみると、軽くちょっとした厚紙を梱包材代わりに固定した程度で思わず、
「うわ……雑ぅ」
と声に出てしまいました。
何で外側が厳重梱包なのに、中側にもう少し気をつかわないのか……まあ、何かが壊れているといったことはなかったので問題はありませんでしたが。
とはいえ、人によるのかちゃんと詰め物がされていたり、されていなかったりです。
アメリカ人は大事なのは中身で外箱は気にしないとか、荷物は投げて当然な文化なので雑さは仕方ないと思うしかないのかもしれませんね。
結局管理人はShipitoで満足しているのか?
さて、ここまでShipitoの利点と不満点をあげてきましたが、はたして管理人はShipitoを利用して満足はしているのでしょうか?
結論からいえば、
「問題なく使えているし、案外使いやすくて比較的満足している」
といったところでしょうか。
不満点はあれど、別にそこまでサービスが悪いというわけでもないですし、同梱サービスを利用すれば翌日には同梱して発送の準備を整えてくれるし、案外発送指示してからも早く便に乗せてくれる。
他にも、ちゃんと箱の写真や同梱時の写真も撮ってくれるので使い勝手そのものは悪くないかなという印象です。
ひょっとしたら、まだ倉庫の酷い担当にあたっていないだけなのかもしれませんが、うまく利用すれば送料も節約できますし、いずれは購入代行なども利用するかもしれないのでサービスとしてあってくれて利便性は高いと思われます。
もちろん、他社を使っていないので視野が狭い範囲での感想ではありますし、他では手数料なども低かったりかかってこなかったりするかもしれません。
ですが、一応いまのところはそこまで大きなマイナス点は見受けられないので、しばらくは使っていこうと思うしだいではあります。
なにか気付きがあれば本記事に追記していきます。
本記事をお読みいただきありがとうございました。 アメリカで商品購入をしたい人 輸入ビジネスを始めてみたい人 Shipitoを利用してみてはいかがでしょうか? 興味があればぜひ一度サイトを訪れて利用するか判断してみてください。
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まとめ
さて、Shipitoを使ってみたということで話をしてきました。
意外とShipitoを利用した詳細な感想がネットでは出ていないので利用者として記事にしてみました。
他がよくわからないですし、ネットの情報も自分が使っていないのに比較して書いているように見えるものが多かったりであまり利用した生の感想がないように感じます。
というわけで、今回自身の体験より記事にしてみたしだいです。
特別、いまのところ不満という不満はないのが感想と言えば感想ですね。ひょっとしたら他の人でしたら不満に思っている部分を想っていないだけなのかもしれませんが、それは管理人の主観ではわかりかねます。
あくまで参考として、誰かの判断の一つになればと思います。