一人暮らしをしている人は、男性も女性も多いかと思いますが、いつも似たようなものを食べていませんでしょうか?
管理人は気が付けば、1~2週間のサイクルで大体似たような食事をたべてしまっているというサイクルにおちいってしまっています。
そんなとき、給食のように毎日メニューが変わる宅配弁当は普段自分で作ったりコンビニやスーパーで買うような弁当よりも、豊富な種類と栄養バランスも整った物が多いのではないかと思います。
今回は同じように頼むかどうか悩んでいる人に向けて試しに『食宅便』を頼んでみましたので、感想などを述べてみたいと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
そもそも食宅便とは?
※参考画像:食宅便
さて、そもそも 今回お試しに頼んでみる『食宅便』とは何なのでしょうか?
食宅便は、日清医療食品株式会社が運営・提供しているサービスとなります。ちなみに『日清』とついているからといって、日清食品とは関係のない会社となります。
この会社が何をやっているのかというと、病院や福祉関係の提供をおこない、栄養管理士(9000人以上も所属しています)によるメニューの作成によって毎食栄養バランスのとれた食事をお届けしている会社です。
ですので、運営会社の日清医療食品株式会社は福祉施設や病院への健康食としての実績をかなり有しています。
さて、そういう会社なのでそこが運営している『食宅便』ですが、シニアの人が多いのか?というと、ちょっと違います。
どちらかというと、普段忙しい……いえ、普段から忙しいからこそ健康を考えた若い世代の独身男性や独身女性の需要や、それに関連して料理の時短の為に頼むという人も増えているとか。
そういったこともあってか、実際は家庭を支えている年代である40~50代の女性からの注文も多く、定期便で頼むユーザーも増えています。
実際、ウェブサイトを見てみると減塩メニューなど多くのバリエーションもあれば、おまかせの定期コースもあるので、自分でメニューを考える必要もコースによってはない形になります。
気が付けば同じようなものばかり食べているという、栄養が偏る習慣になってしまうこともないので、何も考えずに定期コースという人も少なくないのではないでしょうか。
今回は頼んでみました記事として、お試しコースを頼んでみましたのでご紹介していこうと思います。
宅配弁当頼んでみた!食宅便、お試しセット!
さて、早速ですが今回一発目に何を頼んでみたのかというと『食宅便 お試しセット(おまかせ)』を頼んでみました。
何で定期コースではなくこれを選んだのかというと、理由は色々とあります。
まずそもそも、お試しコースだけあって最初に味見をするのなら、この4食というのはちょうどいい辺りなのかなと思いますし、
「4食で1,980円!! しかも送料無し!!」
というのが、本当にお試しコースらしくて素晴らしい。
一食500円なわけですからね、ちょっとコンビニ弁当を買うのと同じくらいといえば同じくらいです。
ちなみに、どのコースを選んでも配送方法は冷凍宅配便ですのでレンジで温めるタイプです。ご飯はついてきませんので自分で用意する必要があります。
まあ、この辺りは一般的な冷凍宅配弁当なのかなと思います。
もし横着してご飯も面倒だから炊きたくない、という人はパックご飯を利用するといいかもしれませんね。レンジだけで何とかなります。
食宅便が到着しました!
はい。そんなこんなでインターネットで注文を入れてから待つこと数日。
到着日の時間指定通りに荷物が到着しました。
ヤマト運輸のクール便でしっかりと送られてきています。持つとかなり冷たいです。
一時期、ヤマト運輸のクール便で発送の荷物が溶けていたと話題になりましたが、さすがにそうそう簡単にそんなことは起こりえないでしょうから、安心のヤマトです。
では、中身を開封してみましょう。
ビニールに包装されたカタログ?っぽい資料の束。
無茶苦茶冷え冷えでした。
それと、
冷凍のお弁当がちゃんと入っていました!
これは『海老チリ』ですね。自分ひとり家ではまず作らない代物です。
カロリー量も書いてあります。211キロカロリーとは見た目の量の割にはなかなかヘルシーな熱量です。
これ、普通にダイエット食としても通用するのではないでしょうか?
しかも、賞味期限が半年以上後と記載が!!
賞味期限ということは、そこからさらにもつので、別に毎日律儀に食べなくても災害用や非常食、食事を作るのが面倒なときに便利そうですね。
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さて、続けてみていきましょう。
『鶏つくねと野菜の照りだれ』です。
カロリーなんと、171キロカロリーというなかなかの低カロリー。
冷凍物のおかげで、具はすべてカチカチです。
『まろやか黒酢の酢豚』
カロリーは250キロカロリー。
『鰈(かれい)のムニエル』
熱量は267キロカロリーです。
なるほど、おかずだけでは300キロカロリーにも満たないので、ご飯をガツガツと食べ過ぎなければ自然と低カロリーになって、ダイエット効果もありそうですね。
使われている原材料をみても、一食それなりに多品目が使用されていて栄養バランスもちゃんとあるように思えます。
ひょっとしたら、子供を置いて仕事に出てしまう忙しいシングルマザーなどでも、子供がレンジさえ使えればバランスの取れた食事ができるから、下手にお金だけ置いていくよりはいいかもしれません。
さて、問題は冷凍庫の空き幅です。
一人暮らしの、しかもいざというときの冷凍食品をいくつか入れているさして大きくない一人暮らし用冷蔵庫では、ちょうどこの4食分を入れてギリギリでした。
危ない……いきなり通常コースの7食分頼んでいたら、冷凍庫に入らなかったところでした。
事前に庫内の空きチェックは必要ということですね。
ということで、冷凍庫におさめて一緒についてきた資料っぽいのを開けていきます。
こんな感じですね。はじめての食宅便なので、ご案内と言ったところでしょうか。
そして、気になる一冊を発見!
秋のメニュー表です。
さてさて、いったいどのようなラインナップを出しているのか気になったので中身を見てみました。
ちなみに、地味に厚い冊子です。
中にはびっしりとこんな感じで、各コースのメニューがずらっと並んでいました。
物凄い数の多種多様な献立で冊子の大半を埋めていましたが、こんなに出しているのかっていうくらい凄い!
しかも、どれも美味しそうに見えるから悔しい……眺めているだけで食欲が、食欲が……。
ちょうどお腹空いたタイミングでこんなの見ちゃ駄目ですね。
なお、今回のメニューの詳細です。
①海老チリ
- 海老チリ
- 牛肉と野菜のステーキソース和え
- ポテトの粒マスタードサラダ
- 小松菜と椎茸のお浸し
- 焼売
②鶏つくねと野菜の照りだれ
- 鶏つくねと野菜の照りだれ
- いかと切干大根の明太和え
- 薩摩芋とクワイの白和え
- 青梗菜のお浸し
- えんどう豆の卵和え
③鰈(カレイ)のムニエル
- 鰈(カレイ)のムニエル
- 柳川煮
- 薩摩揚げの煮物
- 薩摩芋のオレンジ煮
- 豆のトマト煮
④まろやか黒酢の酢豚
- まろやか黒酢の酢豚
- 海鮮野菜春雨
- 水菜と白菜の煮浸し
- トマトと卵の洋風和え
- 茄子のそぼろあんかけ
が、今回届いたセットのラインナップですね。
うん。絶対自分ではつくらないものばかりです。ましてや、外出先でも滅多に食べないようなものばかり。
何というか、給食?とか日替わりで食堂で出るようなメニューじゃないと出てこないようなものばかりな感じですので、毎日違うものを食べるという営業バランスを考えるうえではいいのかもしれません。
それにこれはこれで、結構贅沢ですね。
ちなみに、裏は定期便のご案内と初回の送料無料のクーポンコードがついていました。
食べてみて、気に入ったら頼んでみてくださいということでしょう。
食宅便の利点はどうなのか?
さて、それではここまでの食宅便の利点をまとめてみましょう。
①カロリーが低くてヘルシー
もちろん、頼んだものにもよるとは思いますが基本的にカロリーが低くてヘルシーなものが多いです。
コンビニ弁当ではどうしても高カロリーなうえ、油物が多いというあまり体によくないですし、栄養バランスも自分が主で選ぶとなるとどうしても偏ってしまいます。
毎日お昼だけ、夕飯だけということでも食宅便にするだけで低カロリーでいて、多くの食材の栄養を摂ることができます。
プラスアルファの要素としてご飯量でカロリー調整やお腹の満腹度の調整もできるでしょうが、通常で頼みご飯も少量というのであれば、ダイエットするにも理想の低カロリーではないでしょうか。
②ストック可能
賞味期限が普通の冷凍食品と同じく長く、ストックしやすいというのは大いに利点ではないでしょうか。
体調が悪い時にわざわざ外に買いに行かなくてもすみますし、大雨などが降っていて外に出たくないといった際に冷凍庫から出してレンジで温めればいいだけですので、かなりいざというときに便利です。
まあ、あまり頼み過ぎてしまうと冷凍庫を圧迫してしまうことだけが欠点でしょうかね。
③手軽に食べられる
基本、袋から取り出してそのままレンジでチンするだけですので手軽に食べることが可能です。
ご飯はついていませんが、それもパックご飯を温めるか用意すれば済むことで、糖質をあまり摂りたくないという人はご飯なく、おかずだけで食べるという人もいるでしょう。
必須なのは電子レンジだけですので、手間もなく手軽に食べることが可能なのは利点かと思います。
④メニュー・コースが豊富
ウェブサイトを見ればわかりますが、食宅便は非常に多くのメニューやコースを有していて、選ぶ楽しみもあれば食べる楽しみも持ち合わせています。
選ぶのが面倒という場合は、おまかせコースにすればいいだけですし、カロリーが気になるのならカロリーケア1200コースなどもありますので、大体の需要に合わせたものが用意されています。
正直、管理人もお試しコースにする前に色々と見てかなり迷いました。
おそらく、一般家庭からシニア向けまで色々とカバーできるのではないかと思います。
食宅便の食べ方
それでは、実際に食べてみましょう。
本記事では試しに海老チリにてすすめていきます。
まずはこのように『この点線でカットし、電子レンジで加熱調理してください』とありますので、ハサミで切ります。
特にハサミでなくても、ちょっと雑な切り方にはなりますが手でも切れるようになっているので、大丈夫です。
要は、レンジで温めた時に袋が破裂しない為の空気穴のようなものをあけるだけのものかと思います。そりゃあ、密封されている状態でレンジにかけたらまずいですよね。
逆に食品を密封してないと……まずいでしょう。
というわけで、指示通りに切ってレンジにかけます。
・500W 4分の場合
4食分あるので、二通りの方法で試しました。まずは500Wで4分温めます。
チンッ、よしレンジで加熱終了……つ、冷たい!!
いえ、正確には上の方はなまぬる~くなって、カチコチ状態ではなくなっているのですが、とにかく底がヒエヒエ状態です。
「ちょっとちょっと、4分じゃないのかいな」
説明書きの『加熱後のお弁当が冷たい場合は10秒ずつ追加加熱をしてください」とありますが、そのレベルじゃなくコンビニで温めていないお弁当よりも冷たい状態に。
少なくても試してみたお弁当はそんな状態でした。
なので、ひとまず追加で1分やってみました。
すると……熱々のものとまだ温まりきっていないものがっ!?
どうやら、熱の通りやすいものと通りにくいものがあって、その差のようですね。
ということで、食宅便を実際に食べる際は書いてある通りの時間をひとまず温めて、そこから自分で調整することが必要のようです。
このあたりは電子レンジにもよるのかもしれませんが、少なくても管理人の家の電子レンジではこのような結果でした。
食宅便を実際に食べてみました
さて、電子レンジの時間調整に苦しめられながらもようやく食べる温かさになった食宅便のお弁当。
上記画像は海老チリを温め終えて撮影した画像となります。
ちなみに、メニューは先にご紹介した通り、
- 海老チリ
- 牛肉と野菜のステーキソース和え
- ポテトの粒マスタードサラダ
- 小松菜と椎茸のお浸し
- 焼売
となります。
何となく黒いお盆の上に小さな小皿がいくつも乗っかているように見えますが、これは単純に色が違うだけでそう見えるだけです。
実際はプラスチックの一枚容器となります。
しかし、これだけで5品目。一人暮らしでは食事を作るのに横着をしてしまうと丼物やカレーのような一品物が自然と多くなってしまうので、こんなにいくつも用意はあまりしない人が多いかと思います。
太りやすくもなるし、栄養も偏るのであまりよくはないのですが、誰も見ていないとそうなる人は多いでしょう。
牛丼や親子丼、カレーやラーメンなど一品で事足りてしまう食事って多いですよね。特にひとりで外食ともなると、そのような食事が多いのではないでしょうか。しかし、知っていましたか?このような一品物の食事って実は太りやすいんです![…]
ですので、そういう人にとってはかなりありがたい品目量といっていいかと思います。
では肝心のお味の方はというと……。
「めっちゃ普通にうまっ!!」
というのが素直な感想です。
どうせ標準的な平凡な味だろ、と思っていたのですが給食みたいに一品一品が丁寧に味付けされ、煮込まれていて、しかも食べやすいお味。
お試しセットの4種は全て5品目が入っており、そのすべてが個人的には文句のない美味しさでした。
まあ、問題があるとすればもう少し食べたいのにおかわりがないということくらいでしょうか。
ていうか、これ冷凍する前の状態だったらもっと美味しいのかな!?とか思ったくらいです。
正直、コンビニ弁当の大してうまくもまずくもない標準的な味の物を買うくらいなら、食宅便の方が頼む価値があると断言してもいいかもしれません。
もちろん、味覚は人それぞれですので管理人が「うまい!」と言っても、他人にとっては「大したことない!」と言うかもしれませんが、個人的には一度本気で試してみることをオススメ致します。
ぜひ自分の舌で試してみて欲しいと思います。
食宅便リンク
まとめ
さて、今回は『食宅便』を頼んでみたのでまとめてみました。
実際、管理人も一人暮らしで毎度毎度食べる物を考えるのも作るのも面倒で、つい同じようなサイクルの食事をしてしまいがちです。
明らかに栄養が偏っているでしょうから、そういう人には定期的に送ってきてくれる食宅便は便利ではないかなと思います。
本記事が参考になれば幸いです。