今月はお金を使い過ぎた……節約しなきゃッ!!
そう意気込んで最初に思いつくのは食費を切り詰めるなどを考え付く人が一番多いかと思います。
確かに、一番身近に生活に関わってくるものですのでパッと思いつくのが食費なのは当然と言えば当然かもしれません。
しかし、残念ながら食費で節約できる金額は思ったよりも少ないのです。
今回は、節約をする際の食費を抑えても成果が出にくい!ということについてお話をしていこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
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食費を削っても成果は薄い!
人間である以上、最低限の生活をする上で切れない基本的な物といえば衣・食・住ですよね。
衣服を着ずに外に出れば警察のお世話になってしまいますし、住居を失えば雨風をしのぐことが難しくなります。
そして、毎日食べなければ人は生きてはいけません。
冒頭で述べたように、節約を思い立って一番初めに思いつくことがこの食費を抑えることという人はかなり多いと思います。
なるほど、気持ちはわからなくはないですよね。とにかく少しでも出費を抑えようと思ったら毎日の営みの中から減らすしかありませんので真っ先にできることといえば食費です。
しかし、残念なことに食費を減らしたところで大した節約にはならないうえ、一週間もすれば忘れて元の生活に戻ってしまうのが人間なのです。
心当たりはないでしょうか?節約を志して、あまり高い食事はしない!と心に誓ったはいいけど、暫くすると元の生活に戻ってしまうようなこと。
そうでなく、ちゃんと節約生活を続けられたとしてもその成果は根本的に見直さなければ大したことないと言っていいでしょう。
根本的な見直し方法は後で紹介するとして、
とこのような質問をまずしてみます。
察しのいい人はこの質問だけで、色々と気が付くこともあるのではないでしょうか?
そもそも、月の食費が3万円であるのなら節約できる金額の上限も3万円であるということです。
毎月いくら節約したいか、にもよりますが仮に飲まず食わずで一ヶ月過ごしたとしても、最大で3万円。
もちろん、本当に飲まず食わずというわけにはいかないでしょうから当然、丸々3万円が浮くはずもありませんね。
月の食費が3万円ということは一日約1000円で過ごさなければなりません。これくらいの食費で生活している人は贅沢をしすぎない一般的な一人暮らしサラリーマンやOLといったところでしょうか。
おそらく自炊と外食を織り交ぜて過ごしているくらいの感じの生活かと思います。
さて、外食をしてしまえば一回であっさりと1000円なんて飛んでいきますし、それ以上かかることも多いです。ちなみに、コンビニのお弁当でもせいぜい2食分。
安い食材やカップ麺などで支出のバランスをとって、大体3万円くらいという状況。
このような生活の人がはたして、食費を抑えて生活をしたところで一体どれくらい抑えられるかというと、頑張ってせいぜい5~8千円の節約になるくらいではないかと思います。
家にこもり、安い食材だけで自炊のみの生活であればもっと節約できるかもしれませんし、元の生活レベルにもよりますが成人が少し食事のレベルを下げる程度であれば1万円にも満たない額くらいしか節約はできないのが普通です。
食事の量を減らしたり、一食減らしたり、外食を抑えたりしても結局のところ一ヶ月過ぎてふたを開けてみれば努力の割に成果が大したことなかったということは、あるあるではないでしょうか。
だって、一日200円減らしたところで月に6千円程度。一年単位で長期的に考えればいいかもしれませんが、短期では成果を感じることは難しいかと思います。
これでは、ちょっとやそっと食事を我慢したところであまり節約には繋がりませんね。
それでも食費を削って節約したいときは?
食費を節約したのではあまり効果はでない、とお伝えしましたがそれでも節約の一環として食費も節約したい!と思う人はいるでしょう。
ここでは、食費で節約させるポイントをいくつかあげていこうと思います。
ポイント1 外食はディナーよりランチで!
いくら節約中だからって、毎日毎日自炊生活では疲れてしまいますし、たまには気分転換をしないとストレスが溜まってしまうということもあるでしょう。
だから、まったく外食するのを抑える生活に急にする必要はありません。
外食が好きなら適度に食べにいけばいいのです。ただし、ディナーよりランチの方が安く済ませられるのでランチで外食する欲を満たしましょう。
大抵のレストランはランチメニューは安く、ディナーは割高の場合が多い傾向にありますのでディナーによく行っていた外食もランチにすると抑えることができるでしょう。
社会人の場合は、仕事後に食べに行くことが多いという人もいるかと思いますが、この辺りは休日の時だけにするなり切り替えていかないと節約にはなりません。
外食する欲の代替として、お弁当屋などで満たされるというのならそちらに切り替えた方が安く済むこともあります。
ポイント2 安いからと遠出するのは時間の無駄
歩いて5分の距離にスーパーがあるのに、自転車で20分の距離のスーパーの方が安いからとわざわざ遠出をして買物をする人がいます。
さて、この努力と労力をかけて得られるのはおそらくたった数十円程度の節約と達成感くらいでしょう。
もちろん、その節約にかける根性は凄い物であると思えますが、残念ながら「疲れた」とジュース一本飲んでしまったら節約した分はまったく意味をなさないどころかマイナスです。
遠くまで行って「お腹空いた」といつもより一品追加してしまったり、量を食べるようであればはたして節約となったのでしょうか。
ましてや、遠いからとガソリン代をかけて車で行くなんて……節約ってなに?となってしまいます。
ですので、わざわざ遠出をして時間と労力をかけてまで安い物を買いにいくのは、実質何の成果もない自己満足で終わってしまう可能性がありますのでよく考えて買いにいきましょう。
ポイント3 食材を買い込まない
食品には賞味期限や消費期限があります。
実は食材を買い込んでしまうと、ただ食材を消費するスピードが上がるだけであまり意味がないことが多々あります。
たとえば、
「あ、この食材の賞味期限明日までだ。早く消化しなきゃ」
と無理に消費してしまおうとしてしまう心理が働いてしまうこともあります。
賞味期限ぎりぎりだから食べてしまおう、といつもより多めに食べてしまうという経験を持っている人は多いのではないでしょうか。
災害時の備えのローリングストックとするのであれば備蓄として買いこんでおくのもいいでしょうが、そうでないのであれば可能な限りこまめに買い物に行く方が結果的に節約に繋がることがあります。
だって、スーパーとかで安くなっている食材って日ごと、期間ごとで違ってもきますしね。
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ポイント4 前日の残りなどでお弁当を作る
毎日お昼はコンビニなどでお弁当を買っていたり、どこかに食べにいく生活をしているのなら、夜の食事を多めに作っておいて、翌日のお昼のお弁当にしてしまうと作る手間も一食分の金額も抑えられてお得です。
とはいえ、一回お弁当を作る為だけに冷凍食品などお弁当の食材を買ってしまうと逆にお金がかかってしまったり、朝早くから起きて用意をしなければならなかったりとデメリットになることもあります。
ですので、あくまで前日の残りを利用するなどして、加えるにしてももう一品程度。後はご飯にふりかけなどをするといいかもしれません。
とはいえ、日常的にお弁当にするのであれば食材を買ってうまく多様な具を入れることができるのなら、栄養バランスもよく安く済ませることは十分できるかと思います。
ポイント5 普段自炊していないのに、急にしようとするとお金がかかる!
節約しなきゃ……そうだ、明日から自炊しよう!
と思い付きでやろうとする人がいます。こういう人は形から入る人が多いので、節約をしたいのなら自炊そのものをまず考え直した方がいいかもしれません。
だって、普段自炊をしていないということは自炊をする為の調理道具が満足にないでしょう。
そして調味料、食材も一から全て買い込むことになります。
長期的に続けるようであれば結果的に節約になるのでしょうが、こういった「節約したい」と思った時は大抵の場合が短期でお金を使わないで済ませたいという考えを持っています。
つまり、自炊することを挫折したら調理器具も調味料も食材もすべて買い損となり、節約どころか大幅な浪費となってしまいかねないのです。
だから、普段自炊しない人は急に自炊することを考えず、いかに普段の食費を抑えるか考えた方がいいのではないかと思います。
まとめ
さて、食費を抑えればお金が貯まるか?ということについてまとめてみました。
この辺りは、自身の体験も含まれますが、なかなか食費を削っても節約にならず、いつしかその食費を切り詰める行為も忘れ去ってしまい、またそれを繰り返すという状態に陥ってしまいます。
結局のところ、食費だけでは節約できる『幅』が小さいので、生活全般の出費を見直すようにした方が結果的に節約につながるでしょう。
本記事が参考になれば幸いです。