接待って意味があるの?営業で取引先と会食が必要な理由とは!

営業で取引先との接待に応じなければいけない!そういうことが必要な人!そして立場の人がいるかと思います。

しかしこれ、だるいと思うでしょうし、今どき接待かよ!とか意味があるの?とか思う人は多いでしょう。

ですが、実はちゃんとこの接待というのに意味はあるのです。その理由を解説していきましょう。

 

ビジネスで会食が多いのは、親密度アップの心理作用!

ビジネスマン

「ああ、また接待か……」

特別お酒が好きではないうえに、ただただ気だけを使う取引先との接待。はたして、どうしてこのような接待が必要になるのでしょうか?

結論からいいますと、

誰かと一緒に食事をすると、愛情に関わってくるホルモンが分泌されるからです!

愛情といっても、もちろん男性同士での危険な『愛』というわけではなく、親近感……つまり、親密度があがるという意味になります。勘違いは……ってするわけないですよね。

ただの隣人よりも、親しい友人の方を優先して助けたいと人は思うもので、一緒に食事をすることによりランチョン・テクニック」と呼ばれる効果が生まれやすくなります。

これは、商談や交渉をしている最中に話をしながら食事をすることで、提案を好意的に受け取って貰えるという心理的作用となります。

つまり、この効果を利用することで商談や交渉が決まりやすくなるということに繋がることから、接待という制度が生まれたといってもいいのかもしれません。

 

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具体的にどうして、商談や交渉がうまく運ぶようになるの?

大きな疑問

さて、心理的な効果であることはわかったけど、具体的にどのようなことへと繋がっていくのでしょうか。

それは、美味しい物を食べているからです!

……と、おいおいと言ってしまいそうな理由ではあるのですが、人間である以上は誰だって食欲もあり、美味しい物を食べると嬉しい!という気持ちは誰だって大なり小なりあるものです。

ですので、美味しいものを食べながら会話をすることで、互いに緊張がほぐれて気持ちがリラックスしていきます。

だって、関心、注意などの意識が食事に向かってしまうので、相手の言葉を全て神経を研ぎ澄ませるように身を入れて受け取ることがなくなりますよね?

だから少し深刻な話でも食事をしながらだと円満な会話へと向かいやすくなるのです。

それに食事という共通の話題がその場でできるので、互いに会話のネタにもすることができます。

政治家もよく高級ホテルや料亭で会食をしながら交渉などを行っているかと思いますが、これも同様の効果を狙ったものとなります。

ちなみに、アメリカでも『パワーブレックファスト』や『パワーランチ』と呼ばれるものがあります。

これが何かというと、朝食や昼食を一緒にしながら会議やミーティングを行うことで、独特の緊張感を緩ませて提案や意見などを出しやすくするといったリラックス効果を得ようとする目的へと繋がるのです。

 

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恋愛にも効果がある食事効果!

レストランの料理

実は、この会食による「ランチョン・テクニック」は恋愛にも効果的です。

気になる相手をいきなりデートに誘うよりも前に、食事に誘うのはこの効果を無意識に見込んでいるからなのです。

というのも、一緒に美味しい物を食べることで『セロトニン』と『オキシトシン』という脳内物質が分泌されるので、これがあるからこそ効果的とされています。

セロトニンは幸せホルモンと呼ばれる脳内物質で、デートだけでも分泌されますが、美味しいものを食べても分泌されます。ですので、仲良くなりたいと思う相手をちょっといいところを予約して食事に連れて行くのは効果的であるといえるでしょう!

オキシトシンは愛情ホルモンと呼ばれる脳内物質で、セロトニンの活動を活発にします。これは家族や友人との食事や恋人同士のスキンシップなどで分泌されますので、気になる人を食事に誘い、友人になってから何度も一緒に食事に誘うことで恋人へと発展がしやすくなるのです。

つまるところは、この物質が分泌されることによる脳内の勘違いなわけなのですが、美味しいものを食べた幸せの感情が、目の前の食事相手との会話によるものだと錯覚し、無意識に結び付けてしまうのです。

本来は、食事をたべることの幸せと、男女の好きという感情は別物ですが、この関係のないことが脳内で勘違いして結びついていくことを『連合の原理』と呼ばれ恋愛へと発展しやすくなるのです。

だからこそ、まずは食事からでも……と気になる相手を食事に誘うのは恋愛において有効な手段となりえるということです。

 

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まとめ

さて、接待が必要な理由についてまとめてみました。

要するに一緒に食事をすることで、仲良くなる効果を得ることができるのが接待というもので、より交渉をうまくいきやすくなるというものです。

なかなか嫌がられることが多い接待ですが、意味はありますので少しだけ意識を変えてもいいのかもしれませんね。

本記事が何らかの参考になるのでしたら幸いです。

 

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