職場で、中高年の上司やおっさんが突然、つまらないおやじギャグをかましてくることがあります。
あれって、相手にしないと何度も続けてくるからうざいし、厄介ですよね。
さて、そんなおやじギャグを連発してくるような人にはどのような対応するのがベターなのでしょうか?
今回は職場のおやじギャグをいう上司について話をしていきたいと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
おやじギャグを言うのは構って欲しいだけ
職場でとつぜん、上司から妙なおやじギャグを言われて場が凍り付いたことはないでしょうか?
「えっ?」
「なにいまの?」
といった具合に心の中では寒々しく感じとれて言葉がでてきませんよね。
しかし、本人はなぜか得意げにいいこと思いついた!というように連続で言ってくるのでいちいち相手するのも面倒くさいとなってしまうのも当然です。
上司と言えば、人生の先輩としてビシッと着慣れたスーツに身を包んで頼りになる言動をしたいかにも仕事ができる人間を多くの人は学生時代に想像するのでしょうが、現実は仕事ができてもくたびれたおっさんというのが多いのではないでしょうか。
さて、そんな人がくだらないダジャレを言ってくるわけなのですが、はたしてどのような心理で言っているのでしょうか?
それは、
自分が注目されたい、構って欲しいといった感情に他なりません。
要は仲良くしましょうという親和要求の表現ということでくだらないことを言うのですが、大体が面白さを理解できなかったり「はい?」といった冷淡な反応になってしまうのが通常です。
特に高度なおやじギャグになってしまうと、何を言っているのかどうかさえわからないということもあるでしょう。
自分の存在感を示す為とはいえ、聞かされる方としてはちょっと反応に困ることもありますよね。
少しでいいからおやじギャグに反応するといい関係を築ける
誰だって、自分が言ったことをスルーされてしまうと悲しいものです。
上司とうまく付き合っていきたいと考えるのであれば、少しだけでも愛想笑いをしてあげたり、ギャグに乗っかってあげたりするといいでしょう。
というのも、くだらないダジャレを言うのはそれをきっかけに、コミュニケーションを取りたいという心理的な表れとなります。
そこで無視をされてしまうと悲しいものがありますよね。ですので何らかの反応をしてあげると喜び、以降の関係性もよくなるでしょう。
考え方を変えてみると、
「かわい~っ」
「すご~い」
という言葉を本当に思っているかは別として、よく連発する女子と同じ心理だといえます。
同調してもらいたい、笑ってもらいたいというのがこのおやじギャグの本当のところです。
まあ、そうだとしても女子高生が「かわい~っ」と言うのならともかく、中高年のくたびれたおっさんに……しかも、つまらないダジャレを言われて無視したらすねられたなんて、なんだかなといった感じになるでしょう。
難しいですよね。
でも、この心理を利用すると仕事で取引相手といい関係を築いて商談が決まりやすくなるということもあります。
もちろん、相手のタイプにもよりますし、心を開いていない相手にくだらないギャグなんて言うはずがありませんので、何度か訪問して少し仲良くなった頃合いとなるでしょうか。
普段、おやじギャグを連発している人は心を開き始めた相手には取引先だろうとうっかりと言ってしまうものです。
うっかりそれが出てしまったということは、さらに仲良くなる最大のチャンスととらえられ、しっかりとそのギャグを嫌味なく拾うか、同調するように笑ってあげましょう。
そうすることで、以降も相手は理解者であると思ってくれ、今後も話をしたいと考えてくれる可能性が大いにあります。
それが経営者や決定権者であれば心を掴んだといっても過言ではないかもしれません。
ですので、冷ややかな対応をされがちなおやじギャグも、うまくその心理を利用することで仲良くなったり取引の際にも有意義な関係を築けるようになるでしょう。
まとめ
さて、おやじギャグについてまとめてみました。
くだらないおやじギャグを言う人は、何らかの会話のきっかけとしてのコミュニケーションを取りたがっている心理をもっていることがほとんどです。
無理して乗っかる必要はありませんが、何をいいたいのかくらいは理解してあげて「ああ、なるほど!」というくらいに愛想笑いをしてあげると今後の関係にいいきざしがあるでしょう。
できることなら「またくだらないこと言ってる」という態度は出さないであげていただきたいものです。
本記事が誰かの参考になれば幸いです。