ナタデココというものをご存じでしょうか?おそらく名前を知っているからこそご覧になっていただけているのかと思いますが、かつてメディアがこぞって宣伝し、流行を巻き起こした食材です。
見た目はプルプルとした寒天やゼリーといったもので、食べると弾力がありイカのような食感のナタデココ。
しかし、一度はブームになったものの、ナタデココとは一体どういうものなのか?ナタデココとは?という人は多いのではないでしょうか。
いまやメディアではほとんど宣伝されなくなったので、当時の流行を知らない人は余計にどういったものか知らないかと思います。
下火にはなってしまいましたが、実はカロリーも低くダイエットにも最適な食材なのです。
今回は、そんなナタデココについてお話をしていこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
ナタデココとは?ダイエットに効果的なの?
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すでに時は流れ、かつて(平成5年 1993年)大ブームを巻き起こしたナタデココ。
柔らかそうでありながら、噛むと程よい弾力で不思議な食感で多くの人が流行に乗るように買って食べていました。
もちろん、ブームは一時的で必ず過ぎ去るものですので、かつての熱はなくなりましたがいまでも商品としていくつも出ているということは、いまだに当時ナタデココを好きになった人や、新たに好きになった人がいるということですね。
そんな一過性の流行じゃなく、いまも商品として残り続けるナタデココとはどういったものなのでしょうか?
結論からいうと、ココナッツの実を原料として、少し手を加えたものがナタデココとなります。
どのように手を加えるのかは後述するとして、イカの刺身のような独特の食感をもたらすこのナタデココは、ほとんどが菌の合成するセルロースになります。
いってみれば、キノコの付け根にあるイシヅキのようなものといっていいでしょう。
下記の成分表を見ておわかりになるかと思いますが、カロリーも少なく、ほとんどが水分です。
ナタデココ100gあたりの成分表(抜粋) | ナタデココ |
エネルギー(カロリー量) | 73㎉ |
水分 | 79.7g |
炭水化物 | 20.2g |
食物繊維 | 0.5g |
実は原料の段階では水分がほとんどですが、加工段階で砂糖などが加えられて糖質(炭水化物)が増えてしまっているようです。
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それでも、かなりヘルシーでいて、意外とお腹に溜まるので軽く食べる分にはお米の半分くらいのカロリー量ということもあり、ダイエット中に食べるものとしてふさわしい食材といえるでしょう。
とはいっても、甘味のある何かと混ぜて食べるとカロリーが跳ね上がってしまい、意味がなくなってしまうこともありますので工夫が必要となってくるかと思います。
ちなみに、ナタデココ一粒あたり3g程度の重さなので、一粒換算であれば約30分の1程度のカロリー(2~3㎉程度)となります。食べ過ぎない程度に量を調整するのもいいでしょうね。
ナタデココってどうやって作られるの?
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では一体、ナタデココってどうやって作られるのでしょうか?
原料はココナッツの実といいましたが、果肉の部分を加工すると想像しているのでしたらそれは間違いです。
ココナッツというのは、固い殻の中に果肉と液状のココナッツ水が入っています。利用するのはこのココナッツ水なのです。
「えっ?」
とここで思った人もいるかもしれませんね。果肉どころか固形状の物ではないのですから。
このココナッツ水に水や砂糖を加え、酢酸菌の一種であるアセトバクター・キシリナムという菌を加えて発酵させます。
すると、表面に膜ができていて、2週間程度経つと15mmほどに厚くなってきます。
もうお分かりかと思いますが、これがナタデココです。
この段階ではまだ、ただの膜でしかありませんが、日本で出回っている商品はこの膜を食べやすく切って、酸を抜いてシロップにつけたものです。
この過程で、砂糖やシロップが入るからこそ糖質が含まれてしまうのですね。
まとめ
さて、ナタデココについてまとめてみました。
加工段階で糖質分が入ってしまいますが、それでもかなりヘルシーな部類のものではないでしょうか。
ダイエット中に朝食としてヨーグルトなどに混ぜて軽く食べるくらいでも一食分のカロリーはかなり抑えられるのではないかと思います。
本記事が参考になれば幸いです。