就職活動・転職活動で必ずあるのが『面接』です。
そのときの態度、印象などから多くの場合は合否が決まるといって過言ではありません。
しかし、日本企業の面接ではちょっとした仕草がマイナスになり、それしだいで不採用になることが少なくありません。
今回は、そんな面接時のNG行動についてお話をしていこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
転職を一番考えるのは20代かと思います。
会社というものは入社してみないと良し悪しなんてわからないもの。
自身に合わない、ついていけないと思っていたら若いうちに転職して落ちつける会社を見つけましょう。
特に20代であることは大きな武器となり、経験なんてなくても多少のことならマイナスにはなりません。
かといって、様々な年代の人が転職活動をする主戦場で戦うのも不安ですよね。
だから、若年層特化の転職サイトを利用してみませんか?
20代の若い人を積極的に採用したい会社の求人を集めているので、本気で転職したいのなら登録だけでもしてみることをオススメ致します。
面接で絶対にしてはいけないこと!
海外の企業であれば、人間性よりも実力重視の比率が高く、必要なスキルさえもっていればそれだけで採用される確率は日本よりも高いでしょう。
しかし、おそろしい程に『和』を重んじる日本人は実力よりも本人の人間性や、その人物そのものを高い比重で評価します。
右に倣えというべきか、昨今の若い人が創るベンチャー企業であればいざしらず、古い体質の企業の面接ともなるといかに常識にあてはめてマイナス点がないかで判断し、プラスの材料として経歴やスキルなどを評価する傾向が強いといっていいでしょう。
要は、社会人としてのマナーや常識があるかないかが採用の合否を決めるということですね。
確かに緊張してしまい、うっかりということは誰しもあることです。
それでも特に第一印象で失敗してしまうと、もうその会社で内定をとるのは諦めた方がいいかと思います。
よく就職活動の面接で「第一印象が最も大事」と言われたりしませんか?実はこれ、比喩でもなんでもなく、とても重要でいて必ず取り入れなければいけないのものなのです。これがビジネスや婚活においても同じだといえます。なぜ人間の第一印象[…]
そして、面接時に絶対にしてはいけないことがまず2点あります。
それは、
- 時間を守らない
- あいさつをしない
このふたつです。
・時間を守らない
決められた時間を守らないというのは完全に論外です。
相手も忙しい中を求職者に時間を割いているのに、待たせるということは相手の時間を奪うのも同然。そして、その後に他の人の面接予定があるのであれば、遅刻したことで自分のPRする時間も圧迫するということ。
たった1分の遅刻でも印象が悪くなるのは避けられないでしょう。
わずかにでも遅れる、あるいは遅れそうな場合は必ず連絡を入れることが大事です。
ちなみに、早ければいいというかというとそうではありません。
ときおり、15分から30分近くも前にくる求職者がいますが、ハッキリ言って会社としては大迷惑です。
なぜなら、まだ準備を整えていたり、事前にトイレを済ませておきたいなど面接担当者側もやるべきことがあるからです。
予定時間の「5分前」が一番最適な時間となります。
・あいさつをしない
あいさつができないのも論外もいいところです。
少なくても面接官には「宜しくお願いします」「本日はありがとうございました」のふたつは常識として当たり前のことですので、忘れてはなりません。
緊張するのはわかりますが、たったそれだけの言葉が出ない人も時折いますので意識して挨拶は徹底するべきです。
椅子につくときも「失礼します」とか面接前に「本日はお時間いただきありがとうございました」などできれば礼儀ある人間であると印象がつけられます。
そして、可能であればすれ違った人に「おはようございます」「こんにちは」などの挨拶を会釈で構わないのでするようにすると、対人関係もそつなくできる人であるという印象が与えられます。
というように、まともな挨拶もできない人はそもそも社会人として失格ですので、採用される確率は限りなく低いかと思われます。
マイナスになる採用面接の仕草
さて、ここまでのものは絶対にNGとなる行動です。
とはいっても、さすがに時間を守らない、挨拶もできないという人間はそもそも社会人としてどうかと思いますので、そうそうそんな人もいないでしょうし、このふたつは就職対策の面接本などでも当たり前に言われていることです。
ここからは、一発でNGとはならないまでも面接官の印象を悪くしておそらく内定には至らなくなってしまう面接時の仕草についてご紹介していきます。
意識しなければならないところですので、内定をとりたければ気を抜かないようにしないとなりませんね。
・メモを取らない、質問もしない
面接官がせっかく仕事や会社のことを話してくれているのに、まったくメモを取らないとただボーッと聴いているだけのやる気のない印象に見られがちです。
何社も受けているうちの一社で内定して入社しないのなら今は大した興味がない、と思うでしょうが何もしないとそんな感情を見透かされがちです。
仮にそう思っていても、少しでも入社したいという心があるのならメモを取る素振りはみせましょう。
それと、まったく質問がないというのもよくはありません。なぜなら、理解していない。興味がないからこそ質問すらないと思われてしまうからです。
メモを取り、扱っている商品や仕事内容、求人の条件など疑問点があれば積極的に訊くようにするとマイナスどころかやる気のあるプラスの印象になる可能性もあるのがメモと質問です。
・PCや携帯端末でのメモ
メモ繋がりでもうひとつ。最近では、ノートPCや携帯端末を持ち込んで突然メモを始める人が増えてきました。
時代の流れでメモの媒体が代わってきたということではありますし、気にしない人は気にしませんが、全員に受け入れられるかというと違います。
相手によっては違和感を与え、ビジネスの場ならともかく就職面接でそんなものを持ち込むなんて!と思う人もいまだ少なくありません。
そもそも、ビジネスの場でも突然充電がなくなったり故障したら利用できなくなる端末を嫌がる人も多いのです。
なので、無難なのは紙の手帳やメモ帳で書いてから後で書き直すといった方がいいのかもしれません。
あるいは一声かけて許可を取るようにしましょう。守秘義務の観点から社内で録音などをされるのを嫌がる会社も中にはあるので、録音をしない前提であってもNGとされる会社も少ないですがあります。
紙媒体の手帳の方が一般的にはまだまだウケがいいのは確かでしょう。
が、1900年代と違って下記のようにシステム手帳も当たり前の時代ですので、古い考え方の人が辞めてもう少し移り変わればこちらが当たり前になるのかもしれませんね。
・筆記用具で遊び始める
本人のその自覚はなくても、普段からペン回しなどを癖でやってしまう人は非常に注意です。
他にもカチカチと意味もなく音を立てたり、メモをしていると思いきやおかしな記号などを書き始める人などもいます。
この時点で大人しく話を聴いていられない集中力のない人間であるということで大きなマイナス評価へと繋がってしまうことは間違いありません。
だって、大事な採用面接の場ですらやるのですから、ビジネスの場でも同じことをやることは明白だからです。
どうしても態度の悪い人間にしか見えませんので、無意識とはいえそういうことをしてしまう癖がついているのであれば意識的に矯正するべきでしょう。
・相手の目を見ない
面接官と話をする時に相手の目を見て話さないのは、会話をする気がない、聴く気がないと捉えられてしまいマイナスでしかありません。
この辺りは、子供でも知っている会話の常識なので言うに及ばずかと思います。
相手の目といっても、さすがに目を合わせたまま見続けるというわけにはいかないですし、互いに集中ができません。
ですので、目のわずか下の相手の頬のあたりに視線を向けるくらいがちょうどいいでしょう。
ちなみに、複数人の面接官がいる場合があります。一番話をする人が採用の決定権をもっているとは限りませんので、まんべんなく視線を向けるようにすると印象はよくなります。
・姿勢を崩してしまう
面接となると、最初はビッと背をただしてよい姿勢であることを最初は意識するものです。
しかし、時間が経つにつれて会話が増えるにつれて姿勢が徐々に崩れてしまう人が多くなります。
おそらく緊張が会話していることによって解け、少しリラックスしてしまったことで普段の崩した姿勢が出てしまったのでしょう。
しかし、これは短い時間でも集中できないのか、とかだらしない姿勢で顧客とも商談をするのか、などマイナスポイントになってしまいます。
気が緩むとやってしまいがちなのは、背もたれに体重をかける、ひじ掛けにもたれかかる、腕を組む、足を組むなどですが非常に失礼な態度です。
気さくなように見えても、面接官はしっかり相手を見ています。むしろ、あえてそういう態度をとって試す面接官もいます。
面接の最初から最後まで、適度な緊張状態は保持しなければならないでしょう。
・状況や相手によって態度が変わる
最後に、意外とよくいるのが相手や状況によって態度が変わる人です。
たとえば、面接官にはいかにもちゃんとした腰の低い態度を取りつつ、お茶を淹れてくれた女性にはお礼もいわない、会釈もしない、最悪なのは横柄な態度に出る人です。
他にも、相手が年下の面接官だからと礼儀を失する人もいますが、明らかに人間のたかが知れてみっともない態度ですので、誰だってこんな人間と一緒に働きたいとは思えないでしょう。
一次面接では謙虚、しかし最終面接までいくと内定を確信してやけに大きな態度をとる人もいますし、学歴自慢やスキルの自慢が始まってしまう人も。
自分に自信を持つことはいいかもしれませんが、過剰になれば自意識過剰な謙虚さを失った人間となってしまいます。
そんな他人のくだらない自慢話を聞いて気持ちいい人間はそうそういません。
ですので、常に態度を崩さずに礼儀を失さないようにしなければ、内定の獲得には程遠いのかなと思われます。
まとめ
さて、就職活動の不採用理由についてまとめてみました。
人材不足が騒がれている昨今ではありますが、ここにあげたように面接にあたって『まともな態度ではない人間』をいくら困っていても採用はなかなかしないでしょう。
入社させるということは、会社にとって雇用の義務が発生するわけで、その人間がろくでもないことをしてもなかなか退職はさせられません。
だからこそ、面接官は厳しく態度や仕草からおかしな人間ではないか、一緒に働いて問題ない人間かを見極めるのです。
日本人は自意識の強い人間より謙虚な人間を好む傾向がありますので、内定を取りたいのであれば無意識にここにあげたことをしてしまっていないか、考えてみるといいかと思います。
本記事が参考になれば幸いです。