ちょっとテレビをつけてニュースを視ていると、毎日毎日くだらないことで事件を起こして報道される人がいます。
体がぶつかった、とか目が合った、とか少し気に食わないことがあるとすぐにキレて攻撃的になり、事件を起こす人がいますよね。
さて、なぜこのような事件をおこす人が多いのでしょうか。その原因は子供時代にあるのかもしれません。
心理的な面から少し解説をしていきたいと思います。
手柄は自分のもの。失敗はすべて他人のせい。そういった性格の悪い人が世の中結構存在します。他にも、自分の不注意で落ちていたものに足を躓かせただけなのに、「こんなのが落ちているのが悪い!」とひとりで激怒するような人もいますよね。[…]
よくキレる人はどんな心理なのか!
さて、世の中にはやけに攻撃的で仮に偶然でなくてもすぐに攻撃行動に移るという人が案外多くいるかと思います。
いわゆるキレるというものですね。
ただキレて怒り散らすだけであれば、不快なだけで済みますが結果的に口論・暴力・傷害など最悪は殺人事件へと発展してしまうということも報道されているニュースを視ているとどこかしこで悲しいかな起こっています。
そういう人達の思考回路ってどうなっているんだろう?そう疑問に思ったことはあるかと思います。
端的にいえば、
相手から受けた行為をすべて悪意や敵意だと考えているから
なのです。
まあ、まさに厄介な人ですよね。そしてこれを「敵意帰属バイアス」と心理学上では呼ばれているのです。
これが強い人は相手に敵意があろうがなかろうが関係なく、敵意で返すような人でよくキレるのでたびたびもめ事を起こし、認知が一般的な人に比べると歪んでいる為に犯罪に走る傾向にあります。
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攻撃性は子供の頃の教育で変わる!
では、この『敵意帰属バイアス』ですが実は生まれつき誰しもが大なり小なりもっているものなのです。
つまり、生まれついてこの攻撃性が強い人と弱い人がいるということですね。これも弱肉強食に関わる生存本能といえばそうなのかもしれません。
幼稚園でもすぐにトラブルを起こす子供と、そうでない子がいることから「そういわれたら」と思うところがあるかと思います。
ですがこれが強いまま大人になってしまっては、周囲とうまくやることができず一歩間違えれば犯罪者になってしまう可能性があります。
だから、子供の頃からの矯正が必要であり、親が気付いてあげる必要があるのです。
ちなみに、この敵意帰属バイアスは子供が成長するにつれて社会性をもってくると徐々に減少していくものなのですが、攻撃性が強すぎる子は元が大きいので自然と減少しきるようなことができません。
だから親のしつけがもっとも重要で、子供が攻撃的になったときに必ず相手に悪意がないことを説明しなければならないのです。
最近では『叱らない教育』や『自由奔放な育て方をしている』と勘違いした親が責任を放棄してまともなしつけをしていないことがままありますが、それではいずれ子供が犯罪者になってしまいかねません。
別に都度叱る必要はありませんが、注意・説明をすることでこの敵意帰属バイアスというのは減少していきますので、必ず親が適切なしつけをする必要があるのです。
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大人になり、すぐにキレる自覚がある人はどうすればいいの?
この敵意帰属バイアスが減少しないまま大人になってしまい、自分で分かってはいるけど止められない。あるいは、うっかりすぐに怒鳴ってしまい後から自己嫌悪を繰り替えす人もいるでしょう。
いきすぎてしまう場合は、何らかの病気が潜んでいる可能性もありますので医師の診断などを一度受診することをオススメします。病気でないとすれば、あるいはカウンセラーなどもいいでしょう。
ここでは、自分で自覚をしているうえでの対処の提案をしていきたいと思います。とはいえ、単純なことです。
- 6秒待つ
- わざとじゃないと思いなおす
のふたつだけです。
まず、人間の怒りのピークってどれくらい持続すると思いますか?実はたった6秒で頂点に達するのです。
つまり脊髄反射的に敵意を向けてしまう人は、怒りがピークの時に発してしまうのですね。
クレームだって同じです。6秒とは言いませんが、時間の経過と共に落ち着いてくる傾向にありますので、待たせ過ぎない程度に適度に時間を置くと感情的にならず冷静に話をすることができます。
要するに怒りというのは6秒でピークに達し、その後は減少していくというものです。
だから、すぐに敵意を向けてしまう人はまず『6秒だけ待つ』ということをしてみるといいでしょう。
そして、日常生活をおくっていると偶然ということはよくあるものです。いちいち、相手に悪意を向けて何かをするような暇な人はそんなに多くはいません。
ですので、この6秒待った後には『わざとじゃない』という可能性を意識的に考えるようにしましょう。そうすることで無用なトラブルは避けることができるようになります。
他人の言動を悪く取るような自覚の人は「勘違いかも」と一度冷静に考え直すことが重要ということですね。
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まとめ
さて、すぐキレる人の心理と子供の頃の矯正の大切さをまとめてみました。
我慢がきかず、すぐにキレるような人って他人から見ていて厄介ですよね。子供の頃にもそういう子って結構いたのではないかと思います。
究極的にいえば、親のしつけしだいで将来の犯罪者がうまれるか、そうでないかが決まるのではないでしょうか。
自分の子が犯罪者にならない為にも、しっかりとしつけはしなければなりませんね。
本記事が何らかの参考になるのでしたら幸いです。