登山やキャンプといったアウトドアがブームとなり、新しくキャンプを始めるという人も多くなっているかと思います。
実際、キャンプ場は休みになると人が多く集まっていて混雑しているところもある様子。
区画サイトのキャプ場であれば、予約制で最初から場所が決まっていますし、余程酷い場所ということはないでしょう。
一方で、フリーサイトのキャンプ場の場合は早い者勝ちにてテント設営場所が決まってしまいます。
キャンプ初心者であれば、どこにテントを設営した方がいいのか。あるいは、どんな場所に設営するとよくないのかあまりわかってない人もいるのかなと思います。
今回は、テント設営場所でこんな場所はキャンプに向かないということでお話をしていこうと思います。
本記事が参考になれば幸いです。
テントの設営場所は平坦な見晴らしのいい場所!
改めて、キャンプ場がフリーサイトの場合は自分で場所を選んでテントなどを設置して過ごすことになります。
キャンプ場選びから始め、色んな道具を揃えたりキャンプ場の情報を集めたり当然ながらすることでしょう。
キャンプをしてみたい!でも、最初はどういうキャンプ場を選べばいいのかわからない。どのようにやればいいのかわかっていない、という人が多いかと思います。それに、昨今のキャンプブームも相まって、連休などキャンプに最適な時期や日の並びは完全[…]
しかし、どのような情報サイトを見てもなかなかエリア内のテント設営向きではない場所の情報というものはないと思います。
まあ、そりゃあ自然の中ですから色んな場所もあるでしょうし、広い場所の中から自分の快適な場所を見つけるのもフリーサイトでのキャンプの楽しさでもあります。
一般的に、良い場所といわれているのは平坦で見晴らしのいい場所です。フリーサイトの場合は、とりあえずこういった場所を優先して選ぶ方がいいかと思います。
特に平坦というのは重要で、斜めになっている場所や石がゴロゴロあるような場所で落ち着くという人はそれなりに特殊な人ではないかと思います。
もちろん、季節性を考えるなど何も考えずに設営してしまうと気づいた時には後から来た人たちにいい場所を取られて移動もできなくなってしまうでしょう。
そういうことにならない為にも、いくつかこんな場所に設営しない方がいい!というチェックポイントをあげてみましたのでご参考ください。
こんな場所にはテントを立てないほうがいい!注意ポイント!
では、テントを立てるのを避けた方がいいという場所をいくつかあげていきましょう。
こういったことは簡単に頭に入れておくだけで違いますので、設営場所の選択肢を考えるひとつの参考としていただければと思います。
・トイレの近く
お花見などでも、もっとも避けられる場所ですよね。
確かに近いと便利ではありますが、その反面、誰もが生理現象で利用する場所ですので人通りが多くなり夜でも人の気配を感じて落ち着きません。
臭いが湧き出るようなこともありますので、トイレの場所から近い場所は避けておいた方が無難です。
・傾斜のある場所
チェアや調理台など不安定になってしまうのがネックとなるのが傾斜のある場所でしょう。そうそう選ばないとは思いますが、可能な限り選びたくはない場所ですよね。
実は設営時も立っていると意外と微妙な傾斜程度なら気が付かなかったりします。
しかし、こういった場所は寝転がってみるとわかります。斜めになっているとどこか落ち着かず、寝心地も悪いので違和感を感じたらやめておいた方がいいかと思います。
・他のキャンパーのすぐ近く
余程混雑でもしていない限りは、他のキャンパーの近くに設営するのはできるだけ避けましょう。
先にきている人はすでにプライベート空間をそこにテントを立てるという形でつくっています。誰だって、ずけずけとそんな空間に入られたらいい気分はしません。
混雑している状況で誰かの近くで設営しなければならないことになってしまったときは、設営の際に視線が合わないような工夫が必要になってきます。
互いに配慮した適度な距離感を保ち、お互いのプライベート空間の邪魔をしないようにしましょう。
・通路の近く
当たり前ですが、通路の近くは人通りも多いので誰かの喋り声や車の音などでゆったりとは落ち着きませんので避けておくのが無難です。
仮に人の声がしなくても、誰かが歩けば気配を感じます。
まったく気にならないという人であればいいですが、他人の気配に敏感だったり気になるという人は、せっかくのアウトドアキャンプがのんびりできなくなってしまいますので、通路側にテントを張ることはしないようにしましょう。
・風の通り道
建物の間や、木々の間など風が吹き抜けていくような場所は避けるべきでしょう。
そもそも、設営をするときに強い風が吹けば軽い物は飛ばされるわ、テントは風にあおられるわで大変な目にあいます。
それに風が吹けばその分、寒かったりするので夏場はまだしも季節や気温によっては過酷な環境になってしまうといえなくもありません。
・水が溜まりやすい場所
雨が降ると水が溜まりやすくなってしまう窪地などは避けた方がいい場所です。
水が流れた痕跡があったり、そもそも粘土質の土ですと雨などが降れば容易に水たまりができてしまう場所であると考えられます。
ペグなども固定が甘くなってしまい、トラブルの元です。
夜中に雨なんて降られたら悲惨なことになることは簡単に想像できますので、最初からこのような場所への設営はしないようにしましょう。
・川の中州
川沿いでキャンプをする場合、中洲でキャンプするようなことは絶対に避けなければいけません。
大雨が降ってきたり、あるいは上流の方で大雨になったりすると川はみるみるうちに増水していき、帰る道を失って取り残されてしまったり、最悪流されてしまうようなことがあります。
たまにニュースでBBQをやっていた若者が中州に取り残されて助けを求めているというのがありますが、それと同じ状況になります。
危険なので、いくらいまが安全でも中州でキャンプするのはやめましょう。
・夏場の日射しがあたる場所
いくら平坦で見晴らしのいい場所でも、夏場のキャンプで強い直射日光が当たる場所はやめた方がいいです。
というか、完全にサウナ状態になるので熱中症の危険がでてしまいます。
せめて木陰などの日射しが遮れるような場所で設営するべきでしょう。
ちなみに、夏場じゃなくても日焼けはしますのでUV対策などは常にしておいた方が無難です。
まとめ
さて、キャンプ初心者のテント設営場所の注意点についてまとめさせていただきました。
ここであげたように、テント設営場所によってかなり良し悪しが変わってきます。
少し意識するかしないだけで快適さが変わってきますので、早めにいい場所を確保するようにしましょう。